どうもみなさん、6月はいかがお過ごしでしたでしょうか。
じめじめと日本らしい湿気を感じつつ、
W台風で大雨や地震など、日本列島に住んでいることを
感じさせる6月でした。
今回は毎月恒例の6月に見た個人的アニメランキングです。
6月
6月は、ケロロ軍曹の新作と旧作、僧侶枠、
ショートアニメ、そして落語アニメまで、
かなり幅広い作品を見る月になりました。
ただその一方で6月はショートアニメや映画が多く、
本数も13本と少なめという、個人的には
あまり納得がいっていない結果になりました。
ちょっとバタバタしていたのもありますが、
月初めと月終わりにとんでもない映画を見てしまったというのも
あるかもしれません(苦笑)
そんなわけで6月に見た個人的なアニメランキングです。
13位 新劇場版☆ケロロ軍曹 復活して速攻地球滅亡の危機であります!

今月の最下位です。今月どころか年間の最下位です。
これを超える映画作品は出てほしくないという願望も込めての最下位です。
16年ぶりの劇場版ケロロ軍曹ということで、
本来ならばかなり期待したい作品でした。
平成を代表するアニメの1つであり、
ケロロ小隊のドタバタやパロディを
再び劇場で見られるのかと思っていました。
しかし、ふたを開けて出てきたのは
なぜか「福田アベンジャーズ」でした。
ケロロ軍曹という作品で、なぜかパロディではなく、
「福田監督が監督した作品のキャラを演じた俳優が、
アニメキャラになって作品のキャラを演じる」という
わけのわからないことをしています。
パロディも盛りまくるわりには面白みが薄く、
そもそも「ケロロ軍曹」のパロディではなく
「福田監督」のいつものパロディになっており、
ケロロ軍曹を感じられる要素があまりありません。
ストーリーの薄さもあります。
16年の間に色々な作品が地球を侵略し、
ケロロ軍曹たちが忘れられている的な比喩があるという感想も見かけましたが、
妖怪ウォッチや進撃の巨人はともかく、
エヴァやウルトラセブンはケロロ軍曹よりも前にある作品です。
福田アベンジャーズをしたいという福田監督の思いもあったようですが、
アベンジャーズっぽさ、それぞれのキャラのクロスオーバーもほぼなく、
アベンジャーズですらない作品でした。
本当に何がしたかったのでしょうか…
12位 大賢者リドルの時間逆行

ライトアニメとして制作された作品でした。
いわゆるタイムリープものではあるのですが、
そんなタイムリープのアドバンテージを活かさない展開が多く、
グダグダやっているあいだに、あっという間に1クールが終わります。
もう内容もほぼ覚えていないほどの薄味で、
小学館としては初のライトアニメでありましたが、
ライトアニメでは原作の良さすらアニメという媒体で伝えきれず、
逆に中途半端すぎて悪い印象がついて終わってしまいます。
小学館が今後ライトアニメをシリーズ化させるのかは
今のところわかりませんが、このライトアニメというものの
限界を感じてしまう作品でもありました。
11位 魔物喰らいの冒険者~俺だけ魔物を喰らって強くなる~

こちらもライトアニメで制作されました。
大賢者リドルと同じような感じでダイジェスト的に
話が進んでいくのですが、大賢者リドルと違うのは
ある程度1クールで話の区切りが生まれているところです。
魔物を食らうという禁忌を犯して強くなった主人公が
エルフと出会って、なんやかんやあって旅をして、という感じです。
良くも悪くも「なろう系」らしい作品であり、
テンプレ的な感じなのは否めません。
ライトアニメでなければもう少し高い評価ができそうなのですが、
ライトアニメであるがゆえに評価にも限界があり、
微妙な印象は残ってしまう作品です。
10位 こめかみっ!ガールズ

ある意味では、今月かなり印象に残った作品です。
大分県宇佐市を舞台にしたご当地系の作品で、
お米の神様の血筋を持つ少女たちが登場するという設定です。
設定だけ見ればよくある感じなのですが、
作画崩壊もすさまじく、ストーリーもシュールなのかなんなのか
よくわからない内容になっています。
本作の場合、それを「狙っているのか、事故なのか」が
わからない不安定さがあります。
ご当地アニメとして地域の魅力を見せたいのか、
キャラクターアニメとして少女たちを見せたいのか、
それとも炎上商法的な話題性を狙っているのか。
作品の軸が見えにくいまま進んでしまった印象です。
ある意味、印象に残った作品ではありますが、
これはなんだったんだろう..と感じてしまう作品でした。
9位 インゴクダンチ

原作の時点でかなり過激な内容を含む作品であり、
全年齢向けの当サイトでは扱いづらい部分もあります。
その作品をアニメ化するという時点で、
かなり人を選ぶ作品であることは間違いありません。
やばい人妻と戦うショタという面白い設定ではあるのですが、
アニメとして見ると、題材のインパクトに対して
作品の作りはかなりコンパクトで、ショートアニメ的なテンポで進んでいくため、
深く掘り下げるというよりは、原作の雰囲気や刺激的な部分を
軽く見せていくような印象でした。
もっと振り切ってこの作品がアニメ化されていれば
印象は違ったのかもしれませんが、
特に序盤から中盤までの微妙さは厳しく、
中盤から面白みが増していくのですが、
色々と惜しい作品でした。
8位 メイドさんは食べるだけ

タイトル通り、メイドさんが食べるだけの作品です。
海外のお屋敷のメイドさんが、そんなお屋敷の建て直しの間の1年間、
日本に住むことになります。
そんなメイドさんが日本の食べ物を食べ、その美味しさを感じていく。
本当にそれだけの作品です。
ゆるい空気感や食べ物の魅力、メイドさんのリアクションを中心に見せていく作品で、
見ていて大きなストレスはありません。
肩の力を抜いて見られるタイプのアニメではあるのですが、
出てくる料理が私たち日本人にはなじみ深すぎました。
銀だこやポカリスエットなど当たり前すぎるものを
おいしいと反応する、当たり前であるがゆえに地味な印象を受けます。
どちらかといえば日本人向けというより、海外の人のほうが
メイドさんと同じく新鮮な気持ちで日本食を楽しめそうな作品でした。
7位 トムとジェリー 時をこえる魔法の羅針盤

世界的に有名なトムとジェリーの映画なのですが、
なぜか中華100%な映画になっています(苦笑)
トムとジェリーという作品は、
世界中で知られているキャラクターであり、
言葉に頼らないドタバタや追いかけっこが魅力の作品です。
だからこそ、国を超えて作られても成立しやすい題材ではあります。
そんなトムとジェリーが古代中国ファンタジーな世界に
いきなり転移し、トムとジェリーそっちのけで
本作オリジナルキャラのいざこざが描かれます。
トムとジェリーという作品に、強引にオリジナル中国アニメ映画を
ぶちこんだような摩訶不思議な作品になっていて、
ある意味で面白くはあるのですが、
なんだかよくわからない作品でもありました。
6位 茉莉花ちゃんの好感度はぶっ壊れている

まるでギャルゲーのごとく、自分に対する女性の好感度メーターが
見えるようになった主人公。
しかし、意中の幼馴染の好感度メーターが異様なことになっている。
やや出オチ感のある設定ではありますが、
そんな設定の面白さと色々なヒロインをまんべんなく登場させながら、
1話5分ほどの短編アニメでやっているからこそ
マンネリや飽きが来る前に1クールが終わる作品です。
僧侶枠でありながらセクシーな要素は控えめではありますが、
声優陣の豪華さと、僧侶枠らしからぬ作品の方向性、
ネタのインパクトが衝撃的な作品でした。
5位 大きい女の子は好きですか?

長身女性フェチというものを扱った素晴らしい作品でした。
実に僧侶枠らしいフェチズム、ニッチな層に向けたアニメを
ニッチだと分かっていても本気でやる、それが僧侶枠であり、
僧侶枠らしい素晴らしい倫理観の崩壊っぷりもさすがでした。
長身女性ばかりの大学女子バレー部、そんなバレー部の寮長兼監督になった
主人公が憧れの女性と再会して一発やったり、
色々な女性と一発やった挙句、最後は姉と結ばれたかと思えば、
酒池肉林で終わる。
1クールで1話5分ほどの僧侶枠だからこそ、
マンネリにならず、1時間に満たない尺で満足感のある
フェチアニメを作り出してくれていました。
僧侶枠の安定ぶり、今後もまだまだ発展していくなと感じる作品でした。
4位 嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたいR

1期、2期、そしてプロデューサーの制作費持ち逃げからの裁判、
勝訴からのクラファンによる3期を経ての4期でした(苦笑)
ここまですったもんだした挙句に4期が制作されるアニメは
なかなかないと思います。
ここまでトラブルが起きれば、トラブルが起きた時点で続編の制作は望めません。
しかし、2期では自費まで出した監督、制作会社の「パンツ」、
そして「原作」に対する愛ゆえに4期が制作されました。
安定と信頼の4期、その「安定」と「信頼」にたどり着くまでの
トラブルの数々を考えると感慨深いものがありました。
4期の1話ではお馴染みのメイドさんから始まり、
最後は折笠愛さんによる女王様で終わる。
最高の罵倒の数々とご褒美を全6話で
たっぷりと堪能させていただきました。
3位 超劇場版ケロロ軍曹

新劇場版があまりにも酷すぎたため、口直し的に見た
ケロロ軍曹としての初映画作品。
一言で言えば、これぞ「ケロロ軍曹」だと感じる作品でした。
ケロロのガンダムに対する愛やパロディ、キャラクターの描写、
いざ戦闘になれば一人ひとりがそれぞれのキャラクターらしく
戦うさまにはシンプルに燃えるものがあり、
懐かしさと同時に「これだよこれ」と感じてしまう作品でした。
この作品自体は同時上映ではあるものの、
この作品以降は単独上映になっており、
当時のケロロ軍曹の人気と、国民的アニメになり得た
「ポテンシャル」を感じさせる1作でした。
2位 怪~ayakashi~

ノイタミナで放送された作品であり、
ホラーのオムニバス作品になっています。
ただ序盤から中盤までは作画もあまりよくなく、
ストーリー的にもピンとくるものはありません。
しかし、終盤で描かれる「化け猫」は異質すぎました。
作画のクオリティ、エフェクト、カメラワーク、
キャラクターデザインからストーリーにいたるまで
あまりにも完璧すぎて、オムニバスの中で頭1つどころか
10頭身くらい抜きん出たクオリティになっています。
この化け猫がのちに「モノノ怪」として単独のアニメになり、
映画になったことも納得できる作品であり、
終盤の化け猫だけでも見てほしいと感じる作品でした。
1位 あかね噺

原作はジャンプで連載中の漫画作品で、
そんなジャンプでありながら「落語」を題材としたアニメでした。
落語というと、どちらかといえばジャンプ向きではない
題材のように感じるのですが、この作品はあくまでもジャンプという
基本をしっかりと押さえています。
主人公の父を破門にした落語家に対する復讐劇、
この主軸をきちんと1話で見せ、そこから落語というものを
丁寧に描きつつ、努力、友情、勝利という3大原則がしっかりとあります。
落語という新しい要素はありながらも王道の面白さがあり、
会話劇でありながら、まるでバトルアニメのような過剰な演出が
落語シーンを盛り上げる、アニメとしてもしっかりと面白く、
終盤の「寿限無」の落語は声優の演技にも驚かされました。
これぞ新しい時代、
新しいジャンプアニメの幕開けを感じさせてくれる作品でした。
総評:激ヤバなアニメ映画2本
6月は上旬にトムとジェリーを見て、
下旬にケロロ軍曹を見るというとんでもない月でした。
どちらもとんでも作品でありながらも、その方向性は真逆に突き進んでいて、
こんなトンチキな作品が6月に2本もあるなど奇跡的です。
その反動のせいかショートアニメが多くなってしまったことは
反省点であり、春アニメをあまり見られていない現状です。
7月は春アニメを見ながら、夏のアニメ映画にも
どんどんと足を運びたいところです。
7月もどうぞよろしくお願いいたします。

