「踏切時間」レビュー

評価 ★★☆☆☆(38点) 全12話

あらすじ 踏切待ちで足止めされる若者たちの日常を描いたオムニバス形式のショートストーリー。

引用- Wikipedia

たかが踏切、されど踏切、待ち時間には青春がある

原作はコミックアクションで連載中の漫画作品。
監督は鈴木吉男、制作はEKACHI EPILKA

見出して感じるのは意外性だろう。
この作品はタイトル通り「踏切」を待ってるキャラクターの
踏切があくまでの時間を切り取って描いている。
正直、あらすじを読んだ段階でこの作品が面白そうと感じる人は少ないだろう。

しかし、1話そうそう「百合」である(笑)
先輩と、そんな先輩に恋愛感情を抱いている後輩、
そんな二人の距離感と恋愛模様は「ニヤニヤ」っとしてしまう。


引用元:© 里好/双葉社・「踏切時間」製作委員会

1話5分とは思えないほどまっすぐでな百合描写であり、
1話にて告白してしまっている。
この二人の恋愛が一体どうなっていくのか、
踏切の前で描かれる百合百合ストーリーがどうなるのか。非常に気になる。

しかし、この作品は「オムニバス」だ。
踏切の前で待っているキャラクターが毎話切り替わり、
それぞれの物語が踏切が開くまで描かれる。
このアイデアは素晴らしく「踏切」という舞台装置をうまく活かした
ストーリーやイベントの描き方は面白いというまえに「上手い」と感じる。


引用元:© 里好/双葉社・「踏切時間」製作委員会

だが、それゆえに当たり外れがある。
オムニバス形式だからこそのキャラクターによる当たり外れが大きく、
面白いときはニヤニヤと楽しめるのだが、面白くないときは無表情だ。
短編アニメとしてはかなり多くキャラを出しており、
もう少し絞ってキャラクターとストーリーを楽しみたかったところだ。

作画もやや悪い。
のっぺりした作画はせっかくのキャラの魅力を半減してるときもあり、
キャラクターデザインも「どこかでみたことのある」デザインでしか無い。
1話5分の短編アニメだから仕方ない部分はあると思うが、
ほとんど動きのないアニメなだけにもう少し原画部分で
頑張ってほしかったところだ。


引用元:© 里好/双葉社・「踏切時間」製作委員会

総評

全体的に見て1話5分という尺を「踏切が開くまでの時間」として利用し、
その中できっちりとした「起承転結」のすっきりとした話を展開し、
当たり外れはあるものの、この作品らしい日常ストーリーを描写し、
話の続きが気になるキャラクターも多かった作品だ。

ただ、1クールの短編としてはキャラクター数が多すぎる。
1クールの中で投げっぱなしになっている話もあり、
外れのキャラクターも多い。キャラ数が多いせいか新人声優も多く、
やや「演技力不足」を感じる声優さんもおり、
キャラを絞って描いてほしかったところだ。

面白いのだが1度見れば十分であり、
2クールや4クールくらいでガッツリアニメ化すれば
もう少し印象が深まったかもしれないだけに、
1クールで終わってしまうのは色々惜しまれる作品だ。


引用元:© 里好/双葉社・「踏切時間」製作委員会

個人的な感想

個人的には「若本規夫」さん演じるはっさくおじさんがツボだった(笑)
あのおじさんが無事家に帰れたのか気になって仕方ないが、
残念ながら1話限りの登場だったのは本当に残念だ。
そういった1話限りで終わっているキャラの多さは致命的であり、
もう少しキャラ数を絞ることはできなかったのだろうか。

なお、作品に出てくる踏切は実際の踏切が舞台になっているようだ。
ちょっと私にはよくわからない領域の趣味ではあるのだが、
「踏切オタク」な方はそういった部分でも楽しめるのかもしれない

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