けいおん!!

けいおん!!感想

評価/★★★★★(88点)

けいおん!!感想

制作/京都アニメーション
監督/山田尚子
声優/豊崎愛生,日笠陽子,佐藤聡美,寿美菜子ほか
全26話


あらすじ

私立桜が丘高校に入学した1年生の平沢唯は新しいことを始めようとするが
何も思いつかず、2週間もの間部活の入部届けを書けずに日々を過ごしていた。
同じく1年生の田井中律は幼馴染で一緒に入学した秋山澪と共に軽音楽部の
見学に行こうとするが、部員が前年度末に全員卒業してしまったため、
4月中に新入部員が4人集まらなければ廃部になると聞かされる。

キャラクター萌え、ここに極まる

全26話の2クールで放送されたけいおん!!
まさかの映画化も決定しました。
基本的なストーリーは1期と変わらず、
女子高を舞台にし、軽音部で活動する5人を中心とした日常を描いている。
しかし、2期では日常だけはなく青春も描かれていました。
第一話の冒頭から作品の力強さを魅せつける。
主人公である唯が部室でギターを掻き鳴らすシーンは
ギターの作画、音響のレベル、部室の雰囲気をつくり、最後はウィンドミル奏法で閉める。
たった2分のシーンなのに強烈に印象に残るほど素晴らしい出来栄えだった。
ストーリー的には日常要素が強まっている。
普段の日常、部活でのおしゃべり、修学旅行、合宿、夏休み、学園祭、受験、卒業式。
女子高を舞台にした彼女たちの日常が細かく丁寧に描かれており、
1つ1つの話で和むことができ、キャラへの感情移入を強めることが出来る。
ただあまりにも日常を描きすぎていて、かつ2クールという尺のせいか
中弛みを若干感じてしまったのは残念でならない。
ただ、そこはキャラ萌えでカヴァーできているともいえるが、
主要キャラにそこまで思入がない人とっては中弛みを感じ易いだろう
しかしながら、2期は日常だけでなくきっちりと青春も描いている
一期は「中身がない」とさんざん言われた作品だ、
確かに一期は日常と軽音部のほんわかムードが漂い中身がないと言われても仕方ない。
しかしは2期は違う。
ここに確かにある、彼女たちの「青春」がしっかりと詰まっている。
特に20話は反則だ。
高いレベルの作画での動きのあるライブシーン、躍動感。
卒業を控えての最後の演奏、3年生が涙するシーンは感情移入してしまった人には
たまらないシーンだっただろう。
そしてただ一人の2年生、「中野梓」がこの作品に深みをもたらしただろう。
先輩が卒業する寂しさが全話でひしひしと現れており、
卒業式では号泣しながら行かないでと告げる姿は思わず涙がこぼれそうになりました。
彼女が居なければ、けいおん!の深みは半減したかもしれません。
確かに「けいおん!」という作品はキャラ萌えアニメだ。
キャラクターの誰かに愛着を持てなければ最後まで見るのは厳しいだろう。
しかし、一人一人のキャラクターが「生きている」
高水準の作画とキャラクターの動き、表情、声優の素晴らしい演技
様々な要素が重なりあいキャラクターへの愛着をより深いものにしている。
更にモブキャラ。
通常なら背景でどうでも良い存在のキャラクターにさえ名前があり、
きちんとしたキャラクターデザインで描かれていました。
そのモブキャラまで他のアニメならメインを張れるくらい可愛くキャラ性があるのは
京都アニメーションの細かい部分へのこだわりを強く感じさせた
今期では一期ではなかった唯だけでなく他のキャラが主役の話も多く、
後輩の梓や、ムギが主体の話は彼女たちの魅力を深めたストーリー展開になっており
キャラ萌え作品としては優秀だ
作画は全体的にレベルが高く、料理の1つ1つやキャラクター達の髪の動きや
洋服の皺まで書き込まれて本当に細かいさり気ないところまで書き込まれて映像は素晴らしい。
制作がこの作品にかける愛情や気合がひしひしと伝わってくるようでした
全体的に高水準で出来上がった本作品。
あえて言おう、キャラ萌え作品はここに極まった。
愛すべきキャラクターがいて、愛すべき日常があり、愛すべきアニメがある。
確かに他のアニメに比べれば、刺激は足りない。
客観的に見れば、女の子たちは部活で楽しくやっているだけのアニメだ。
しかし、シリアス要素や刺激的なシーンをなくし
日常とキャラクターを突き詰めてきわめた結果、最高のキャラクター萌えを表現した。
アニメーションとしての動きという意味でも、
キャラクターの表情からライブシーンまでヌルヌル動いており、完成度が高い。
声優さんたちのしっかりとした演技も本作品にはかかせなかっただろう。
恐らく賛否両論がきっちりと分かれる作品ではある。
純粋な萌かつ、キャラ萌え作品であり、それを軸として青春ストーリーを展開しているので
キャラクターを好きになる事がこの作品を楽しむための大前提だ。
ただ、そのために下地はしっかりとしている。
この下地の部分が世に多くある萌えアニメと違う部分だろう。
高レベルの作画、声優さんの演技、明るくほのぼのとしたストーリーの3点セットが
キャラ萌え部分を強め、萌えたら最後、彼女たちの青春に浸ることが出来る。
再レビューに最して若干、文章の付け足しと訂正、点数を少し下げたが
萌えアニメーションとしての完成度は高い。
映画がどんな内容になるかはわかりませんが、是非見に行きたいと思います。