スターシップ・オペレーターズ

2017年6月18日

スターシップ・オペレーターズ感想


スターシップ・オペレーターズ感想
スターシップ・オペレーターズ
★☆☆☆☆
舞台は西暦2300年。人類が宇宙に進出し、数々の、惑星国家が成立。
惑星国家の一つである「キビ」所属の新造宇宙戦艦「アマテラス」は、
航海実習で試験航海を行っていた。

気にくわないんで反乱してみました
訓練学生だった生徒たちがいきなり反乱するという説得力の欠片もない所から話は始まる。
国家が宣戦布告をうけあっさりと降伏してしまい、それに対し
「僕らこそ出来ることがある、艦を奪って王国と戦うことが出来るのさ」と
とんでも発言をするのちの艦長。
しかも、一部の好戦的な生徒の意見についていってしまう大半の学生。
いや、普通ならありえない(苦笑)
物語にあり得ない、あり得る。なんて話しを持ち出すのはご法度というのはわかりますが、
あり得ないことを空想の世界で展開させるだけの演出や構成、
キャラクター達の発言に全くといっていいほど説得力が無い。
例えば、艦に乗り込んできた軍人を殺してしまい反乱者扱いされ仕方なく!とか、
王国が非道な国で確実に死刑、もしくは奴隷扱いになってしまう!とか、
もっと極端にすると、王国を倒せば大金が手に入るとか。
そういった理由はなく、「僕らでも戦えるかもしれない」という理由では力不足すぎます。
後々それにも裏があるという展開(一部の人物には理由があった)にはなるのですが、
序盤ではその説明もなく、大半の人物には理由がない。
ただ戦いのための予算をテレビに独占放映させる契約をすることで得るという
展開は面白みのある設定でした。
しかし、肝心の戦闘シーンがまったくもって演出不足、特に序盤の4話で底が見えます。
ステルスな戦艦を発見するために、魚雷をたくさん宇宙空間に打つという作戦があったのですが
肝心の魚雷を撃つシーンは無し。え?と思わずあっけにとられました。
基本的に映像自体は非常にケチくさく、宇宙空間や戦艦の表現をへたに3DCGを用いたため
予算が足りないのか技術が足りないのか知りませんが、
肝心の3DCGシーンの尺が足りなさすぎて、映像の迫力が足りなさすぎます。
シュミレーションゲームのように、艦のレーダー上での演出が多いのも気になりました。
リアルな描写といえばそれまでですが、明らかな手抜きです。
あからさまに尺も足りなく、1クールでは説明不足で端折っている部分が多いため
原作小説を見ていない人をおいてけぼりにしている感はある。
全体的な演出の力不足があだになっています。
世界観や設定は面白そうなだけに、説明不足やキャラクターの深みのなさが
物語に引き入れるだけの力強さがない。
SF好きならまだしも専門用語も多いので、基本的には脳内補完で見ないといけないのは
普通の視聴者向けではないSF好きな玄人向けの作品に仕上がっているのは低評価につながり、
制作側の技量不足が全体に見えます。
2クールあって、別の制作陣なら名作になったかもしれないだけに
素材を無駄に使った非常にもったいないアニメです。