いつか天魔の黒ウサギ


いつか天魔の黒ウサギ感想

☆☆☆☆☆(2点)


いつか天魔の黒ウサギ感想

制作/ゼクシズ
監督/山本天志
声優/立花慎之介,高本めぐみ,中村悠一,野水伊織ほか
全12話


あらすじ

宮阪高校1年生、鉄大兎。
自分は人生の主役で、頑張れば報われるなんて幻想は、もう信じていない。
彼の毎日は、ずっと平凡に消費されると思っていた。
でも彼は忘れていた。




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置いてけぼり。

原作は伝説の勇者の伝説でお馴染みの鏡貴也さんによるライトノベル作品
ちなみに製作も伝説の勇者の伝説と同じゼクシズが行なっています。
始まって数分で違和感のあるパンチラから始まる本作品、
このパンチラ要素に関してはかなり違和感が強く、
別に見えなくていいところで見えたり、見えすぎたりと
不自然でエロくないパンチラ要素は不要だ。
また第一話からこの作品は視聴者を置いてけぼりにする。
子供の主人公が少女と謎の契約を交わしたかと思ったら、
普通の高校生の日常が描かれ、実は生徒会長が魔法的なものを厨二的に使い、
そう思ったら主人公が車にはねられ首がとれる(笑)
主人公が死んだかと思ったら、首と体がくっついた。
何を言ってるかわからねぇと思うが・・・w(以下略)
一話ではキャラに感情移入したり、世界観を理解したり、設定を飲み込んだりもできない
原作を読んでいなければ、一話では続きを見ようと思えない
製作が一回見なおせば「これはちょっとわかりにくいかな?」と思うのだが
見直してないのだろう、ストーリーの構成が悪い。
例えば、一話の最後で9年ぶりの主人公とヒロインの再開シーンが
感動的に描かれるが「なぜ9年ぶりなのか?」「ヒロインはどこにいたのか?」
「主人公はなぜ忘れていたのか?」「あの魔法の要素は?」
という疑問が浮かんでる中、更にはキャラに一切感情移入していないのに
感動の再開が描かれても、画面の中で勝手に盛り上がっているだけで
見ている側はしらけてしまう。
更に、ヒロインが生徒会長に刺されるという展開で2話に続くという感じで
来週も見てもらえるような衝撃的な展開を作り上げているのはわかるが
上でも書いたとおり、何も感情移入していない、何も理解していない状況で
衝撃的な展開を描いてもしらけるだけだ。
このしらけた展開も2話のストーリーを上手く一話に入れれば、
感動の再開の演出ももう少し視聴者に感情移入できるような展開にできたはずだ、
それをやらずに、どんどんどんどんストーリーを進めて
どんどんどんどん視聴者を置いてけぼりにする。
更には2話終盤で主人公が死んだはずなのに、いつのまにか教室にいて
実は生きている、何故生きているのかがわからないw
話を考えた人の頭の中でしかストーリーが構成されておらず、
それを視聴者に理解できるようにしていない
3話で説明があったが厨二的な世界観ですっ!と公言されただけで
その後のストーリーも飛躍しすぎている。
一体何を考えてこんなストーリー構成にしたのだろうか?
http://www.animate.tv/news/details.php?id=1314259039&p=2
↑のインタビューではこう書かれている
山本監督「ゼロからアニメを見る人向けには、ここは説明しておきたいけど、
後出しで説明しなくてはいけない作りになっているところが多くて(笑)。
森田さんやライター陣とはかなり話し合いました。普通のアニメなら先に
説明しておくのがセオリーだけど、それを説明しないのが先生のこだわりであり、
ポイントなので、そこは苦労しましたしね。」
つまり説明は後回しにしている作りにしているのは制作の意図でこの発言からわかる。
だが、その説明すらも意味不明であったり、説明されても
「ふ~ん」となって、結局は面白くない。
苦労して作ってるのに、それを効果的に面白いと視聴者に感じさせることができていない、
結局は製作の自己満足による「ズレ」のおかげで、素直に作品を楽しめない
後出しで説明をするというのは、一気に読める文章という媒体と
一週間ごとに30分という違いを理解せずに創り上げてしまったせいで
こんなに視聴者に何も理解させないですすめる自己満足的ストーリーが出来上がってしまった
特に4話など、いきなりヒロインが誰かに乗っ取られたと思ったら
感情論で乗っ取っていた奴がいなくなった。
そう思ったら、また別のやつに乗っ取られるヒロイン(笑)
5話でもまた感情論で片付き、結局何がしたいのかが一切わからない。
その後も同じだ、新キャラが出ても同じ構成。
キャラクターが設定説明して、唐突に敵意が襲ってきて、感情論で敵を倒し
厨二設定で世界観を構築。
主人公は「ヒメアヒメア!」とヒロインの名前を叫びまくり、
ヒロインも「大兎大兎大兎」と言いまくる。
陳腐という言葉が最適なアニメはこの作品かもしれない。
戦闘シーンはかなり派手に描かれている、だが派手なだけだ。
演出やエフェクトで画面を明るく派手にしているのはわかるが、
戦闘シーンでのアクションは単調かつ単発、
それをごまかそうと派手にしているのはわかるが、
厚化粧の女の人を見ているように何とも微妙で複雑だ。
全体的に見てストーリー構成が死んでいる
恐らく多くの方は3話ないし4話で挫折するストーリー展開と
その後の何も理解させないストーリーの作り方は、挫折なしには見れない。
結局、ストーリーと呼べるレベルの脚本が出来上がっていない。
重要なイベントと、キャラのパンチラやエロシーンだけで繋ぎ、
その間の内容がないので、キャラクターに感情移入することや世界観に浸れない。
また重要なイベントシーンでも感情論でカッコつけたセリフを履いているので、
ストレートに重要な内容が頭に入ってこない。
声優さんは割と無難な方を採用しており、作画のレベルは高い。
だが、肝心のストーリーが駄目ならば、その要素も無駄でしかない
ゼクシズは大丈夫だろうか?
本作品、伝説の勇者の伝説、FORTUNE ARTERIAL、おおかみかくし、ちゅーぶら、
おまもりひまり、うみものがたり、まよちきなどお世辞にも
「面白いアニメ」が個々数年、製作されていない。
「お兄ちゃんのことなんか」はぎりぎり評価できるが・・・
ゼクシズ製作は今後も期待できそうにない。
個人的に本当に疲れた作品だ。
どうつまらないかを理解するのも難しく、人に説明する場合には
「なんか・・・もう・・・面白くないんだよ・・・」という言葉しか出ないような作品だ
もう少し自己満足を取っ払い、視聴者に理解できる脚本であれば
見れた作品だったかもしれないが、何とも残念だ。
原作の評価もそんなに高くないのに・・・なぜアニメ化したんだろうか。
伝説の勇者の伝説をあんな出来栄えにし爆死させた作者への罪滅ぼしだったのだろうか?
傷口に塩を塗りこんで、更にハバネロまで摺り込んで、罪滅ぼしどころか
更に罪を重ねてしまったようにも感じるが・・・(苦笑)