名探偵コナン 迷宮の十字路

評価/★★☆☆☆(37点)

名探偵コナン 迷宮の十字路 評価

107分
監督/こだま兼嗣
声優/高山みなみ,山崎和佳奈,神谷明,山口勝平,堀川りょうほか

あらすじ
東京・大阪・京都で、5人の男が刀や弓矢で殺される事件が発生した。犯人は翁の能面をかぶっており、義経記を持ち去っていることが判明していた。警視庁・大阪府警・京都府警の合同捜査本部による捜査の結果、殺された5人が古美術品を狙う窃盗団「源氏蛍」のメンバーであることが明らかになった。

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俺は義経になりたかったんやぁ!

本作品は名探偵コナンの映画作品、コナンとしては7作品目の作品となる。
西の高校生探偵である「服部平次」とコナンのダブル主人公的な作品だ

基本的なストーリーはサスペンス。
東京・大阪・京都で、5人の男が刀や弓矢で殺され事件が起こった
被害者は古美術品を狙う窃盗団「源氏蛍」のメンバーであることがわかった
そんな中、毛利小五郎に京都の寺から盗まれた仏像を探してほしいという依頼がくる
コナン達は京都へ向かった・・・というところからストーリーが始まる

物語序盤から舞台が京都に移る。
京都の雰囲気や神社、舞妓さんなど非常に良く描けており、
舞台背景をしっかり取材して背景がしっかりと描き込まれている
本作品の見所の1つとも言えるだろう

そんな京都を舞台に連続殺人の殺人犯と、仏像探しを中心にストーリーが展開していく。
冒頭でいきなり5人殺されるあたりで、物語の大きさを感じたのだが、
5人殺されたあとは1人しか殺されず、
どうせ6人殺すなら、ちゃんとコナン達に絡ませながらのほうが緊張感が生まれるだろう。

服部平次がなぜか犯人に狙われバイクアクションや
刀による殺陣などのシーンで盛り上がりどころを作ってはいるものの、
これまでのコナン映画の「爆発」に比べればアクションシーンとしての面白さは薄く
CGも多様されており違和感がある。

ミステリー部分の犯人にしても動機が微妙で
盗賊団「源氏蛍」という中で自分が義経ではなく弁慶だったから嫌だった。
ついでに自分の流派の道場をゲットするため。
と、なんかもう・・・(苦笑)
ある意味コナン映画らしい滅茶苦茶な動機の犯人とも言えるのだが、
6人も殺した割には犯人が微妙だったとしか言えない。

また終盤で予告通りに、コナンも新一の姿に一時的になるのだが
これは敢えて必要だったのだろうか???
蘭とのお決まりのラブストーリー展開のために無理矢理出した感じが非常に強く、
映画の宣伝のためのシーンでしかなかった印象だ

全体的に見て京都という舞台は生かせていたが、それを推理やトリック、
謎解きに絡めきれていなく犯人の動機、登場人物の描写が甘かった。
犯人探しと謎解きで同時に描かれる服部平次の初恋ストーリーはなかなかおもしろい話ではあるものの
「映画の中で演るストーリー」としては地味だ。
これがTVスペシャルならば納得の作品なのだが、1つの映画作品としてはもう1歩足りない。

あくまでもコナンファンのための映画と割り切れば
ファンサービス的なキャラ描写も多く楽しめる内容ではあるが、
服部平次と和葉に興味がなければ、この二人の話が多いだけに微妙な印象がついてしまうだろう

京都だから薄味テイストに仕上げた!という制作の意思があるのかもしれませんが
映画なのだから、もう少し濃い味付けが欲しかったところだ。

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