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そこからの明日。

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      2016/06/29

評価/★★☆☆☆(25点)

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質アニメになれない雰囲気アニメ

本作品は日本アニメーター見本市という企画の中の1本
監督は林明美、制作はスタジオカラー
作品は下記URLから見ることができる
http://animatorexpo.com/tomorrowfromthere/

見出して感じるのはおしゃれ感だろう。
彼女が住んでいる家や傘などに焦点を当ててつつ、
彼女の周辺の小物やバイトをしている状況などを描きつつ
セリフや説明が全くない状態で「彼女」のキャラクターを見ている側に理解させる。

たまご型のスマートフォンや透けるモニターのノートパソコンなど
若干近未来を感じさせる小物をさらっと出すことで
現代的な舞台設定なのに少しだけ不思議な雰囲気が出ており、
建物の独特なイルミネーションやデザインや
彼女が迷い込んだ「不思議な世界」のデザインが印象残る。

ただ、はっきりいってそれだけだ。
この作品はアニメではあるものの「音楽PV」のような作り方をしており、
確かにメインとなるストーリーはあり「主人公」の状況やその状況の変化など
セリフがなく見ているだけで理解させる描写は素晴らしいのだが、
流れている音楽と相まって「PV」な感じが物凄く出てしまっており、
おしゃれで綺麗なアニメではあるのだが、それだけで終ってしまっている印象だ

全体的に見て今までの日本アニメーター見本市の作品の中では
小さくまとまってしまった作品だなという印象だ。
これまでは明らかに5分の尺では描けないような世界観の話や
エロティシズム、癖のある作画など5分尺の作品とは思えない作品が多かった

しかし、この作品は「5分」尺に綺麗にまとまりすぎていて逆につまらない。
同じ日本アニメーター見本市の作品で綺麗にまとめているのは
「西荻窪駅徒歩20分2LDK敷礼2ヶ月ペット不可」だったが、
あの作品は5分アニメとして完璧な作品だった、
この作品は優等生な感じは出ているのだが、完璧ではない。

もちろん、この世界観が好きな方は居るだろう。
可愛らしく爽やかな背景や小物の描写と音楽、
小気味よささえ感じるストーリー展開は気持ちのいい作品だ。
あえて終盤でSEをいれ、最後の最後で主人公にセリフを言わせるという構成も悪くはない。
だが、悪くはないだけでそれが物凄くいいわけではない。

いわゆる雰囲気アニメになってしまっている感じが強く、
もう少し癖を出してもいいんじゃないか?もう少し遊んでもいいんじゃないか?という
部分が多く、色々な部分を手堅く真面目に作りすぎている印象だ

個人的にはガジェットの描写が物凄い良かっただけに
SF作品のほうがこの監督にはあってるんじゃないのか?と感じてしまった。
キャラクターの動きや可愛らしさも感じるだけに音楽PVアニメではなく、
林明美監督のもっと違ったテイストの作品が見てみたいと感じる作品だった

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