劇場で見たかったっ!
個人的には久しぶりに見たワンピース、
原作もフランキーが仲間になったあたりから見ていないんですが・・・
いい意味で裏切られました。
本作品はワンピース劇場作品10作目という記念すべき作品であり、
初の原作者・尾田栄一郎によるストーリーということで注目されていました。
ストーリーは、基本的にワンピースらしい冒険活劇。
金獅子と呼ばれた伝説の海賊にナミがさらわれてしまい、
更にはルフィ達は進化し巨大化した生物が住む島に落とされてしまった。
という感じ。
冒頭から「映画」というものを分かっている作りになっており、
巨大な動物とルフィが戦うシーンは迫力に溢れ、
スクリーンをフル活用した動きはみている人を釘付けにしたであろう。
今作の敵である「金獅子」もフワフワの実の能力が名前の割には派手で
ルフィ達を苦しめる。
中盤、ルフィ達一行が金獅子一人に立ち向かい岩に閉じ込められるまでの
圧倒的な差を見せつけられたシーンは少年たちの心を「ドキドキ」させたであろう
まさに、好敵手といわんばかりの強さを見せつけていました。
ただ、前半の強さの割にはラストにルフィのギア3であっさりやられていたのは
何ともいえない感じが残りましたが・・・(苦笑)
2時間という尺を考えれば仕方ないといえば仕方ないかもしれない。
しかし、1シーン1シーンのきっちりと見せどころがあり、
2時間近いストーリー構成を上手く使っている。
レベルの高い作画やアクションシーンはナルトやBLEACHなどを
1枚も2枚も上回った制作の強い意気込みを感じた。
特にこの映画でしか見られないであろう討ち入りシーン。
金獅子のアジトにルフィ達一行が黒服で乗り込み
銃をぶっぱなすシーンは今までのワンピースにはない新たな魅力がありました。
ただ、この映画にも欠点はある。
金獅子の側近が弱すぎる、滑り気味のギャグ、最後のオチの弱さなどなど
若干物足りなさを感じるポイントはあるものの
「映画館」に観に行っても絶対に損はない出来栄えは賞賛に値します。
久しぶりに見た「ワンピース」という作品の魅力をたたきつけられました。
ワンピースという作品を知っている方なら確実に楽しめる作品です。
是非、御覧ください。
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