フラクタル


フラクタル感想

評価/★☆☆☆☆(12点)


フラクタル感想

制作/A-1 Pictures
監督/山本寛
声優/小林ゆう.津田美波,花澤香菜,井口裕香ほか
全11話


あらすじ

22世紀に確立された世界を管理する「フラクタルシステム」。
それはネットワーク化された数兆の計算機の総体で、
人体に「フラクタルターミナル」を埋め込みライフログを定期的に高々度浮遊サーバに
送信することで全ての人が基礎所得を受け取ることができるシステムである。
これによって、働く必要も争う必要もなくなり、人類は楽園のような生活を手に入れた。




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ヤマカン引退、東浩紀さんも今後一切アニメにかかわらない方向で

いろんな意味で話題になったアニメ「フラクタル」
いつも口だけのヤマカンがこの作品がダメだったら引退すると宣言し、
2chなどではいろんな意味で大盛り上がり(笑)
基本的なストーリーは・・・SF・・・ファンタジー?
フラクタルという仮想現実が実現されている世界で、
少年は空から降ってきた少女を助け、その少女がおいて行ったペンダントから少女が現れ
少年は徐々に世界の仕組みに巻き込まれていく・・・という感じだろうか?
ただストーリー的には第一話の時点から笑ってしまう
本来なら「フラクタルシステム」という面白い設定の世界観の中で浸りたいところだが、
メインヒロインがジブリっぽい音楽がかかる中、ジブリっぽい乗り物で
ナウシカもびっくりな飛行シーンを繰り広げた挙句、天空の城ラピュタばりに
空からヒロインが降ってきます(笑)
ジブリがいっぱいとはまさにこんな感じであろうと実感させられます。
これで主人公が朝からラッパを吹けばいろんな意味で感動できたんですけどねw
ただ、そのジブリがいっぱいな世界観にごまかされてはいるが、
ストーリーには一切ついていけない、序盤から別に原作があるわけでもないのに
置いてけぼりまくりのストーリー構成はさすがに構成を疑った。
また世界観を理解し切るのも難しい。
フラクタルという仮想現実システムが実現され、
ドッペルと呼ばれる実際の人物のアバターを作り、家族が離れ離れに暮らしていながら
ドッペルを通じて会話したりする。
そんなフラクタルというシステムが普通の世界と理解し切るまで時間がかかる。
そしてストーリー的にはそのフラクタルというシステムが壊れかけており、
ニート生活できるフラクタルシステムは良くないとフラクタルを壊そうとするテロ組織がある、
これが最低限序盤で分かってくるストーリーだが、本当に徐々にしかわからず
理解したあとに更に謎が出てくるためストーリー的にかなり混乱する上、
その謎を「楽しむ」だけのストーリーの魅力やキャラクターの魅力が0だ。
はっきりいって全キャラうざい。
主人公は完璧に巻き込まれ型でヘタレなのでもうどうでもいい魅力は0,
メインヒロインのフリュネは主人公に大事なモノを何の説明もなく預け、
どこかへ行ったのに主人公がそれを勝手に調べたら怒ってビンタする始末、
もう一人のヒロインのネッサも花澤香菜さんが演じていることで魅力はあるものの
言動や行動に理由がないハチャメチャなキャラ。
この3人がストーリーの中心に入るのだが、主人公は最初から魅力0、
フリュネは主人公をビンタする理不尽さを見せた段階で魅力はマイナス、
もう一人のヒロインのネッサは花澤香菜の効果のみ。
サブキャラはサブキャラで「えっちえっち」とうるさいだけ。
結果としてかなりきつい。
ただ中盤の6話からのストーリー展開はそれなりに見れたものがあった、だが、遅すぎた。
逆に6話からの展開は急転直下でストーリー展開がめまぐるしいものになっている。
あの6話が3話や4話などの早い段階であの展開があれば、
もっと作品全体が濃縮されたものになり、無駄がなかったかもしれない。
全体的にストーリー展開は遅すぎる上、流されたストーリー展開は単純に飽きてしまう。
これでキャラクターが魅力的ならついていけたかもしれないが・・・
しかしながら相変わらずパクリがひどい。
ジブリがいっぱいの次はエヴァネタです。
何というかパクリもオマージュなら別にやってもいいとは思うですが、
「私の代わり入るもの」的発言はオマージュという枠から外れパクリとしか言えない(苦笑)
そんなセリフを入れればパクリと言われるとわかってるのになぜやるのか、
私には一切理解出来ない。
更には終盤、散々銃撃戦やって争い合ってたのに
ヒロインが一人で敵を「説得」しにいきます・・・・。
話せば分かるなら最初からやってろよと突っ込まざる終えない。
せっかく6話から少しだけ盛り返してきたのに
明らかに時間を稼ぐためだけのバレバレ展開は呆れてしまった
そして最終話・・・一気に伏線や設定を話しだす雑魚敵、
サブキャラが敵巻き込んで自爆、そして色々な設定を無視して
結局、フラクタルシステムは壊れず、ヒロインのあの結果もやや強引すぎる。
最終的に本当になにがしたかったかわからないアニメだった(苦笑)
そもそも「ヤマカン」って何が凄いんだろうと私は思うんですよ、
ハルヒの演出としては有名ですが、あれは原作と京アニのクオリティ&再現力によるものが
大きく、彼個人の実力はみえてこない。
あとはかんなぎが有名だが、正直どこを褒めていいやらわからないし・・・(苦笑)
結果、彼が務めた作品がたまたま原作から人気がある作品で売れてしまい
「勘違い」した結果、自分ができる人間だと思い込んでしまったのではないかと。
まあ、確かに原作のある作品をそれなりに仕上げる実力はあると思います。
ただ今作品に関してはヤマカンよりもストーリー原案である東浩紀のせいもあるのではと。
どの程度、ヤマカンと東浩紀が本作品に影響力を及ぼしていたのかは不明だが
根本的に11話で構成するようなストーリーではなかった。
このストーリーの無駄な部分を排除しアニメ映画として構成し直せば
もしかしたら、それなりに面白い作品になったかもしれない。
正直、ヤマカンにも確かに原因はある。
放送前にハードルを上げまくって結果大したことない出来栄えだとがっかりするが、
ヤマカンは原作がある作品はそれなりにつくる実力はあったと思われる。
しかし、今回は原作から悪かった、それが最大の原因だ。
私はこの作品、第一話のジブリがいっぱいで爆笑したあと
ずっと(´・ω・`)こんな顔で見てました
最終話見たあとは( ゚д゚)こんな感じでしたが(笑)
ただこの作品で唯一良かったのは「花澤香菜」さんだ。
以前に比べて演技力も上達し、泣いている演技はかなりよかった、
キャラの可愛さを引き出す声優さんとして今後とも頑張っていただきたい。
安定の角度で。
逆にメインヒロイン?であった津田美波は演技力が微妙だ、
棒演技とまではいかないがもう少し実力のある声優さんを使えば
このメインヒロインにも愛着が湧いたかもしれない、明らかに配役ミスだ。
こればかりは監督の責任によるところが大きそうなところだが・・・(苦笑)
で・・・結局、フリュネの元のになった神って何なんですか?
それだけが一番引っかかる、普通の女の子っぽかったのにいったいなんなんだ。
そもそも・・・フラクタルシステムってなんなんだ。
観終わったあとに様々な矛盾点が浮かんでしまい、もやもやモヤモヤしてしまう
そんなアニメです。
個人的には冷静に見てしまう作品だった、凄いつまらないわけじゃない
だけど決して面白くはない作品、そんな表現が一番近いかもしれない・・・(苦笑)