「お酒は夫婦になってから」レビュー

評価 ☆☆☆☆☆(7点) 全13話
お酒は夫婦になってから

あらすじ PR会社で働く水沢千里は無口ながらも、主任職を任されるほど有能かつ努力家で、周囲からも尊敬されていた。引用- Wikipedia

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ワカコ酒に謝ってくれ

原作は無料マンガサイト「やわらかスピリッツ」で連載中の漫画作品。
監督はひらさわひさよし、制作はCreators in Pack。
1話5分ほどの短編アニメ

見出して感じるのは空虚さだろう。
美人で仕事のできるクールなヒロイン、家に帰ると優しい夫が待っている。
そんな彼女はお酒を飲むと「しふく~」という言葉とともに
ゆるみきった笑顔を浮かべ可愛らしくなってしまう。

はっきりいって中身がない。
毎話、色々なカクテルをを飲んで「しふく~」と言って旦那に甘えるだけ。
基本的にこの繰り返しであり、ワンパターン過ぎて飽きる。
ヒロインがお酒に酔って旦那にデレるさまが可愛いと思う人もいるかもしれないが、
かなり安易であり浅い。

そもそも「しふく~」という言葉もかなり強引だ。
Wikipediaによると
「しふく!というフレーズがカクテル好きの間で知られるようになった」
と大嘘が書かれているが、意味不明すぎるフレーズだ。
お酒は夫婦になってから

同じ酒アニメである「ワカコ酒」は美味しそうなおつまみの描写と、
「ぷしゅー」というお酒を飲んだあとの吐息が見事にマッチしており、
1話5分と本作品と同じ尺でありながらしっかりとした作品になっていた。

しかし、この作品を見てお酒を見たいとは全く思わない。
旦那の作ったカクテルを飲んでだらしない顔を浮かべ、
「しふく~」という意味不明なフレーズを言っているだけだ。
グルメアニメにありがちな過剰かつ下品な反応は好みが分かれる所だろう。
お酒は夫婦になってから

旦那に対してデレる様もツンデレやアニメキャラの可愛さというよりも、
電車でいちゃつくバカップルを見ているようなイラ立ちを感じてしまい、
ヒロインのことを可愛いとは思わない。
例えばヒロインが

「もう罰だよ!お布団の中でぎゅーっとする刑!」

とかいうセリフを言ってしまうようなアニメだ。
このセリフを何の抵抗もなく受け入れることのできる人のみ見る事ができるだろう。
旦那のキャラも「ヒロインにとって都合のいい主夫」でしかなく、
無個性で魅力がない。
お酒は夫婦になってから

総評

全体的に見て引き出しの無さすぎる作品だ。
カクテルの種類が違うだけでほぼ毎回起承転結は決まっており、
何の意外性も無ければ面白みもない。
1話を見て気に入る人がいるならば最後まで見れるかもしれないが、
1話を見て面白くなければ2話以降を見ても同じだろう。

こういった料理や食事を扱う作品において
「性欲」と「食欲」を混合させてしまうと嫌悪感を抱く人が多い。
ワカコ酒は食欲だけを描いていたから多くの人に受け入れられたが、
この作品は性欲も混合させてしまっているため嫌悪感を懐きやすい。

「しふく」というフレーズもワカコ酒を見て思いついた感じが凄い。
連載開始時期を見てもワカコ酒は2011年、本作品は2015年だ。
アニメに関しても作画のこだわりもキャラクター描写の方に気合が入っており、
本来はメインであるはずのお酒や料理に関してはあまり気合が入っていない。

個人的な感想

個人的にはまさかアニメ化されるとは思ってなかった。
グルメ漫画が好きなので原作の1巻だけ読んだが、
この作品がアニメ化されることはないだろうと高をくくっていたら、
予想外のアニメ化である。

アニメ化になれば原作で感じた嫌悪感が薄れるかと思ったが、
余計に増すだけだった。
もう少しうまく何らかの工夫があってくれれば評価は違ったかもしれない。

なおBDは全3巻でるようだ。
1話5分の1クールアニメの場合は通常は一巻しか出ない。
Amazonの詳細によると「本編12分+映像特典約40分」という
本編よりも長い特典映像で水増ししている。
内容は声優によるガヤガヤな感じの内容らしい。

本編の意味は果たして・・・(苦笑)

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