妄想科学シリーズ ワンダバスタイル

妄想科学シリーズ ワンダバスタイル感想

評価/★★★☆☆(42点)

妄想科学シリーズ ワンダバスタイル感想

制作/ティー・エヌ・ケー
監督/高本宣弘
声優/宮田幸季,清水愛,斎藤千和,植田佳奈ほか
全13話


あらすじ

九十九科学は13歳にして、あらゆる知識を蓄えた天才科学者。彼はあらゆる物理法則・科学理論・誇大妄想を駆使し、化石燃料を使わない「地球に優しい月世界旅行」を実現するため、助手兼美少女型技術試験衛星ロボット「キク8号」と実験(ワンダバ)を行っていた。そして、売れないアイドルグループ「みっくすJUICE」が人類史上初の「月でコンサート」を行い一躍スターになるため、九十九博士の実験台となる…。

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母親は要らなかった

本作品は、奇想天外な方法で月にいこうとしている少年を中心としたSFアニメだ。
だが、そこにアイドルという萌え要素が追加されることにより
何やら変な状況になっている(苦笑)
基本的なストーリーは毎回、様々な方法で宇宙へいく。
パチンコの要領や、炭酸水を振ってラムネぶち込んだり、
ヘリウムガスで風船の要領で飛んだりと、子供の発想をそのまま巨大化したような方法で
月へと向かう。
その宇宙へ行く方法は全てアイドル達が搭乗している。(苦笑)
序盤は上記の奇抜な方法で月へと向かうパターンが続く、
だが、パターンながらもハイテンションかつ、テンポの良いストーリー構成で展開され
この作品を印象づけることが出来た。
しかし、中盤からは残念なことにやや失速する。
序盤の奇抜な方法で宇宙へ行くことも忘れ去り、あまり奇抜ではない方法が多く
基本的なストーリーを進めることに制作の神経が行ってしまっていた。
この基本的なストーリーが微妙すぎる。
アイドルたちは月面ライブのため、少年は誰よりも先に月へ行く&母親に勝つという信念がある、
だが、中盤から母親が登場しアイドルたちを載せて月面へ行ってしまう。
この展開はどうにも納得がいかなかった。
少年を裏切らずに少年の方法で月へ行くならば、それまでのストーリー構成が生かされたのに
いきなり出てきた母親のキャラクターを生かし消化させるために、
わざわざ「裏切り」なんていう重いテーマを載せてしまったことが、
それまでのストーリー展開を台無しにし、作品の雰囲気ともあっていなかった。
そこからの展開は完璧に蛇足だ、明らかに最終話どうしようか?と
思いつきでのストーリー展開で序盤のワクワク感が台無しになってしまっていた。
最終話の展開もお涙頂戴になったかと思いきや、5分後にはあっさりと展開がくつがえる。
何ともいえない印象のまま作品は終わってしまっていた。
全体的にキャラクターが微妙だ。
少年のアシスタントである菊ちゃんは可愛く、
アイドルたちのマネージャーのマイケル花形はギャグ要員として面白く生かされていたが
アイドルたち4人のキャラクターが薄すぎる。
各キャラクターを掘り下げるようなストーリー展開もなく、
基本的には4人でのストーリー展開のため、各キャラクターの印象が薄いままで終わってしまった。
基本的なストーリーは悪くはない、
炭酸水で宇宙へ行く方法を見たときは思わず笑ってしまい興味もそそられた、
原因としては対象視聴者を間違えたことじゃないだろうか???
深夜アニメ特有の萌えキャラや裸パンチラ当たり前のセクシーシーンは
本作品の雰囲気ではミスマッチ過ぎる上に浮いている、
だが、セクシーシーンを覗けばNHKや朝のアニメとして放送すれば子供には受ける内容だ。
子供向け。と言うふうにストーリー構成を書きなおせば、
もっと明るく馬鹿げたストーリー展開だって見れたはずだ。
基本的な設定は悪くはないのに、注番からのストーリー展開が
完璧に本作品の足を引っ張ってしまった。
非常に惜しまれる作品です、リメイクされれば・・・化けるかも?

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