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地球防衛企業ダイ・ガード

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地球防衛企業ダイ・ガード

評価/★★★★★(85点)


地球防衛企業ダイ・ガード感想

制作/XEBEC
監督/島精二
声優/伊藤健太郎,平松晶子,三木眞一郎,小野健一ほか
全26話


あらすじ

西暦2018年、突如日本に出現した謎の物体「ヘテロダイン」。
ヘテロダインに対しては軍による総攻撃も意味を成さず、
最終的にOE兵器の使用という惨事をもたらして、事件は終結した。




サラリーマンだって、平和を守れるんだ!

1999年に放映されたロボットアニメ。
本作品はアニメオリジナル作品であり、他のロボットアニメとは
一風変わったストーリーだ。

基本的なストーリーはロボット物&サラリーマン。
ヘテロダインと呼ばれる突如襲来した謎の物体、対抗するために「ダイ・ガード」が作られた。
しかしながら、ヘテロダインは10年以上も現れず、ダイ・ガードは無用の長物。
民間の企業へとダイ・ガードは移管された。
しかし、ヘテロダイン出現から12年目、ヘテロダインはまた現れた・・・
という感じだ。

序盤から、このロボットアニメが普通のロボットアニメではないことを魅せつけてくれる。
普通、ロボットのロケットパンチといえば貴方はどんなシーンを浮かべるだろうか?
普通ならマジンガーZのようにロケットパンチ!といえば、
パンチが自ら噴射し飛んでいき、敵に当たるのが普通のロケットパンチだろう。

しかし、ダイ・ガードは違う
自らの左腕を引きちぎり、右腕で相手に投げつける(笑)
これぞ!ダイ・ガードの本質と言えるシーンだろう、
このダイ・ガード式ロケットパンチはある意味、ロボットアニメに新たな道を開いただろう
他にも序盤からかなり変わっている。

ロボットの出撃にも、莫大な費用とともに民間の企業なのでお偉いさんの判子が必要だったり、
主人公達は1会社の社員であるため、街を壊せば始末書を書かされたりと、
「1つの会社が保有するロボット」の実情とそのパイロットを鮮明に描いている。

ある意味、ロボットアニメというよりはサラリーマンアニメのような風潮も感じる。
またキャラクターたちにも愛着が持てる。
主人公の赤城は絵に書いたような熱血かつまっすぐなキャラクターで、
最後まで、そのキャラクターを突き通したのは好感が持てる。

中盤からは人間関係が中心となってくる。
民間企業がロボットを持つことによる、軍隊からの圧力や
それに伴う人間関係の変化や主人公達の立場の変化を描いている。
この部分は、色々なサイトで「踊る大捜査線」を彷彿とさせるという意見があった。

確かに会議室のみ、メンツのみの上層部を軍人に置き換え、
それに対抗する下の人間に主人公達を配置することによる人間関係は
踊る大捜査線に近いものがあるだろう。

だが、基本的にダイ・ガードは本来、不必要になった軍隊のお荷物を
天下り会社の21世紀企業が所有し運営しているに過ぎない。
それが、いざ、ダイ・ガードが使えると見ると、軍隊がそれを取り戻そうとするという
ストーリーの構成がしっかりとしており、
言われてみれば「踊る大捜査線」だが、言われなければわからない。

アニメ的に起承転結がしっかりと描かれており、起承転の部分はシリアス気味だが
結がコメディ風で明るく描かれており作品の重みが緩和されている。
基本的に敵であるヘテロダインは「自然現象」の1つと捉えられ、
台風などの災害という、明確な目的や意思を持つわけでもない敵キャラというのは
他の作品と比べるとかなり新鮮だ。

黒幕などがいないため、物語が分散することなく限定されたキャラクターたちの中で
ストーリーを展開するのは非常に好感が持てた。
一話から二十六話まで一切だれることなく、ひとつの物語を完結しており
序盤を楽しめれば終盤まで一気に見れる面白さがある。
また戦闘シーンもかなり迫力がある。

本作品は1999年に作成された作品だが、それを感じさせない作画の質や
アクションシーンの躍動感とロボットの重量感は、
最近のアニメにある「ヌルヌル」動く感じではなく、「ガシンガシン!」と
ロボットが動くさまは、大人ながららに子供心を刺激される作品だ。
しかしながら、視聴年齢は限定される。

10代前半や子供達には「サラリーマン的」な話は
ロボットアニメとしては退屈かもしれない、
子どもが感情移入できるようなキャラクターがいないのは残念なところだが・・・
逆に言えば、おとなの社会でのリアルなロボット運用をきっちりと描き、
敵の目的や伏線貼りまくりなどの展開はないため、作品全体の無駄さがなくなり、
すっきりとしたストーレートにロボットアニメを描けている作品だ。

これだけ、まっすぐな作品は最近の風潮ではあまり見かけないので、
個人的には純粋に楽しめた。
20代以上なら是非見てほしい作品と言えるだろう。

是非、スーパーロボット大戦に参戦してほしい、
あのダイ・ガード式ロケットパンチを再現してくれれば
私は絶対に購入するだろう(笑)

最終話も俺達の戦いはこれからだ!的な終わりだが、敵が「災害」と考えると正しい結末だ。
やろうと思えば2期の可能性もあるだろうが・・・w
ある意味、見てみたいような見たくないような感じだ。
個人的には非常に大好きな作品の1つだ。

普通のロボットアニメとは違うのに、王道なストーリー、だがひと味違う。
最近の伏線だらけのアニメにあきた方、熱血アニメが見たい方、
ロボットの重みを感じたい方、ロケットパンチが見たい方・・・w
おすすめです。

「」は面白い?つまらない?

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