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ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴

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評価/★★★☆☆(42点)


DRAGON BALL THE MOVIES #09 ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴 [DVD]

制作/東映アニメーション
監督/上田芳裕
声優/野沢雅子,古川登志夫,田中真弓ほか


あらすじ
賞金1億ゼニーと世界温泉めぐりが懸ったギョーサン・マネー主催の天下一大武道大会に出場した悟飯たち。かつて父・悟空も今の自分のように亀仙流の道着を着て修行に励んでいたと優勝を目指し次々と勝ち進む悟飯。未来から人造人間を倒したことを報告しに来たトランクスやいきなりピッコロと闘う羽目になってしまったが、ピッコロがくだらなさを感じ棄権したために勝ち進んでいくクリリンもそれに続いていた。




ボージャック一味とは何だったのか


本作品はドラゴンボールZとしては9作品目の劇場作品。
時系列的にはセルゲーム終了の後となっており、悟空は死亡した状態だ。
ミスターサタンは本作品から初登場。

基本的なストーリーはアクション。
悟空亡き後、地球ではギョーサンマネー主催の天下一武道会が開かれた
それに参加したゴハンやトランクス。
しかし、そこには封印されたはずの「ボージャック一味」が紛れ込んでいた
というところからストーリーが始まる。

今作の最大の特徴は「悟飯」が主人公ということだろう。
悟空が天界にいる状態で、悟飯たちだけで
強敵を倒すという図式で展開されるストーリーは
コレまでの映画と違った展開を期待させる。

ただ今作の敵が正直イマイチだ。
封印されていたはずのボージャック一味という敵キャラなのだが
それぞれのキャラの印象が非常に薄く
「封印されてたけど封印解けたから」という浅い理由で戦いに来たにすぎない
彼らがわざわざ天下一武道会に現れた理由もよくわからず、
彼らの目的もよくわからない。

彼られのボスである「ボージャック」は何故か最後に部下を盾にして
意味不明な攻撃を繰り出す始末で、攻撃方法も敵のパワーを地味に奪う攻撃など
これまでの映画の敵と比べてインパクトが薄く、
キャラクターの設定の浅さが伺える。

ストーリー的には前半、天下一武道会が行われる
その中でクリリンVSピッコロやヤムチャVSトランクスなど
面白い組み合わせの戦いも見れるのはファンとしては嬉しい展開だろう。

ただ、後半からボージャック一味が無理やり介入したせいで天下一武道会は無茶苦茶になり
せっかく面白そうだった「バトルゾーン」での戦いなどが終わってしまい
ストーリーが前半と後半で噛み合っていない。

しかしながら、バトル展開に関しては割ときちんとした内容になっている。
この時代の超サイヤ人になれる「ゴハン」だが超サイヤ人2には怒りがないとなれない
という設定をきちんと生かしており、更に死んだ悟空との親子愛のような
ストーリーを展開し、起承転結がしっかりした内容になっている。
「悟空」に活を入れられて超サイヤ人2に覚醒するという展開は
なかなか熱くさせるストーリーだった。

全体的に見て敵キャラの魅力の無さと設定の浅さがストーリー全体の浅さにつながった
悟空と悟飯の親子愛や超サイヤ人2、意外な組み合わせが見れる天下一武道会と
要所要所は面白いのだが、芯となる敵キャラのバックボーンがなく
ただ強い敵という立ち位置になってしまっており魅力を感じなかった。

サタンは相変わらずのキャラクターだが意外に役に立っていたり
彼のストーリーが間に挟まれることで物語のダレを無くしていたのは好感が持てた
サタンの使い方は上手いが、敵の扱い方が微妙な作品だった。

余談だが劇場版ドラゴンボールで亀仙人を演じられた宮内幸平さんは
この作品が最後のドラゴンボール劇場版になってしまった。
登場シーンはあまり多くないが、そう考えると感慨深い作品です。

「」は面白い?つまらない?

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