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このスリッパが防弾でよかったぜ・・・「緋弾のアリア」レビュー

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      2016/05/20

評価/★☆☆☆☆(17点)/全12話
緋弾のアリア Bullet.1(第1話) [レンタル落ち]

あらすじ
Eランクの武偵間宮あかりはSランクの神崎・H・アリアの戦妹(アミカ)となることを志願し、課題をクリアしその座を勝ち取る。直後、あかりを溺愛する友人・佐々木志乃の横槍が入ったものの、なんとか事態は収拾される。そんな中、休日にあかり、志乃、火野ライカの3人が出かけたホテルで誘拐事件が発生する。

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このスリッパが防弾でよかったぜ・・・

原作はライトノベルな本作品。
監督は渡部高志、J.C.STAFF。
なお、2011年に放映された作品だが、2015年にスピンオフ作品がアニメ化された。

開始のモノローグで
「空から女の子が降ってくると思うか?」
というセリフが出てきた時点で、この作品への期待感がぐっと下がる。
誰に言われなくても、
この作品はライトノベル原作であることが分かるセリフであり、
ベタベタな感じのこのセリフは見る人を強く選ぶ作品であることが分かる。

基本的なストーリーは一応アクションでいいのだろうか?
凶悪化する犯罪に対抗する武力を持った探偵が存在し、
そのく武力を持った探偵=武偵を育成する教育機関があり、
主人公はそこに通う男子高校生。
ある朝、自転車で登校していると自転車に爆弾が仕掛けられていた
すると空から急に女の子が降ってきて・・・という感じだ

ただこの設定に関しては「普通の高校生にドンパチやらせるための設定」であり
かなり突込みどころ満載の設定になっている。
例えば、主人公達の制服は防弾、逃げ込んだ先にあった跳び箱も防弾、
挙句の果てにはスリッパまで防弾と防弾祭りだ(苦笑)

細かい部分で言えば武偵というのは国家資格らしく、
主人公は武偵育成の学校の生徒なのだが、武偵の資格を持っている。
教育する必要、特訓する必要があるから教育機関に通ってるはずなのに
武偵の資格は持っている。
そもそもの武偵の資格はどうやったら取れるのだろうか?

色々と舞台設定があるのだが、その舞台設定の説明が甘く、
基本設定にある凶悪化する犯罪が物語で描かれていない。
序盤の事件は武偵を狙ったもので、その後の事件も基本武偵関連だ。
一般人がどの程度凶悪な事件に巻き込まれているのか、
その凶悪な事件を武偵がどのように解決されているのかが描かれないのも問題だ。
更には一話から主人公補正が凄い(苦笑)、
というかトンデモ過ぎて苦笑するしか無い。

いきなり性格が変わったかと思えば、銃弾を目で追い避け
何丁もの銃の銃口に弾を撃ち込む。
シティーハンターもびっくりな設定だろう
この主人公が強くなるきっかけ「ヒステリアモード」は
主人公がエロイ気持ちになると発動する。

その設定を利用するため当然、セクシーシーンもあるのだが、
キャラクターデザインのせいでまったくエロくない。
恐らく作画をものすごく良くしても、
このキャラデザで「エロ」さを求めるのは難しいのに、
この主人公の設定のせいでちょくちょくセクシーシーンが出てくるのでたちが悪い。

更には話が進めば進むほど頭がいたい設定が多く出てくる。
敵が出てきたと思ったらルパンの子孫で、実はヒロインはホームズの子孫で、
更に出てきた敵はジャンヌ・ダルクの子孫で更には超能力まで出てきて、
いろいろな設定がごった煮になっている。

そのすべての設定に突っ込みたくなるくらい疑問なところが多く
予想しやすいストーリー展開と相まって「B級」っぽさを感じる。
この誰々の子孫設定は全く必要がない。
無くても全く問題のない設定だと感じる。

普通に先祖の因縁や貴族の生まれという感じでよかったのではないのだろうか?
ジャンヌ・ダルクにいたっては30世と子孫過ぎて、
もう血も薄まってそうだ(苦笑)
根本的にオリジナルの「武偵」以外の要素は典型的なラノベアニメだ。

キャラクターも釘宮理恵演じるツンデレや高橋美佳子演じる幼なじみ、
無口なスナイパーなど典型的すぎるテンプレキャラは
他の作品と比べて「イイ」と思える突出したところがなく、
本作品ならではの魅力的なキャラクターが存在しない。
更にはストーリーのテンポが遅い。

ヒロインが主人公と正式なパートナー関係になるまで5話費やすのは
流石に1つの物語として長すぎる。
本来ならば3話までにライトノベルでいう一巻を終わらせなければ、
ダラダラとストーリーが続いている印象がついてしまい、
王道展開で予測しやすいストーリーは「つまらない」と感じ易い。

その後のストーリー展開も非常に遅く、
だら~っと続いてしまう感じがあり、ストレートにいえば面白くない。
物語の意外性が全く無く、予想通りに進む展開は「王道」では片付けられない。
この王道具合を隠すために武偵やいろいろなとんでも設定があるのだろうが、
うまく絡み合ってるとも言えず、練りこまれた設定とも言えない。

唯一評価するのならばアクションシーンだろう。
拳銃と刀などを生かしたアクションシーンは良く動き、
たまに謎の動きもあったものの、戦闘シーンの良さと脚本のB級具合が
より作品全体をB級な雰囲気に仕上げており、
だが、誰かが死ぬような戦闘ではないので戦闘の質の良さを脚本が潰していた

全体的に見てキャラに萌えられなければストーリー的にキツイ。
キャラクターに感情移入しづらいストーリーはキャラ萌えとしても評価しづらく
武偵のアクションストーリーもアメリカのB級映画のような感じで
突込みどころ満載の「ギャグアニメ」と捉えるなら面白いとも言えなくもないが、
テンポの悪さがそういったB級的な面白さも打ち消してしまう。

ストーリー的には2期の可能性を強く示唆しているが、
緋弾のアリアの緋弾とは?カナとは?と物凄い伏線残りまくりで、
はっきりいって投げっぱなしの部分があまりにも多い。
ぐだぐだのストーリー展開の割に、あまり話が進んでいないのも
フラストレーションが強く溜まる原因になっている。

おそらくはここからストーリー的にも面白くなるはずだ。
しかしながら、だらーっと1クールやってしまったため
面白さが全体的に薄まってしまったような感覚だ。
釘宮理恵さんが隙ならば楽しめる部分もあるかもしれないが、
それ以外には厳しい作品だろう。

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