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スタードライバー THE MOVIE

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評価/★★★☆☆(49点)


STAR DRIVER 輝きのタクト Blu-ray BOX

制作/ボンズ
監督/五十嵐卓哉
声優/宮野真守,福山潤,早見沙織ほか


あらすじ
春を謳歌するため、日本の南方に浮かぶ自然豊かな南十字島にやってきた少年ツナシ・タクトは、そこで明るく前向きな少女アゲマキ・ワコと、ワコの許婚だというシンドウ・スガタと運命的な出会いを果たす。




鳥だ、人だ、いや!!!銀河美少年だ!!!


本作品はスタードライバー輝きのタクトの劇場版
2011年までTVアニメをやっていたので、2年ぶりの劇場作品となる
なお、本作品は「総集編プラス新規映像」で構築されている

基本的なストーリーはテレビアニメ版と同じ。
動かすと時間がとまり、違う次元でしか動かないロボット。
そのロボットを動かせる主人公と、そのロボットを軍事目的などで
現実世界でも動かそうとしている組織の綺羅星十字団、
その組織と主人公との戦いを描いているといえばわかりやすい。

序盤から新規映像と新規ストーリーが描かれる。
おそらくは東京と思われる場所でなぜかサイバディと軍隊が戦っており、
そこに銀河美少年がマッハの速度で登場(笑)
映画用に書き下ろされた映像だけあって、
かなりの迫力でサイバディとタウバーンの戦いが描かれ、
近年稀に見る出来栄えの戦闘シーンになっており、冒頭から惹きつけられる。

そんな新規映像と新規ストーリー、
なぜサイバディがまた現れ、なぜ彼らは東京にいるのか。
そして、なぜ「ザメク」がマスコットキャラに鳴って喋っているのか(笑)
この総集編の後に描かれるであろうストーリーを期待しつつ本編が始まる。

総集編部分に関してはかなりカットされている。
第1話の主人公のタクトが銀河美少年としてタウバーンにのり
綺羅星十字団と初めて戦うところまではほとんどカットされていないが、
その後はほぼカットだ。

ストーリー上では戦っていた綺羅星十字団の面々との戦闘は
ダイジェストになっており、テレビアニメ版では描かれていた
彼らのストーリーはほぼ描かれておらず、
序盤、タクトがタウバーンに乗ってからスガタが王の力に目覚めるまでの
ストーリーはほぼカット&ダイジェストといえばテレビアニメ版を見た方には
どれくらいカットされたかがわかりやすいだろう。

しかし、ストーリーとしては問題がない。
総集編としてある程度、本筋のストーリーを最初から最後まで描かなければならず、
もしテレビアニメ版を見たことがない人でもストーリーについていけるような
展開になっているのはかなり好感が持てた。
テレビアニメ版では序盤から中盤まで多いキャラ描写を深めるストーリーだっただけに
序盤から中盤までカットするのは総集編として致し方無いだろう。

だが、それからが問題だ。
なぜか、本筋のストーリーではたしかに重要な要素ではあるものの
日死の巫女である「水野」姉妹のストーリーはほとんどカットされていない(苦笑)
新作カットなども織り込まれておりテレビアニメ版よりもがっつりと描写されているが
総集編として「水野」姉妹の話に尺を使う理由がいまいちわからない。

私はこの姉妹の話は嫌いじゃないが、流石に尺を取り過ぎておりだれていた。
更にここで
「あれ・・・新規ストーリーもやるんだよね・・・・?」
という不安を感じる、あれだけ仰々しいく序盤描いた新規ストーリーが
描かれないわけがない。
2時間40分も尺があるんだから30分くらいはそのストーリーのために割くはず・・・

と思っていた私が馬鹿だった。
2時間半、きっかり総集編をこの作品はやりました。
確かに水野の部分に尺を取り過ぎていたがストーリーはきっちりとまとまっており、
私個人としてはテレビアニメ版よりも本筋のストーリーは見やすい印象を覚えた。

しかしながら、あれだけ冒頭期待させる新規ストーリーや新しい要素を展開しておいて
それに関する説明は劇中では一切なし(苦笑)
あれだけ期待させておいて、冒頭のシーンに繋がるような展開がなかったのは
本当に残念だ

全体的に見て総集編としての完成度は高い。
サブキャラたちのキャラ描写はほとんどカットされてはいるが、
物語の主軸である「3人」のストーリーはきっちりと描かれており、
戦闘シーンの迫力は劇場スクリーンで見ても引けをとらないほどの大迫力だ。
特に冒頭の新規ストーリーでの夜の東京での戦闘シーンや、
中盤のタクトVSスガタ戦、終盤のザメク戦と素晴らしいまでの完成度だ。
戦闘シーンの迫力という意味では久々に「流石ボンズ!」と叫びたくなるほどの
高い完成度を保っていた。

しかしながら、冒頭で期待させておいた新規ストーリー的な後日談はほぼ描かれず、
中盤でなぜか水野姉妹のストーリーに尺を取り過ぎていてダレてしまい、
水野姉妹のストーリーもカットさえしていれば、新規ストーリー余裕で入れらただろ!
と思わず憤りを感じてしまう内容になってしまっていた。
PVや公式サイトであれだけ「新規ストーリー」に期待させるような内容にしておいて
この内容になってしまっているのはさすがに厳しい。

なお、ネットで調べた情報になってしまうが、
新規ストーリー部分の説明はパンフレットに乗ってるらしい。
ちなみにパンフレットは3000円らしいです・・・(苦笑)

この新規ストーリーが非常に面白そう&戦闘シーンの出来栄えも高かっただけに
見終わった後に「おあずけ」を食らった気分になってしまったのは残念だ。
総集編も出来栄えは悪くないんですけどね・・・

ただ、内容が内容なだけに続編も作れそうな感じも出てきた。
3人の恋愛にもきっちりと決着がついたわけではないので、
この映画が大ヒットすれば続編が作られるかもしれない。
そういう期待感を高めるための新規ストーリーと考えればぎりぎり納得できるかもしれない

余談ではあるが、この作品を見ている間にトイレに立つ方が非常に多かった(笑)
総集編だからトイレに立ちやすいという感じではあるが、
もし今から見に行こうという方は新規ストーリーは期待せず、
見る前にかならずトイレに行ってから見ることをおすすめします。
2時間40分はさすがに長いですね(笑)

まだ「輝きのタクト」をテレビアニメの方も見ていないが興味はある。
という方でもおすすめできる総集編になってると思います。
逆にファンであればファンであるほど新規ストーリーに裏切れてしまうかもしれない・・・

最後に。

綺羅星!  ★
  *   ___ +
★  + /)⌒ ⌒\
+ _ヘ//(●) < 丶
/ヒノノ _二⊃(_人_) |
   < +  ヽノ ノ
/ ̄\) *    \

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