クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者

クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者 感想


評価/★★★☆☆(45点)


感想

制作/アームス
監督/よしもときんじ
声優/川澄綾子,能登麻美子,釘宮理恵ほか


あらすじ
4年に1度開かれる闘技会『クイーンズブレイド』。
建国から続く伝統に従い、優勝者は、この国の女王に選ばれる。
12歳以上の知能を持った生物の女性であれば、誰でも参加が出来る。



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熱き女の闘い

本作はクイーンズブレイドの2期。
原作はゲームブックです。
一期を見ていないと確実についていけないので
一期を見ていない場合は先にそちらを見ることをおすすめします。

基本的なストーリーは一期の続き。
一期で目指していた場所にたどり着いた主人公と美闘士たち、
そして女王の名のもとトーナメント的なクイーンズブレイドが開催される。
果たして誰が女王になるのか・・・という感じだ

ただ、ストーリーがましになるという情報を頭にいれていたのですが、
第一話からまさかの触手プレイで度肝を抜かれる(苦笑)
2期では何が許容されるのか?というような実験的な面もかなりある、
触手プレイの他にも卑猥なポーズや相変わらずの裸になりまくる戦闘、
下からの視線のシーンも多く追加され一期以上にセクシーだ

しかしながら、裸になるシーンが多いため画面全体が肌色っぽい色でおおわれ、
せっかくの戦闘シーンが少し見づらくなっている部分もあり、
キレイな作画と激しいアクションシーンの中で若干邪魔になっていた時もある。

ただ、肝心のストーリーですが、かなり王道で本筋を突き進んでいた。
1期は旅をしながら戦い成長して行く様子を描いていましたが、
今期では1つの街の中でクイーンズブレイドを行い、
1体1の戦いの中、脱落して行くキャラクターも出てきます。
因縁めいた戦いは熱く、アクションシーンも重みがあり燃えました。

更には一期ではあまりのキャラ数に捌ききれなかったが、
2期では一人一人のキャラクターの掘り下げもきっちりと行っており
一人ひとりのキャラの印象もはっきりとつき、
感情移入もしっかりすることが出来た。

個人的に注目すべきは主人公ではなく、
冥土へ誘うもの「アイリ」と前回のレビューで
思わずキャプチャーした女性の息子の「ラナ」
この二人の感情の変化やラナの成長は、不覚にも感動しました。

一期ではただの悪役メイドキャラでしかなかったアイリは、
ラナと一緒にいることで自分の力の源である精気を吸わずに人間らしく生き、
最後の笑顔は反則的な可愛さでした。

そして、ラナは母親を石にされ、一緒に逃げたアイリ過ごし、
アイリが居なくなった跡は男としての生き方を見出す、
最後には自らの手で母親を救い出す。
この二人は、本作品で一番の名コンビです。

まさか、このクイーンズブレイドという作品で感動できるとは思わなかった(笑)
この二人以外にも様々な因縁やキャラクターの感情の揺れ動きや変化など
ただの「裸になるだけのアニメ」ではなく、
しっかりした作品に仕上げていたのは驚いた

ただ、残念なのは最終話までいっても色々な伏線や設定を投げてしまっていたこと
せっかく盛り上がってストーリー展開的にもあとは
キレイに占めるだけ!という感じだったのに、やってしまったという印象だ。
ある意味でクイーンズブレイドらしいとも言えるが、
もう少し高い評価を出来ただけに最終話は若干残念な感じだ。

しかしながら全体的に見て完成度は高い。
一期、二期と進めてきたストーリーは最終話で若干やらかしてしまったものの
しっかりとまとまっており続編にも期待できる出来栄えで、
セクシーなシーンの割には硬派な内容は、しっかりと楽しむことが出来た。

キャラクター数もかなり多いが、それぞれ掘り下げもしっかりしており
書くキャラクターの成長と心理の変化はきっちりと描かれていた。
数撃ちゃ当たるじゃないが、誰かしら気に入るキャラクターが居るのは
間違い無いだろう。

後日談に当たる全6巻のOVAが発売されるようなので
そちらで色々と釈然としない箇所が少しでも納得のできるものに変わるなら
今期はそれでいいのかな?とも思います。

1期と2期、あわせてご覧いただきたい作品です。