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見せかけだけの子供だまし「ONE PIECE FILM GOLD」レビュー

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      2017/02/03

評価★★☆☆☆(24点)全120分

あらすじ 新世界で冒険を続ける麦わらの一味が上陸したのは、世界最大のエンターテインメントシティと称される「グラン・テゾーロ」。そこはこの世のものとは思えないほどの華やかな空間で日夜ショーやアトラクションで賑わい、世界中の名立たる海賊、海兵、大富豪が集う世界政府公認の「独立国家」であった。
引用 – Wikipedia


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見せかけだけの子供だまし

本作品はワンピースの劇場映画作品。
ワンピースとしては13作品目、3年半ぶりの映画となる。
監督は宮元宏彰、制作は東映アニメーション。

見出して感じるのは派手さだろう。
タイトルに「GOLD」とある通り、金がテーマと成っており舞台はカジノだ。
冒頭から派手な演出や、ラスベガスのカジノでやるようなショーが展開される。
これが別に面白くない。

ゲスト声優である「満島ひかり」が歌姫(笑)キャラなため、
歌わせて宣伝に使いたかったのは分かるが、
映画の冒頭といういわゆる「掴み」のシーンで、
ゲスト声優を際だたせるためのシーンは微妙だ。

カジノが舞台だからこそ派手なシーンと派手な演出で
賑やかな感じにしたいのは分かるが、
その派手さや賑やかさが直接的な面白さにつながっておらず、
見た目だけで中身が伴っていない。

最初の戦闘シーンも早く動かして派手さを出しているのは分かるが、
妙な「止め」が入って、せっかくの戦闘シーンに引っかかりが生まれたり、
かっこよさを優先するあまり違和感が生まれる動きになっていたり、
派手なシーンのはずなのに演出が弱くて迫力が生まれていなかったり、
見かけだけで、きちんとした「戦闘シーン」になっていない。

ストーリーも脈絡がない。
カジノの街でルフィたちが最初に挑むのはカメ車レース、
このカメ車レースシーンには大量の「ゲスト声優」が演じるキャラが出る、
ゲスト声優に一言二言喋らせるためだけのシーンであり、面白みはない。

あとはカジノの街ということで想像できるだけの
ベタベタなスロットやポーカー、ルーレット、
賭けなどのシーンをダイジェストに流す。

ルフィたちがカジノでギャンブルに挑むという要素を
申し訳ない程度にしか活かしておらず、
あっさり敵の幹部の「触れた相手の運を奪う」という
悪魔の実の能力も晒してしまう。

なんというか、せっかくカジノを舞台にして悪魔の実という
ワンピースの要素があるのに、それを活かさずに、
あっさりと「インチキ」をばらしてしまうのはがっくりだ。
とってつけたようなギャンブル要素を活かしきれておらず、
カジノという舞台を殺してしまっている。

前作の「ONE PIECE FILM Z」と、前前作である「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」
この両作品は私もこの手の映画作品としてはわりと高く評価しているが、
それは決して「子供だまし」ではなかったからだ。

きちんと大人も、子供も楽しめる映画作品になっており、
それ以前のワンピース映画のどこか子供向けだった作風が変わり、
「ワンピース映画」の方向性と面白さが定まったような感じだった。
しかし、今作でまた迷走してしまっている。

見た目だけの派手さ、安易なキャラクターの使い方、
宣伝のために「大量の芸能人を起用」による無駄なサブキャラの数々、
申し訳ない程度に出る「サボ」など、余計要素があまりにも多い。

敵のボスの過去も申し訳ない程度にしか描かれず、
こういった作品で重要な「ボスの魅力」というのがまるでない。
ゲスいボスというだけを貫き通せばよかったのに、
中途半端に同情させようとする過去回想を描くからたちがわるい。

はっきり言えばこの作品は子供だましだ。
ワンピースという作品が好きで仕方ない人ならば楽しめるだろうが、
2時間という尺の中で色々な要素がうまく絡み合っておらず、
ゴチャゴチャしているわりには1つ1つの要素を活かしきれていない。

特に中盤からの「潜入&泥棒要素」など、
これだけで本来は一本の映画作れる要素だろう。
海賊であるルフィたちが「泥棒になる」という要素は
うまく活かせば面白そうなのだが、結局活かしきれていない。
その活かしきれていないもどかしさが2時間つきまとうような感じだ。

全体的に見て残念な作品だ。
ここ最近のワンピース映画はきちんと見れる大人向けの作品が多かっただけに。
それ以前の子供だましなワンピース映画に戻ってしまった。

やりたい要素を2時間に詰め込みまくっていて統一感がなく、
無駄にキャラが多い割には使いこなせておらず、
1つ1つの要素は悪くないはずなのに、その1つ1つの良さを殺してしまっている。

ボスの最後の姿など「安易さ」MAXだ。
確かに超巨大化すれば映画化としての派手さは出る、だが、
同時に超巨大な敵とルフィとの戦いにアンバランスさが生まれており、
安易に巨大化させてしまったために大味な戦闘シーンになっている。

ゲスト声優も流石に参加させすぎじゃないだろうか?
意味のある&必要性のあるキャラも少なく、
宣伝のための芸能人起用のためだけのキャラとシーンが
非常に目立つ作品だった。

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