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劇場版『灼眼のシャナ』

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劇場版『灼眼のシャナ』 [感想

評価/★★★★☆(61点)

劇場版『灼眼のシャナ』 [感想

制作/J.C.STAFF
監督/渡部高志
声優/釘宮理恵,江原正士,日野聡,川澄綾子ほか
全1話


あらすじ

御崎市で平凡な日常を過ごしていた高校生の坂井悠二は“燐子”(りんね)と呼ばれる怪物の出現と共に非日常の世界に巻き込まれ、名も無き少女と出逢った。その名も無き少女は、人知れず人を喰らう異世界人“紅世の徒”を探し討滅するフレイムヘイズの1人。彼女は、悠二が自覚のないまま死んでいることを告げ、訳あって“紅世の徒”から狙われるようになった悠二を護る様になる。そんな彼女に悠二は、彼女の刀『贄殿遮那(にえとののしゃな)』から「シャナ」という名前をつける。2人は反発しながらも、少しずつ惹かれ合っていく。

これはいいリメイク

人気ライトノベル「灼眼のシャナ」の劇場版、
本作品はアニメ版1期の一部、原作でいう1巻を再構築したストーリー展開したもの。
基本的なストーリーは人知れず紅世の徒を倒しているフレイムヘイズのシャナと
平凡な日常を過ごしていた高校生の坂井悠二の出会いと
坂井悠二の日常の変化を描いている。
序盤から非常にテンポよくストーリーが展開していく、
シャナと悠二の出会いからフリアグネとの戦いまでを1時間半という尺の中で
ダレることもなく、1つの映画のストーリーとしてきちんと
魅せるものになっているのは非常に好印象だった。
起承転結。という物語の基本がしっかりと出来ていると言えばわかりやすいかもしれない。
序盤はいきなりお前はもう死んでいると告げられる主人公と
同じく死んでいる同級生や死の直前の怪我をおった同級生を目の当たりにし、
死んでいる自分が何を出来るか、死んだ同級生に対しどう接すればいいのかという
葛藤をダレることなくしっかりと描けていた。
中盤からは戦闘中心の展開になっていく、
専門用語だらけなのはある種ラノベ原作なのでお約束ともいえるが
この中盤からの専門用語だらけの展開は原作準拠とはいえ説明不足な点が多かった
またシャナや悠二に対し感情移入するためのシーンが少なく、
シャナの代名詞とも言える「ツンデレ」的要素が垣間見えなかったのは残念。
終盤は迫力のある戦闘シーンで上手くまとめているが、
中盤の専門用語による説明不足のせいでいまいち展開に説得力がない、
手こずった敵の割にはご都合主義的展開でやられてしまう構成は
1時間半という尺の中では仕方ないかもしれないが、
そこまでの戦闘シーンでの緊迫感を台無しにしてしまうような圧倒的な力による終りは
少なからずマイナス要素に繋がってしまった。
しかし、全体的に戦闘の演出も上手い。
刀と火の演出は特に力が入っており、
戦闘シーンもスクリーンで見たら迫力があっただろうなと感じさせるだけの
動きと画面全体を使った演出は素直に凄いと評価できる部分だ。
全体的にこれだけの内容ならば作り直したかいがあると言える作品だ。
1期を見た人も納得出来る内容だろう、灼眼のシャナという作品が好きな方にはおすすめできます。
また灼眼のシャナという作品を知らない人にも知る切っ掛けとしては
非常に良い出来栄えになっていると言えるだろう
個人的には1期の内容をあまり覚えていなかったので、素直に楽しめた作品です。

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  1. SECRET: 0
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    私はまったくの無知識でDVD-BOXを購入しました。それにはディレクターズカット版と上映版が入っていたのですが、これを見比べると、何をもってこのシーンを改変したのかがよくわかる、お手本のような作品でした。ご指摘の通り、語句の説明についてはかなり問題がありますが、物語のつくりがオーソドックスであるため、カットごとの意図が見えやすい作品でした。こういう比較、洋画では多いのですがアニメでは少ないので、面白い経験でした。

  2. 笠 希々 より:

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    そうなんすよね、基本的にはオーソドックスなボーイ・ミーツ・ガールなんで
    わかりやすくはあるんですが、用語の問題が・・・映像の下の方に注釈いれて欲しいくらいですw
    比較はアニメだと珍しいですよね~・・・、あと10年とか20年すればリメイク作品も増えるかもしれませんね。