パプリカ

2010年5月27日

パプリカ感想


パプリカ感想
パプリカ
★★★★☆
パプリカ/千葉敦子は、時田浩作の発明した夢を共有する装置
DCミニを使用するサイコセラピスト。
ある日、そのDCミニが研究所から盗まれてしまい、
それを悪用して他人の夢に強制介入し、
悪夢を見せ精神を崩壊させる事件が発生するようになる。
犯人の正体は?目的は?そしてこの終わり無き悪夢から抜け出す方法は…。

夢幻のごとく
完璧に魅了されたアニメ映画で、出来れば映画館で見たかった・・・。
90分間と言う時間の中、本当に夢を見ているかのように
長いようあっと言う間の時間だった。
ストーリーは、人の夢の中を見ることができるDCミニが
盗まれたことから起きる、夢の事件。
作品の最初から夢の世界で、一瞬何が起こったか分からない。
今が「現実」なのか、はたまた「夢」なのか。
判断がつかないようにストーリーが進むところは面白く、
最後の方に至っては「夢」と「現実」が融合してしまう。
見ている側が本当に引き込まれる内容と演出で、
90分間、飽きを感じさせなかった。
ただ、残念なのは最後の方の展開があまりにも説明不足で
置いてけぼりをくらってしまった。
最後の、夢と現実が融合してしまうところへの説明や
パプリカという存在の掘り下げがストーリーの中で無いのは
90分という時間制限の中で仕方なかったのかもしれないが
もう少し何とか出来なかったのだろうか・・・。
しかし、最後の説明不足を補うかのように
キャラクター人が非常に独特だ。
私はアニメの中のデブキャラに好感を持てたのは初かもしれない。(笑)
かなりの肥満の天才科学者である時田が、非常に印象深い。
声優はあのアムロの古谷徹さん。
彼は子供のままの天才で、非常に愛くるしく、自分の夢に対し真剣だ。
彼が自ら親友の夢に入ったり、ロボットになって夢の中で動き回る様子は
観ていて面白く、また主人公である千葉敦子との関係性や
最後の方の「えw君たちそうだったの?w」と言える展開は
非常に面白かった。
デブキャラが恋愛で優遇されているアニメはパプリカくらいかもしれないw
そして、主人公である千葉敦子、夢の中では別人格?のパプリカになる彼女は
普段は知的でクールな女性、しかし夢の中では
その反発のように天真爛漫で可憐な女性になっている。
このギャップは、夢というテーマにおいて非常に重要で
抑圧された現実からの開放や、自分でも気づいていない気持ちやトラウマが
夢のなかでこそ現れる。という夢という根本に基づいた
キャラクターが設定されているのはよく出来ていた。
また、夢の世界は非常に良く演出されており、
パプリカが夢の中で様々な童話の格好をしたり、
無機物のパレードが精神病の患者の夢になっていたりと
興味深いものが沢山詰まっているアニメ映画です。
ただ、全体的に非常に完成度が高く、誰にでもおすすめしたいところですが
最後の説明不足と、「ホモ」要素が一瞬現れたりするところが
マイナス点になっていました(苦笑)
デブと硬派キャラのホモ要素は一瞬とはいえ
「えぇ?!」ってなりますよねw

スポンサーリンク