「天才王子の赤字国家再生術~そうだ、売国しよう~ 1話 そうだ、国を売ってトンズラしよう」レビュー

3.0
ファンタジー
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評価 ★★★☆☆(56点)

あらすじ ナトラ王国の王子ウェインは弱冠16歳だが、父王の急病によって急遽、摂政として国政を任されることになった引用- Wikipedia

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いらぬなら 売ってしまおう この国を

原作はライトノベルな本作品。
なろうっぽいタイトルに思えるが純粋なラノベ原作の作品だ。
監督は玉川真人、制作は 横浜アニメーションラボ

売国したぁぁぁーい!

主人公は一見やる気がありそうな王子だ。
部下にも恵まれ、信頼されている王子ではある。
しかし、彼の内面は違う。
1話始まって早々に彼はこう叫ぶ

「売国したぁい!」

王子ではあるものの、国土の大半は不毛な大地、
金もなく、資源もなく、ろくな産業もない、簡単に言えば「弱小国家」だ。
王が倒れたため、仕方なく王の仕事をかわりにしているが、
彼は愛国心などまるでなく、あわよくばどこかの国に自国を売国したいと思っている。
魅力のない国だからこそ、価値のない国だからこそ、受け継いだ所で苦労しか無い。

そとづらがよく、一見愛国心にあふれている優秀な王子だが
内面はさぼりたい、投げ出したい、売国したいと思っている。
そんな主人公の外と中を冒頭からしっかりと見せることで
物語における主人公の魅力と存在感をしっかりと醸し出している。

彼の廻りには既に優秀な部下や妹、可愛らしいヒロインが多く揃っており、
優秀なキャラクターデザインとそこそこの作画のクォリティで
女性キャラクターを見せることでラノベ原作アニメらしい魅力を感じさせてくれる

どうしてこうなった

心ではさぼりたい、売国したいと思っている彼だが優秀ではある。
1万人近い兵士のひとりひとりの名前を覚え、優秀な戦略を考え、
弱小な自国に対する侵略を防いでいる。

それをひけらかすわけではない。
彼は別に己が優秀であることをアピールしようとは思っていない。
だからこそ「なろう」作品の主人公のような嫌味がなく、
どこかスカした感じはあるもののラノベ原作主人公っぽさが強く、
やや懐かしさすら感じてしまう。

彼が思った以上に弱い敵や優秀すぎるうえにやる気のある臣下のせいで
彼が想定した以上、もしくは全く違う結果を出してしまう。
俺なんかやっちゃいましたか?ではなく、
「どうしてこうなった」的な展開がこの作品のおもしろさだ。

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総評:この王子、いとおかし

1話の時点では突っ込みどころはあるものの、
全体的にギャグタッチで描かれており
主人公は天才ではあるものの、その才能をひけらかすのではなく、
むしろ才能をひけらかさずに静かに暮らしたいと思っている主人公だ。

そんな主人公が予想した結果とはまるで違う方向に進み続ける
ストーリーがコメディとして明るくクスクスと楽しめるものになっており、
可愛らしいヒロインたちの存在と相まって肩の力を抜いて楽しめる作品だ。

戦争の作画はチェスのような感じで省略して描かれたり、
戦闘シーンになると1枚絵が増えることは気になるものの、
この作品別に「アクションシーン」を楽しむ作品ではないからこそあまり気にならない。

2話以降、彼の前にどんな苦難と言う名の想定外の結果が待ち受けるのか、
果たして彼は売国し余生を静かに暮らすことが出来るのか。
シンプルにストーリーが気になり、この作品の雰囲気を
もっと味わいたいと感じさせてくれる作品だった。

個人的な感想:ラノベ原作アニメ

タイトルから「なろうか…?」と一瞬身構えたのだが、
いざ見出してみるといい意味でライトノベル原作アニメらしい
「ライト」なノリがあり、なろう作品とは違うラノベ原作だからこその
雰囲気をしっかりと感じられる作品になっている。

タイトルから「なろうか…?」と私と同じように警戒してる人も
いるかもしれないが、試しに1話見てみてほしい。
きっとこの作品の軽いノリと雰囲気を楽しめるはずだ。

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