オオカミさんと七人の仲間た

オオカミさんと七人の仲間たち感想

評価/★★☆☆☆(37点)

オオカミさんと七人の仲間たち感想

制作/J.C.STAFF
監督/岩崎良明
声優/伊藤静,入野自由,伊藤かな恵,新井里美ほか
全12話


あらすじ

私立御伽学園に通う高校1年生の大神涼子と赤井林檎は、涼子に思いを寄せる森野亮士を仲間に加え、彼らの所属する御伽学園学生相互扶助協会(通称:御伽銀行)の面々と協力しながら今日もやりたい放題世直しのため戦っていく。

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萌えお伽話

2010年夏アニメのレビューの第一弾は本作品。
終わってから少ししてから終わったことに気づきました(苦笑)
基本的なスト-リーは、学園モノ。
キャラクターや話にお伽話をモチーフにしており、
ヒロインは赤ずきんの狼、主人公は赤ずきんの森の猟師と
お伽話の登場人物の設定を生かしたキャラクターで構成されている。
ただ、基本的にストーリーは生徒会&部活系に近いかもしれない。
生徒たちの困ったことを、御伽銀行(部活?)のメンバーが解決していくというもの
それ以上でもそれ以下でもなく、物語は淡々と進んでいく。
1話完結でお伽話をモチーフにした話は分かりやすく面白い。
鶴の恩返しをモチーフにした話や、笠地蔵的な話などなど
元ネタがあるとはいえ、よく構成されておりパロディ的な楽しみ方が出来る。
ただ、いきなり記憶喪失ネタが出てきた時は「ネタギレか?」と不安になりましたが(苦笑)
基本的に明るいテイストの話は悪くないんですが、
登場人物の過去が嫌に重く、素直に楽しめない。
(ヒロインの過去、林檎の母子家庭など・・・)
もう少し柔らかく描写してくれれば受け入れやすかったかもしれないが、
普通の時が明るい反面、重く感じやすかった。
キャラクターに感情移入できれば違ったのかもしれないが、
感情移入するのが難しい作品なので重みしか感じなかった
また、物語の基本となっている「御伽銀行」という組織が生かしきれていない。
依頼に来た生徒に恩を売り、別の形で恩を返してもらうというのが基本なのだが
基本的には依頼に来た生徒が恩を返すシーンはあまりなく、設定の甘さを感じた。
さらに、全12話なのにキャラクターが多すぎる、
主要キャラクターだけでも8人以上おり、それに付け加えサブキャラクター的なキャラも多い。
サブキャラクターも使い捨てキャラではなく、しっかりと物語に食い込んでくるので
一人一人のキャラクターの魅力を描写しきれていなかった
飽きさせないために新規キャラクターをどんどん投入したのかもしれないが
一人一人の掘り下げのための話が少なく、キャラクターに感情移入できない。
おとぎ話の登場人物をモチーフにしたキャラクター設定やデザインは悪くはないんですが
キャラクターが引き立っていない。
最終話の時点で更にキャラが出てきて・・・2期あるかもしれない展開で終わる。
未回収伏線やおいてけぼりな話もあり、何とも釈然としない。
終わってみると、淡々と話が進んで「あ、終わった」という感じしか残らず、
何ともいえない作品になっていた。
ただ、本作品の特徴としてナレーションがある。
新井里美さん(とある科学の電磁砲の黒子でお馴染み)が本作品のナレーションを務めているが、
非常に独特かつ、面白い。
第1話の時点からナレーションでありながら、作中の5割以上で出ており
キャラクターたちの会話に突っ込んだり、状況の解説をしたりと
ある種、暴走とも言えるぐらいがっつりと絡んできます(笑)
観てもらうと分かりますが、これは非常に賛否両論が分かれる。
キャラクター達がしゃべってる時にもナレーションをかぶせるため、
会話が聞こえなかったり、ネタ的なナレーションも多く
人によっては「うざったく」感じるかもしれない。
ただ逆に言えば、本作品はこのナレーションがないと特徴が一切ない。
テンプレート的なキャラクターをおとぎ話で味付け下に過ぎず、
それ以上でもそれ以下でもない作品になっている。
確かにつまらないわけじゃない。
しかし、インスタント料理的な簡易的な面白味であり、深みが感じられない。
豪華な声優と独特なナレーション、レベルの高い作画で最後まで見ることが出来たが
脚本がもう少し練られていれば、作品の雰囲気も変わったかもしれない。
キャラクターは可愛らしく、作画もいいのに本当にもったいない。
全体的に登場人物をもっと活かしていれば印象も違ったかもしれないが
中途半端すぎるものだった。
2期はあるのかもしれないが、期待していいのか微妙なところです。
個人的には地蔵先輩が可愛かった(笑)