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クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!

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評価/★★★★☆(64点)

【映画パンフレット】 『映画クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』 出演(声):矢島晶子.ならはしみき.藤原啓治

制作/ シンエイ動画
監督/橋本昌和
声優/矢島晶子,中村悠一,早見沙織ほか

あらすじ
春日部で行われているB級グルメカーニバルに行くことになったしんのすけとカスカベ防衛隊は、謎の女性・「しょうがの紅子」からとあるソースをカーニバルに届けることを頼まれる。

ソース!焼きそば!ソース!焼きそば!ソース!

本作品はクレヨンしんちゃんとしては21作目の作品。
夕陽のカスカベボーイズ以来、カスカベ防衛隊が主軸となる映画である。

基本的なストーリーはコメディ。
春日部市で行われているB級グルメカーニバルに行くことになったカスカベ防衛隊。
しかし、その頃、B級グルメカーニバルではB級グルメを認めない
A級グルメ機構が襲いかかっていた・・・
という所からストーリーは始まる。

序盤は若干テンポが悪い。
かすかべ防衛隊がB旧グルメの会場に子どもたちだけに行くことになるのだが、
その道中で襲われているB級グルメの人達を助けることのできる
「秘伝のソース」を美人な女性から預けられることになるのだが、
それがきっかけでかすかべ防衛隊がA級グルメ機構から狙われてしまい、
更には乗るバスまで間違えて春日部市の辺境まで行く。

流れとしては悪くはないのだが、この作品の話は非常に単純で
「ソースを届ける」「焼きそばを食べる」というかすかべ防衛隊の話であり、
敵の過去なども描かれるが、他のストーリー展開はほぼ無い。

しかしながら、ストーリーをスッキリとさせたことでギャグが光る(笑)
かすかべ防衛隊が主人公ということで、
子どもたちの目線で変態ちっくなA級グルメ機構の幹部をやっつける展開は
子供ならではの戦略?(笑)でテンポよく思わず笑ってしまう戦闘シーンだ

また春日部の山の中で子どもたちが迷ってしまう展開は思わず笑う。
特に映画だと本性が描かれまくる「マサオくん」は完璧にギャグ要員であり、
持っている食料品を持ち寄ろうとした時に1人だけビスケットを1枚隠していたり、
吊り橋が落下した時は1人だけ猛スピードで逃げ出したり(笑)、
最終的にはしんのすけに「世の中の悪いことの全てはまさお君のせい」という
ある意味での名台詞も生まれ、彼の活躍ぶりは爆笑してしまった。

更に作画。
今回のクレヨンしんちゃんの映画は「動きまくる」展開が多く、
スピード感のあるシーンや大胆なカメラワークやわざと作画を崩した演出など
絵的にみて動く、動く、動く。このスピード感あるアクションシーンの数々は
等身の低い子供キャラだからこそ出来るシーンばかりで、
映画という大きなスクリーンで見ても遜色がなく、動きで笑えるシーンも多い。

本作品は登場人物が少ないことで、物語がスッキリしている。
かすかべ防衛隊を主軸に置き、
しんのすけの両親である「みさえ」と「ヒロシ」の活躍を適度に描き、
敵のボスの過去と、B級グルメの親玉的存在な「ケンさん」を描写する。

他にも敵の幹部などもいるが、キャラ描写はそこまで深くはなく
あくまでストーリーをささえるため、
あくまでもギャグ要因として配置されているキャラも多く、
何も考えずにすっきりと見れるストーリー展開だ。

そして終盤。
かすかべ防衛隊だけで鉄板、焼きそばを作るというシーンが有る。
このシーンが本当にいいのだ。
子どもたちだけで歌いながら鉄板の上に豚肉を引き、野菜を入れ、麺を入れ
最後に「秘伝のソース」を入れ、音とその香りに酔いしれる。
B級グルメを認めなかった敵のボスが思わず口を開けてしまうソースの魔力。

ソースの魔力は見ているこちらにもヨダレが垂れるほど伝わってくる。
スクリーンからソースの匂いが漂ってきそうなほど、食欲をくすぐられるシーンだ。
出来上がった美味そうな焼きそばは思わず帰りのスーパーで
焼きそばの麺を買ってしまいたくなるほどだ
ちなみに私の今日の夕飯は焼きそばだ(笑)
この作品を見て焼きそばを食べたくならない人は居ないはずだ、

しかしながら、気になる部分もある。
1つは痛烈なA級グルメ批判、キャビアがしょっぱい、トリュフが汗の匂いなど
子供だから仕方ない部分はあるもの、三大珍味やA級グルメを旨いと言うシーンはほぼ無く
A級グルメを批判する内容になってしまっているのは残念だ。

オトナ帝国じゃないが、ヒロシやみさえなどの大人がA級グルメにハマってしまうような
子供が食べても旨くないが、大人が食べて、
旨さに酔いしれるようなシーンが有っても良かったはずだ
あまりにもA級グルメの料理が下げられてしまっているのは残念。

更にB級グルメと謳っているが、確かに串かつなどの描写はあるものの
「焼きそば」以外のB級グルメにはほとんどスポットが当てられておらず、
せっかくのB級グルメがハイケに隠れてしまったのは残念だ。

全体的に見て気になる部分はあるものの、純粋に爆笑できるアニメ映画だ。
かすかべ防衛隊が「焼きそば」を食べたいがために敵を倒し、
「焼きそば」を食べたいがために森の中を突き進む。
最後にはみんなで作った焼きそばを泥んこまみれになりながらすする。
見ている人の夕飯が強制的に焼きそばに決まってしまう映画だ(笑)

「オトナ帝国」「戦国大合戦」以降、どこか迷走を続けていたクレヨンしんちゃん映画。
しかしながら、今作でしっかりと原点に戻り、
「クレヨンしんちゃん」という作品はギャグアニメなんだ、
「クレヨンしんちゃん」という作品はA級の名作ではなくあくまでB級の中の名作、
「クレヨンしんちゃん」という作品は笑えればいいんだ。

そういったクレヨンしんちゃん本来の魅力である「笑い」と
豊かで独特で愛着のもてるキャラクターがストーリーを作る。
クレヨンしんちゃんらしい映画になっていた。

更に原点回帰という意味では「オカマ」の復活だろう。
昔のように露骨なオカマではなくなってしまったのが残念だが、
オカマ、ヒロシの靴下、アクション仮面など、
昔からクレヨンしんちゃんの映画を見ている「大人」も、
あぁ~クレヨンしんちゃんの映画にはやっぱりこの要素だよな!と感じさせる内容だ。

本作品は名作ではない、しかし、本作品は傑作だ。
見た後に「あ~面白かった!焼きそば食べたい!」と
このくらいの感想しか浮かばないが、逆にそれがいい。
ここ10年のクレヨンしんちゃんの中では間違いなく1番の面白い。
ヤキニクロード以降、久しぶりに素直に「面白かった」と言える作品だ

来年以降の映画も楽しみにしたい、来年もしんちゃんの映画を見たい。
そう感じさせる作品でした。
ここ最近の「クレヨンしんちゃん」映画にがっくりしていた人も是非、
騙されたつもりで映画館へ行ってほしい、きっと見た後に焼きそばを食べたくなるはずだ

最後に・・・
ソース!焼きそば!ソース!焼きそば!ソース!焼きそば!!ソース!焼きそば!

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