劇場版『Fate/stay night-UNLIMITEDBLADEWORKS』

劇場版『Fate / stay night - UNLIMITED BLADE WORKS』感想

評価/★★★☆☆(59点)

劇場版『Fate / stay night - UNLIMITED BLADE WORKS』感想

制作/スタジオディーン
監督/山口祐司
声優/杉山紀彰,川澄綾子,植田佳奈,下屋則子
全1話


あらすじ

街を焼き尽くす程の大災害の中、全てを失った衛宮士郎は魔術師を名乗る人物に引き取られる。それから十年、養父の想いを継ぎ“正義の味方”に成る可く士郎は日々魔術の鍛錬を続けていたが、才能乏しく身についた魔術は一つだけだった。そんなある日、士郎はふとしたきっかけから“聖杯戦争”と呼ばれる魔術師同士の戦いに巻き込まれ、偶然にサーヴァントの一人“セイバー”と契約してしまう。望まぬままマスターとなった士郎。しかし十年前の大災害もまた聖杯戦争によるものだと知り、あの惨劇を繰り返さない為に戦いに身を投じる事となるが…。

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時間がもう少しあれば・・・

人気ゲーム&アニメであるFateの映画化。
ストーリーはゲームで言う「凛ルート」を基本としており、
TV版とは違ったストーリー展開を楽しむことは出来る。
しかし、冒頭から展開が以上に早い。
ストーリーを進めるために仕方ないのだがTV版ではあった日常のシーンはほとんどなく、
キャラクターに感情移入する隙すら与えてくれない。
最低限の世界観や設定、キャラの紹介もないままストーリー勧めていき、
明らかに「初見お断り」の雰囲気が冒頭から漂っていた。
私の場合は、TV版を閲覧しゲームは途中でやめましたが(ADVは苦手)
何とかついていけるという感じです。
途中からの展開が理解しがたく、最低限の説明も端折られている。
アニメ版を見ていたから、間の端折られているシーンを頭の中で保管できたが
シーンとシーンの繋ぎがほとんどなく場面展開が早過ぎる。
ストーリーについていくためにはゲーム版をやっておく必要性を感じてしまった、
ただ逆にゲーム版をやっているファンに取っては端折られたくない
思い出深いシーンもあるだろうから賛否両論とも言える
しかし、1時間45分という縛りがあったのだとしたら
なんとか纏めたんだろうなと制作側の苦悶も感じられます。
それだけに、2時間半構成にできなかったのかっ!?と悔やまれます。
ただ序盤から中盤を乗り切ってしまうと、後は圧倒的な戦闘シーンと
ハイスピードなストーリー展開に魅せられた。
特にアーチャーと史郎の戦いは手に汗握り、息を飲み、濃厚な世界感を表現していた。
本作品の副題でもある「UNLIMITED BLADE WORKS」を使うシーンでは特に圧倒的だった。
本作品は熱くなる戦闘と熱くなるストーリー展開があった。
しかし、やはり日常のシーンが無いことは非常に惜しまれる
「凛ルート」ということでセイバーと史郎との関係も希薄に描かれてしまっており
キャラクターの心理描写や掘り下げに物足りなさを感じてしまった
ただ作画や演出、戦闘シーンは素晴らしかった。
それだけに時間という概念に作品自体が縛られてしまったのは非常に残念だ
あと1時間尺があれば・・・作品の評価をもっとあげられただけに残念です。
しかし、これは制作側も承知のうえだろうとは思います。
お偉いさんの決定には逆らえず、1時間45分。
いい作品を作りたいという制作側の気持ちはヒシヒシと伝わってきました。
制作側には賞賛を、お偉いさんには抗議の電話をしたい気持ちです(苦笑)
もしまだ見ていない方は、最低限アニメ版閲覧のあとか
ゲームをやったあとで見ることをおすすめします。

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