特捜戦車隊ドミニオン

評価/★☆☆☆☆(13点)


特捜戦車隊ドミニオン Vol.1 [DVD]

制作/J.C.STAFF
監督/古瀬登
声優/佐久間レイ,柴本浩行,屋良有作ほか


あらすじ
近未来。人間と区別がつかないほどのアンドロイドも開発可能なこの時代、武装した犯罪組織に対抗するために、警察には戦車隊という組織がいた。兵庫警察ニューポート署のタンクポリス課に所属するレオナは、豆戦車のボナパルトを駆り、相棒のアルとともに日々悪人退治に励むのだった。




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薄味パトレイバー


原作は士郎正宗による漫画作品。
3回OVA化されているが、1番最初の「ドミニオン」を入手できず
本レビューは2作品目のOVAだ。

基本的なストーリーはSF。
近未来の日本、「30秒に1件」殺人事件が起こる治安の悪すぎる街で
小さな戦車で犯人を逮捕する「戦車隊」があった
主人公はそんな戦車隊で大暴れする女性隊員だったという所から
ストーリーは始まる。

序盤からめちゃめちゃだ。
小さい戦車でテロリストを追い詰めるのはいいのだが、
街は破壊しまくりで市民からは抗議活動なんてのもされている。
この年代のアニメや漫画だからこその「無茶苦茶さ」を味わうことができる内容だ

また戦車の作画もそこそこいい。
93年に制作されたということを考慮しても、
チョロQのようにチョコチョコバタバタ動く戦車は可愛らしく、
絵的に面白いシーンもそれなりにある。

だが基本的なストーリーがなんともあっさりなのだ。
テロや殺人が起きまくりの街で活躍する戦車隊。
本当にそれ以上でもそれ以下でもないドタバタアクションで、
「バトレイパー」や「逮捕しちゃうぞ」のような作品を思い浮かべてもらえばわかりやすい
あの両作品を薄味にした感じといえばわかりやすいだろう。

全6話というストーリー構成では確かに両作品のようなキャラ描写の深さや
ストーリーの面白さをつくり上げるのは難しかったかもしれないが、
あまりにも「あっさり」しすぎたストーリーの内容は
1年後には見た内容を忘れてしまいそうなストーリーだ。

キャラクターに関しても、ありきりたりなキャラ描写でしか無く
いまいちキャラクターに感情移入しきれず
その割にはキャラクター数もそれなりに多いので使い余している感じもあった

全体的に見てあっさりぎみのパトレイパーだ。
恐らくパトレイバーを見た人なら必ずそう感じてしまう作品ではあり、
全6話見終わっても特別に「面白かった!」と叫ぶ作品ではなく、
全6話見た後に「微妙だな・・・」という感覚が強く残ってしまう

近未来設定もあまり生かしきれておらず、日によっては空気中に細菌がウヨウヨなど
設定だけそこにあってストーリーで生きていない。
アンドロイドや人工知能といった言葉は出てきているものの、
それを味わうだけのストーリーの深みがなかった。

もしかしたら2クールでガッツリと作られればもっと面白くなった作品かもしれない。
あくまでもしかしたら。の話ではあるが(苦笑)
本作品の前に作られた東芝版と呼ばれる作品もあるのだが、
残念ながらVHSではあるようなのだが、DVD化はしておらず見れずじまいでした。
本作品より面白いという評価もあるので気になって入るので
両方見た方がいれば感想などいただければ嬉しいです。

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