ゴキブリが嫌いなら見ない方がいい「ギョ」レビュー

2016年8月22日

評価★☆☆☆☆(12点)全1話
1288

あらすじ 引用 – Wikipedia


スポンサーリンク

ゴキブリが嫌いなら見ない方がいい

原作は伊藤潤二による漫画作品
アニメ文庫シリーズの1つとして制作された
アニメ文庫の中では異例70分

基本的なストーリーはホラー物
沖縄に旅行に来た主人公、別荘に戻ると
脚の生えた奇形の魚が別荘に居た、その魚は殺したははずだったのだが・・・
というところからストーリーは始まる。

序盤からかなり激しい(笑)
足のついた魚は独特の気持ち悪さを秘めており、
そんな足のついた魚が大量にいる様子はゴキブリ的な嫌悪感を感じさせる
怖いというよりは「気持ち悪い」というのが正しい表現だろう

そんな気持ち悪い生物が東京にも現れる
道路いっぱいに歩く魚の群れ・・・もうお食事中には絶対見ちゃいけないw
更には魚に刺されると酷い姿になってしまうおまけつき(苦笑)

この独特の気持ち悪さを秘めつつストーリーは展開していくが
登場人物たちの演技がひどく、キャラクターに感情移入や
緊迫感のあるシーンで拍子抜けしてしまう時がある。
多くがタレントや素人、役者などで声優が居ない。
せっかく緊張感のある作品なのに正直言って酷い

ストーリー的にはパニック物として悲惨な展開の連続、
気持ち悪さも話が進めば進むほど深まっていくが、
特に感染した人間が歩行器と呼ばれる機械を本能的に装着する姿が
ものすごく気持ち悪い・・・・(苦笑)
気持ち悪さもあるのだが、それに伴いシュールさもある。
というよりも下品といえばわかりやすいかもしれない

本来なら気持ち悪く恐怖感もあるはずなのに、
人間が感染した体から生産される毒ガスを肛門と口から出し、
その毒ガスで機械を動かすなどシュール過ぎる。
怖がればいいのか、気持ち悪がればいいのか、笑えばいいのか
かなり戸惑ってしまう

終盤では意味不明な展開になる。
歩行する魚でパニックする都内、次々と人間が襲われ次々と人間が醜い姿になっていく
その原因は旧日本軍が開発した機械とガスという設定はわかるのだが、
終盤いきなり都内に「サーカス」が現れる、
一応解説者的存在と物語の締めとしての登場人物なのはわかるのだが
あまりにも唐突かつ意味不明だ

さらに言えば、主人公は刺されたはずなのに何故か醜くくならない。
物語の結末も一切救いがないまま終わり、
最後シーンではラピュタばりの壮大な音楽が流れた時
私は思わず爆笑してしまった。

全体的に見て「なんだかな・・・」という印象の強い作品だ
確かに足の生えた魚は怖いのだが、ゴキブリちっくな様子は
怖さよりも気持ち悪さが先行してしまい、そこにシュールな要素も盛りだくさん。
残虐シュールギャグのような展開も多く、見ている側の見方が最後まで定まらない
作画も悪いのに、妙に魚だけリアルなのもシュールさを助長していた

原作よりだいぶ改変しているらしく、逆に原作が気になる作品ではあるが
お食事中に見ることだけは絶対におすすめできない。
ついでに言うならば「ゴキブリ」が嫌いな方も本作品はおすすめできない。
気持ちの悪い作品が好きな、物好きな方にはおすすめできるかもしれないが
そういう気持ちの悪さで突き抜けているとも言いがたい

何を描きたいのか。いまいちはっきりしていない作品でした

ギョ 1 (ビッグコミックス)
伊藤 潤二
小学館
売り上げランキング: 38,714