「おにぱん!」レビュー

1.0
日常
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評価 ★☆☆☆☆(17点) 全12話

あらすじ 「鬼は悪者」というイメージも古くなり、現代では鬼と人間が共存しているが、昔のやんちゃによって誤解を受けることもあった引用- Wikipedia

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宝の持ち腐れ

本作品はWIT STUDIOによるオリジナルアニメ作品。
監督は太田雅彦、制作はWIT STUDIO。
1話15分ほどのアニメ。

強いぞー!

1話冒頭、この作品の世界観がナレーションで説明される。
令和の世になり、鬼は人間と普通に共存している世界だ。
そんな不思議な世界の説明の裏では
「鬼~のパンツは良いパンツ」でおなじみのあの曲が流れている。
鬼のパンツといえば誰しもイメージする曲をあえてBGMとして
流す演出は素晴らしく、この作品の世界にすんなり入り込める。

しかし、そんな素晴らしい導入を台無しにしてくれる。
「声優」だ。
この作品は新人声優が声優ユニット「おにぱんず!」というのを
組んでおり、メディアミックス展開をしているが、
そんな声優が新人すぎるがゆえに演技がひどい。

いわゆる「棒」だ。最近は声優養成所のおかげもあってか、
あまり「棒演技」という表現すら使わなくなってきたほど
声優さんたちの実力も上がっており、新人声優でも新人感を
感じない声優さんが増えてきている。

しかし、この作品のメインキャラを演ずる3人のうち2人は
声優ですら無い。元アイドルだ。
ろくに演技経験もない声優とも言えないような人を起用したことで、
せっかくの導入から思いっきり肩透かしを食らってしまう。

鬼のイメージアップ

3人は閻王様の命令で鬼のイメージアップのために
人間の街に訪れている。
ストーリーはあってないようなものだ。
いわゆる日常系アニメではあるものの、
そんな日常のストーリーが厳しい。

町中で人間を怖がる主人公に他の2人がボケたりしながら、
主人公がそれを突っ込む。
「モアイ像」的なものに食べられる真似をしたりするボケにも
なっていないようなボケを繰り広げ、日常が描かれる。
シンプルに言えばつまらない。

TV放送自体は「おはスタ」内で放送されたことを考えると、
子供向けの作品としてみないといけないことは分かっているが、
それでもあまりの内容の無さに頭を抱えてしまう。

おにぱん

彼女たちは閻王様から「おにのパンツ」をもらっている。
それを履くことによって状況にあわせていろいろな姿になることができる。
ただ、それだけだ。
変身しても特別な力がえられるわけでもなく、ただのコスプレであり、
「おはスタ内」で放送されただけに、セクシーな描写もない。

キャラクターデザインは優秀であり、作画も
「WIT STUDIO」が手掛けているだけあって素晴らしいものがある。
例えば1話では3人が子供に届け物をするために
街を滑走するシーンがあるが、進撃の巨人ばりの立体的なカメラワークと
キャラクターの動きには内容とのギャップには思わず笑ってしまう(笑)

そういったアニメーションとしての面白さがあるのが
この作品で唯一の救いと言える。

桃園桃

2話からはあっさりと3人が学園に通うことになる。
そこに現れるのが「桃園桃」だ。
彼女は桃太郎の子孫であり、そんな桃太郎と鬼との因果故か、
因縁をつけられたり戦うことになったりもする。
ただ、彼女が出たからと言って面白さが出てくるわけでもない。

こういった日常アニメの場合はキャラが増えることで
ワチャワチャ感が生まれて面白くなる作品はあるが、
特に面白さは1話から変わらない。

ギャグに関しては合う合わないがあるものの、
「パロディ」ギャグ要素があったりとメタネタもあったり、
どこかシュールなギャグも多く、おはスタでやるにしては
古いネタもちょこちょこと見られる感じだ。

メインキャラの話よりサブキャラの話も中盤からは増え、
ギャグアニメにありがちなキャラの使い捨ても見られる。
毎話毎話、毒にも薬にもならない話が展開して
終わってしまう作品だった。

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総評:声優が棒、鬼に金棒だけに

全体的にみてキャラデザと作画はいいものの、
それ以外が厳しい作品だ。
声優に関してはある程度、見てる間に慣れる部分はあるものの、
いわゆる「棒演技」な演技はかなり厳しく、せっかく可愛い
キャラクターが台無しになってしまっている感じが否めない。

ストーリー的にもいわゆる日常ギャグアニメであり、
「おはスタ」内で放送されているだけあって子供向けなのは分かるが、
その割には大きなお友達向けのパロディネタも多く、
思わず笑ってしまうシーンもなくはないが、話の当たり外れも激しく、
ギャグアニメ特有のキャラクターの使い捨ても激しい。

これがおはスタ内ではなく深夜アニメなら、
パロディ要素やシュールな要素、キャラデザの可愛さを生かした
セクシー要素を強めて面白い作品になったかもしれないが、
子供向けとして制作されてしまっているために、
この作品にある要素を活かしきれなかった感じのある作品だった。

個人的な感想:これでいいのかWITSTUDIO…

WITSTUDIOのオリジナルアニメということで少し期待したが、
アミューズで固められているメイン新人声優さんたちの時点で、
大人の事情が強く絡んでいることを察してしまう作品だ。

無駄に動く1話と最終話のアニメーションの面白さや、
WITSTUDIOらしい動きや作画の良さは感じることができるが、
「アニメ」としては微妙な作品止まりになっている。

色々ともったいない要素が多く、おはスタではなく
深夜アニメとして作られていれば…と感じる作品だった

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