どうもみなさん、今回は毎年恒例のアニメ総決算と題して、
日本動画協会が毎年発表しているアニメ産業レポートを元に
アニメ総決算として2024年のアニメ業界を数字で見ていこうという
コラムになります。
参考データはこちらになりますので、合わせてご覧いただければと思います。
https://aja.gr.jp/jigyou/chousa/sangyo_toukei
2025年と参考データのタイトルには書いてありますが、
2024年のデータになります。
2024年のアニメ市場
アニメ産業はここ数年、ずっと伸び続けており、
2023年は3兆円の壁を突破したことが話題になりました。
そして2024年。
ほぼ4兆円といってもいい「3 兆 8,407 億円」となりました。
増加率に関しても前年比114%と素晴らしい結果を残しており、
まだまだ「アニメバブル」は続いてるといってもいいでしょう。
政府の方針もあいまって海外へのコンテンツの輸出も伸び続けており、
日本のアニメ市場の成長は鈍化するどころか、
まだまだ伸びている印象があります。
このまま伸び続ければ2025年には4兆円を突破することは
ほぼ間違いない状況で、アニメ産業はますます伸びていくことでしょう。
BD・DVD
細かい数字別にみていくことにしましょう。
まずはBD・DVD、いわゆる円盤の数字です。
2024年は384億円と、前年比106%という結果になりました。
ここ数年はどんどん円盤市場が縮小していき、
配信市場が伸びるという流れがあったのですが、
ここにきて伸びるというまさかの展開になりました。
去年は前年比94%だったので、なぜか好転した結果になります。
2024年のアニメの売り上げを見ると、
鬼滅の刃4期、ガールズバンドクライ、魔法少女にあこがれてなどが
1万枚超えの売り上げで5000枚以上売り上げた作品も多くあります。
ただ抜きんでて円盤が売れた作品があったのか?というと
それほどでもない状況です。
これを踏まえると円盤市場が完全に成熟したと見たほうがいいのかもしれません。
コレクターアイテムとしての円盤市場が落ち着きを見せ、
これ以上一気に伸びることはないものの、逆に下がることもない。
市場として成熟し、安定したものになったのかもしれません。
映画
続いて2024年のアニメ映画市場です。
映画市場としては690億円、前年比だと101.3%と
伸び率としては鈍化しています。
映画に関してはヒット作が出るか否かが非常に大きいわけですが、
2024年のアニメ映画でいうと名探偵コナン 100万ドルの五稜星が158億、
劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦が114億、
機動戦士ガンダムSEED FREEDOMが53.8億円とヒット作自体は多くでていました。
2022年が100億越えの大ヒット作が多かった反動もありますが、
安定した市場でありながら、ヒット作が出ることで盛り上がるという
アニメ映画市場はアニメ産業全体としても柱の1つになっており、
2025年は大ヒット作が多かっただけに、2025年の数字が
楽しみでもあります。
配信
ここ数年のアニメ産業における1番注目される部分です。
配信が伸び続けたことで円盤の市場が下がった一方で、
配信がとんでもなく伸びたおかげでアニメ産業全体の盛り上がりにも
つながっている印象です。
そんな配信の2024年の市場は2,655億円、
前年比106%と順調に伸びています。
今や配信サイトでアニメが配信されることは当たり前であり、
そんな配信サイトからの利益があるからこそ、
1年間に300本以上のアニメが製作されてる現状にあります。
特に2024年あたりからは独占配信による話題作も多く生まれ、
配信サイトがさらに伸びる可能性を感じる作品展開が
続いている印象があります。
海外
配信と同様にここ数年伸びつつづけている海外市場、
2024年は2兆1,702億円となり、前年比で126%の伸びを見せてくれました。
2023年は1.7兆円、この伸びはどこまで行くのか予想もつきません。
国内市場が1.6兆円ほどなことを考えると、
海外市場が驚異的なことを感じさせてくれます。
MAPPAなど一部の制作会社はNetflixなどと提携を組んでおり、
本格的に海外展開を狙っている制作会社も少なくありません。
日本政府自体もコンテンツ産業を後押ししようとしており、
ここから何倍もの市場になっていく可能性があります。
2024年全体として伸びているのですが、
海外市場の伸び率は異様で、この伸びがどこまで続くのかは
気になるところです。
制作会社
アニメを制作している会社の市場は
2024年は4,662億円と前年比109%の伸びを見せています。
ただ、参考データによる自由回答の欄では
制作会社の課題も多くあげられてて
制作費高騰、人件費高騰、人材不足の問題を抱えています。
アニメの制作数が増え、さらにクオリティを求められる。
結果として製作費は高騰し、人の奪い合いがおき人材費が高騰し、
人材も不足しているという悪循環が起きています。
現状、制作会社がかなり増えすぎており、
その結果の人材不足な印象を受けます。
2023年あたりから制作会社の倒産や大手の会社の子会社になる
動きも活発化してきており、制作会社自体も変化を求められている印象です。
2024年は4兆円前夜だった
2023年から引き続き伸び続けたアニメ市場。
海外が伸び、配信と映画が支え、商品化が地盤を固める。
この図式がかなり完成形に近づく中で、
制作会社側には変化が求められている、そんな年でもありました。
特に海外市場の伸びは凄まじく、これがどこまで伸びるのかが、
日本のアニメ市場を「4兆円以上」に成長させる最大の要因になっています。
今のところ鈍化している感じはなく、2025年にはおそらく4兆円を
突破することでしょう。
それ以降、5兆円、6兆円、7兆円、8兆円、9兆円、10兆円と
この勢いが続くのか、それとも、そのまえに制作側の限界が先に来るのか。
そのせめぎ合いが、次の数年のアニメ産業を決めるのかもしれません。
アニメ市場がどこまで伸びるのか、1オタクとしても気になるところです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


