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さよなら絶望先生

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さよなら絶望先生感想

評価/★★★★☆(70点)

さよなら絶望先生感想

制作/シャフト
監督/新房昭之
声優/神谷浩史,野中藍,井上麻里奈,谷井あすかほか
全12話


あらすじ

始まりの季節、春。希望に胸を膨らませた「何事もポジティブにしかとれない少女」風浦可符香は、桜の木で首をくくる「何事もネガティブにしかとれない男」糸色望と出会う。出会ってはいけない2人だったが、望は可符香の高校の新しい担任の先生だった。
望が受け持つ2のへ組は、望や可符香に負けず劣らず癖の強い問題な生徒ばかり。レトロ調の世界の中、些細なことで「絶望した!」と嘆く望と、へ組の生徒達が、日々騒動を巻き起こす。

原作通り

見たことはないけど、タイトルだけは知っている人も結構いそうな本作品。
他のアニメ作品とは違い一話に積み込まれている台詞の量が多い。
基本的なストーリーは、世の中に絶望している先生を中心に
ひきこもり、ストーカー、ポジティブなど様々な変わった生徒と
世の中に対する風刺を交えつつストーリーを展開していく。
ある種、ストーリーは合ってないようなものと言えるかもしれない・
序盤はキャラ紹介で終わる。
1話1話変わった登場人物が出てきて、その登場人物の特性をまじえてストーリーを展開すr。
極端なまでに特徴的なキャラクターは印象に残り、
のちの社会風刺ストーリー展開に生きてくる。
真面目に見ると暗くなりかねないストーリーを、
ハイテンポな展開と明るい色調と独特の演出でストレートに伝えており
いい意味で突き抜けているアニメと言えるだろう。
後半からは社会風刺が生きてくる。
特に何でもかんでも祭りあげる社会について熱弁する話は
「しつこさ」も感じたが、社会批判を上手く笑いに持って行っていた。
ある種、本作品はギリギリだ。
背景に文字で描いてあることが結構ヤバめのことだったり
少し表現が違えば、批判の声が凄そうな話もあったりと
綱渡り的なドキドキ感のある面白さがある。
敏感な方はこの綱渡りの時点で「批判だ!差別だ!」と叫んでしまうかもしれませんが・・・
また、この作品は独特のエロさがある。
フェチズムに近いものもあるが、変に色気のあるシーンや着替えなどもあり
そういう方面のテイストが好きな方にはたまらないシーンもあるかもしれない。
そして作品全体にパロディがある。
ジブリ、古畑任三郎など「そこをパロディするの?」と
ある種、制作のシャフトらしいバカバカしくも笑ってしまうパロディが多かった。
全体的に普通のアニメに飽きた方におすすめできる作品だ。
普通のアニメ作品がイギリスの紅茶なら、
本作品はインドのチャイのようなスパイスの効いたひと味違うテイストです。
和のテイストを感じられる作風も特徴的です。
個人的には「最低限文化的な文化祭」の話がツボでしたが、
1話1話しっかりとテーマがあるのは好感が持てました。
ただ、全体的に制作のシャフト独特の演出とブラックジョークは人を選ぶかもしれない。
しかし、万人に受けることを敢えてせずコアな層向けに作りこまれた作品は
ハマればハマるほど味が出るものになっている。
本作品を見るにあたって時事ネタが若干古かったものもあったのは残念(苦笑)
まあ・・・そればっかりは仕方が無いなと感じます。
独創的なOPに興味をもたれたら、是非ご覧ください。

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