怪物王女

怪物王女感想

評価/★★★☆☆(57点)

怪物王女感想

制作/マッドハウス
監督/迫井政行
声優/川澄綾子,大浦冬華,能登麻美子,清水愛ほか
全24話


あらすじ

不慮の事故で死亡した平凡な中学生の少年・日和見日郎(ヒロ)は、現場に居合わせた少女「姫」によって仮初めの命を与えられ蘇生した。しかし、それが原因で凄惨な戦いに巻き込まれることとなる。姫は「怪物」を統べる王族の王女であり、兄弟姉妹達の王位争いの渦中にいたからだ。
「血の戦士」として王女に仕える立場となったヒロは、姫の命を狙って次々と現われる怪物達や、姫と敵対する者達との戦いを続ける中で、次第に姫の隠れた素顔とその境遇、そして不可思議な世界の姿を知っていく。

フンガフガフガフンガフガ

原作は藤子不二雄による作品『怪物くん』を意識した
ある種オマージュとも言える作品になっている、
タイトルや設定、フガフガいうフランケンシュタインなど
現代版にアレンジした要素が垣間見える作品だ
基本的なストーリーは、ひょんなことから怪物たちの王女である「姫」を
命をかけて助け、死んでしまうところから始まる。
姫はそんな主人公を条件付きの「不死身」の戦士として生き返らせ自分の家来とする。
芯となるストーリーは全ての怪物の姫の王位継承権争いを中心とした展開をし
そこに怪物や人間たちの日常を合わせてストーリーを構成している。
基本的には独特の雰囲気を持ったアニメに放っている。
フランケンシュタイン、吸血鬼、狼女などなど様々な怪物にふさわしい
少しダークだが暗すぎない雰囲気を醸しだしており
1つの世界感を作り上げている。
そのせいか一話目から派手な要素や高いレベルの作画などはないのに
世界感とテンポが、作品の中にのめり込むような魅力を秘めており
同時にヒロインの「姫」の性格にも惹かれていく
この姫というキャラクターはデレなどのブレる要素がない。
1話~最終話まで終始、安定したクールでSなキャラクターになっており
まさに姫の貫禄を振りまいている。
これは姫役を演じた川澄綾子さんの力添えも大きかったと思われます
姫以外のも少しエロティックな吸血鬼や男勝りな狼女、
フガとしか言わない人造人間、ほんわかした主人公の姉と
魅力あふれるキャラクターで構成されている作品だ。
ただ、基本的なストーリーはパンチに欠ける。
淡々。という言葉が正に的確な単調なストーリー展開と
なかなか進まない本筋の「王位継承権争い」
王位継承権争いは結局最終話までいっても解決せずに、
2クールもやったのに結局、少ししか話しは進んでいない。
どうせ2クールやるならば、オリジナルのラストを描くことも出来たはずだが
原作がまだ未完ということもあり、ストーリー的には2期へ続く。という感じになっている。
ただ肝心の2期の情報はなく、コミック付録のOVAでは声優陣が一層されている。
個人的には川澄綾子さんのファンとしては非常に残念でならない。
また戦闘シーンもセンスがないのかヤル気がないのか単調。
これだけダークでシリアスな雰囲気を出し、チェーンソーなどの様々な武器を使うのに
グロいシーンやセクシーなシーンはなく、淡々と2クール流した
インパクトにかけるのでキャラクターは記憶に残るが、見終わった跡に話の内容が頭に残らない。
制作側の熱意が真ったく伝わって来なかったのも残念だ。
原作が面白いことは分かるんですが、1つのアニメ作品としては
2007年に放映されたものにしては演出や作画のレベルは低く、刺激が足りない。
非常に惜しい作品だ。
グロシーンやセクシーシーンがあれば、もう少し話題にもなったかもしれないが
いかんせん雰囲気のわりにはのほほんとしすぎているアニメだった
面白くないわけではないが、スゴク面白いわけじゃない。
人にすすめる作品ではないが見れば面白い作品ではある(苦笑)
何とも微妙な評価をせざる終えない作品でした。
個人的には川澄綾子さん出てるし、見てる間は飽きずに見れたんですけどね・・・w