ARIA The ANIMATION

2010年3月29日

ARIA The ANIMATION感想


ARIA The ANIMATION感想

ARIA The ANIMATION
★★★★☆

何も無い日常の中の忘れかけた感覚
まず、このアニメは非常に人を選ぶ作品です。
特に争いが起こるわけじゃない、特に大きなイベントが起こるわけじゃない、
抑揚の無いエピソードを淡々と描いていく。
似たような作品としては、「ヨコハマ買い出し紀行」があります。
この世界の登場人物たちにとっては、普通の日常。
今よりも未来で、テラフォーミングされた惑星での話。
水上の町ベニスをモチーフとした世界感は、水の流れのごとく
緩やかに優しい雰囲気を醸し出しています。
キャラクターは女性がメインで、男性は一部しか出てきてないのが少し残念、
しかし、悪い人というようなキャラクターが居ないのが特徴かも?
全てがいい人というわけでもないですが、あくまでも普通の日常を
演出するための登場人物のような気もします。
世界感をサポートするように、独特な癒される音楽が
優しい空間を演出しています。
この音楽がなければ、ARIAの魅力は半減してたかもしれませんね。
ストーリーは、忘れかけた何も無い日常の中のほんの些細な感動や気持ち。
それ以上でもそれ以下でもないと私は思います。
優しい話、何気ない話、少し成長する話etc….
遠い未来、いや違う世界の話なのに、どこか懐かしさを感じてしまいます。
ただ、このゆっくりと流れる日常は癒しの欲しくない人には
眠くなってしまう時間で、そういった意味では相当に人を選びます。
一部のキャラの口調がうざいと感じてしまう人もいると思いますし(苦笑)
この世界感と雰囲気は、こんな世の中だからこそ必要な要素かもしれません。
寝る前に1話ずつ、もしくは休日に一気に?
何となく疲れている貴方に、おすすめいたします。