戦場のヴァルキュリア3 誰がための銃瘡


評価/★☆☆☆(18点)



制作/A-1 Pictures
監督/近藤信宏
声優/中村悠一,遠藤綾,浅野真澄ほか


あらすじ
大ヒットゲーム「戦場のヴァルキュリア」シリーズ最新作をOVA化したアクションファンタジーの前編。地位も階級も、名前すら奪われた部隊、通称“ネームレス”の戦いを描く



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不運なアニメ

原作はPSPのゲーム。
ゲーム本編では描かれていないオリジナルエピソードを描く
プレイステーションストアで配信されたのだが
PSNの情報漏洩事件のせいで一週間未満の期間しか配信されないという
若干可哀想な作品だ

基本的なストーリーは造反舞台濡れ衣を着せられた
やっかいもの及び懲罰サれたものが集まる「ネームレス」部隊たちの活躍を描く
ただ、ストーリー的にゲームをやっていないと状況が把握しづらい
主人公たちの紹介的なものや彼らが置かれている状況の説明がほぼないため
ゲーム未プレイの方にはおすすめできない。

序盤からやや作画は不安定ながらも夜間戦闘から始まる
ゲームをやっている方なら見たことのあるシーンが多く
アニメーションとして描かれている部分は楽しめるだろう
ただ、作画は不安定なので「迫力がある」とは言いがたい

ストーリーに関してもあくまでゲーム本編では描かれていなかった部分を
オリジナルエピソードで描いているだけで、
起承転結のストーリーを展開してるとは言いがたい。
あくまでも「戦場のヴァルキュリア3」が
アニメで見たい人向けの作品であることは否めない

ただ、その分「ヴァルキュリア」もきちんと描いており
主人公の作戦のたて方や、その作戦通りに
ネームレスたちが活躍するストーリー展開はそれなりに満足できる出来栄えだろう
更には原作通りに声優さんもかなり豪華なので演技もしっかしている。

全体的に見てファンならば見ても損はない作品だろう
私自身は原作ゲームをやったが、戦闘シーンやステージなど
うまい具合に再現されており、ストーリーもオリジナルエピソードながら
それなりに楽しめる出来栄えになっていた。

ただ、この作品をきっかけに「戦場のヴァルキュリア3」をやろうと思える作品ではない
主人公たちの状況などを一切説明しないストーリー展開は
あくまでもファン向けと割り切っている感じだ

さらに言えば作画に関してはほんとうに残念だ。
動きやストーリー構成が悪くないだけに、
もっと高いレベルの作画で描かれていれば迫力のあるシーンで
見応えのあるアニメになったかもしれないだけに残念だ

個人的には声優さんの豪華さやストーリーもそれなりに面白いため
TVシリーズで見たいと感じさせる作品だった
ただ、戦場のヴァルキュリアシリーズはアニメがことごとく失敗しているため
コレ以上のアニメ化が望めないかもしれない・・・