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シンプルに萌え死にませんか?「OneRoom」レビュー

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評価★★★★☆(64点)全12話

あらすじ 主人公はあなた―――「あにトレ」シリーズ、「枕男子」を手がけたスマイラル・アニメーションのバーチャルアニメ最新作!今度は貴方(One)の部屋(Room)ではぐくむ3つの物語。 引用 – Wikipedia


シンプルに萌え死にませんか?

本作品はTVアニメオリジナル作品。
監督は佐久間貴史、制作は颱風グラフィックス。
1話5分あたりの短編アニメとして放送された

見出して感じるのは可愛らしいキャラクターデザインだ。
アニメというよりはどちらかというとギャルゲーっぽい感じのデザインだが、
キャラデザの原案が変態王子と笑わない猫。などでおなじみの
「カントク」であり、そのカントクの絵がそのまま動いているかのような
素晴らしいクォリティで描かれている
OneRoom
颱風グラフィックスという製作会社は割と最近できた製作会社だが、
このクォリティの高さには驚かされる。
細かい髪の動き、服の皺、背景、きっちりと書き込まれており、
シンプルな設定な世界観の雰囲気作りを後押ししている。

この作品は非常にシンプルだ。
「oneroom」というタイル通り、一人暮らしの主人公の家に
各ヒロインが訪れるというオムニバス形式になっており、
1話5分×4話で3人のヒロインを1クールで描いている。
OneRoom
一人暮らしの家に美少女が訪れる。
このシンプルな設定を広げすぎず、可愛い美少女のセリフや反応などを
しゃべらない主人公目線で楽しめるようになっている。

これでキャラクターデザインが悪かったり、
作画のレベルが低かったりすれば、
シンプルな設定の中での「ヒロインの可愛さ」というのが感じられない所だが、
この作品はきっちりと「ヒロインの可愛さ」をこだわって描いており、
シンプルに女性キャラクターの可愛さを味わえる。
OneRoom
隣に引っ越してきた女子高生、上京してきた妹、主人公の幼馴染。
あるある的かつ男の妄想大爆発なヒロインの設定では有るが、
シンプルであるあるだからこそストレートに作品の世界観に入り込み、
ヒロインの可愛さを楽しめる。
はっきりいって超かわいい(笑)

この作品を見ている間の視聴者の顔は絶対に他人には見せられないと
思ってしまうほど、見ている最中に自然とニヤニヤしてしまう。
1話5分で各ヒロインごとに4話しかないのに、
ヒロインたちの「洋服」もちょくちょく変わり、
女性受けは0かもしれないが、男性ウケ100%な洋服がシンプルにツボに入る。
OneRoom
女性が見るとあざとさ100%で嫌悪感を抱くかもしれないヒロインたちだ(笑)
しかし、男性が見ればそのあざとさ100%のヒロインの仕草やセリフ、
行動の数々がいちいちツボに入る。
主人公の「目線」もリアルすぎる男性目線であり、
もし自分が同じ立ち位置ならそこを見てしまうだろうという生々しさが有る。

セクシー要素も忘れては居ない。
1話5分だからと妥協せずにしっかりとセクシーなシーンを描いており、
ありがちなシチュエーションとフェチズムのあるエロを組み合わせて、
素晴らしいセクシーシーンを描いている。
もうたまらないほどシンプルにエロい(笑)
OneRoom
全体的に見て素晴らしすぎる作品だ。
名作と呼ぶにはシンプルすぎる作品であり、高い評価をしづらい部分はあるものの、
男性向けの「萌え」作品としての描写をあざといなんて言葉を忘れ去ったかのごとく、
高いクォリティで描いており、健全なオタク男子ならば
この作品で悶え死ぬこと間違いなしな作品だ。

ぜひ、ニヤニヤとこっそり楽しんでほしい。
3人の異なるタイプのヒロイン、どれかは必ず気にいるはずだ。
もちろん3人全員気に入る人も多いだろう(笑)
それほど「カントク」のキャラクターデザインのキャラが可愛く、
演じている声優さんたちも妥協のない萌え演技をしている。

各ヒロインごとに専用のエンディング曲まである気合の入れっぷりで、
とてもじゃないが1話5分1クールのアニメとは思えないほどのクォリティだ。
これで原作がソシャゲとかだったら宣伝のためと理解できる作り込み方だが、
そういったものもない。採算がとれるかものすごく心配だ(笑)

本作品はもちろん男性向けの作品だ。しかし、女性の皆さんは期待してほしい。
2017年春アニメではRoom Mateなる女性向け作品が放送される。
男性向けでここまでストレートに萌え死ねる作品を描いたスタッフが、
女性向けでもストレートに女性が悶える作品を作れるのか。
色々な意味で気になってしまっている。
OneRoom
個人的には最初の年下ヒロインがシンプルにかわいくて、
次の妹ヒロインもストレートに可愛くて、
最後の幼馴染ヒロインでさえも当然のごとく可愛かった。
ようは3人のヒロイン全員たっぷり楽しんでしまった(笑)
特に最後の幼馴染ヒロインは反則だ、もう反則すぎて叫びそうだった。

本作の監督である佐久間貴史さんは、
本作品がアニメで初演出、初監督、初絵コンテのようだ。
制作進行でいくつかのアニメをやられていたのは調べてわかったのだが、
Twitterなどもやられておらず、取材なども受けていないようでほとんど情報がない。
初監督でこのクォリティは本当にびっくりだ。

寡黙かつ、淡々と職人のごとく素晴らしい仕事をする佐久間貴史監督の
作品をもっと見てみたい。
期待しています。

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