デッドマン・ワンダーランド


デッドマン・ワンダーランド感想

評価/★★☆☆☆(22点)


デッドマン・ワンダーランド感想

制作/manglobe
監督/初見浩一
声優/朴?美,花澤香菜,諏訪部順一,加藤将之ほか
全12話


あらすじ

東京大震災から10年、疎開先の中学に通う五十嵐丸太はクラスメイト達と平凡な生活を送っていたが、ある日学校に「赤い男」が現われ、丸太の運命は一転することになる。無実の罪で死刑を宣告された丸太は、完全民営化刑務所「デッドマン・ワンダーランド」(以降、「DW」)へ送致されることに…。

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ズッパシ

原作は漫画版のエウレカセブンを描いた作者による作品。
ストーリーが始まって5分で主人公のクラスメイトが全員殺されるという
衝撃的展開から始まる本作品。
この文章が表す通り、この作品はかなり「グロ」い。
直接的な表現をさけるためか、画面は暗い。
このクラスメイトが全員殺されたキッカケにより主人公は
クラスメイトを全員殺したという無実の罪をきせられ死刑囚として
刑務所へ入れられるところからストーリーは始まる。
基本的にストーリーは能力バトル系だ。
主人子が収容された刑務所はかなりイカれた設定になっている、
主人公は死刑執行囚であり、この刑務所「デッドマン・ワンダーランド」では
3日に一度、キャンディを食べなければ死刑執行囚は死ぬ。
キャンディを買うお金は自ら稼がないといけない。
この稼ぐ方法がかなりグロいものが多い。
死ぬかもしれない障害物競走では、死者多発でかなり残虐な要素も多く
ある意味、2話で
「この作品はこれくらいのグロイ要素を含んでいるのでギブアップする方はお早めに」
という制作者からのメッセージのようにも思えた。
ただ、最初のクラスメイトを全員殺されたグロ要素以外は
あまり「必要性」を感じなかったのも事実だ。
確かにグロ要素は人を引きつけるしインパクトとしては十分なのだが、
物語的にわざとグロくしている部分も多く、
単なる人をひきつめるだけの「グロ要素」になっているには残念だ
ストーリー的には中核として、主人公はクラスメイトを皆殺しにした赤い男は誰なのか?
そして主人公が目覚めた能力「罪の枝」をもつ囚人たちによるバトルが基本だ。
その「罪の枝」はデッドマンというものたちが持つ能力で
血を媒介にして個人個人の様々な能力を出すことが出来る。
主人公は自らの血を弾丸に、あるもの者は刃に、ある者は鞭に、ある者は刺にと
様々な能力があり、彼らデッドマンは「実験」とよばれる戦いを強制される
ただ肝心の能力者同士の戦いが決定的に迫力不足
主人公の能力がただ「血の弾を打つ」という他の能力者と比べて
地味な能力のためかもしれないが、能力者バトルが本質にある作品で
戦闘シーンに面白みを見いだせないのは残念だ
また能力者同士の戦いで負けると罰ゲームがあり、
これもまたわざとのようにグロい。
特に眼球を繰り出すようなシーンは面白みや恐怖の前に
「・・・なんか、このシーン意味あるの?」と冷静に見てしまうところがあった
更に言えば、物語の中核である「赤い男」の正体が
早い段階で視聴者に「あ、たぶんこいつだ」と思わせてしまうのは、若干浅い。
もっと決定的なところで主人公と共に「赤い男」の正体をわからせたほうが
衝撃的かつ、物語に更に「絶望感」がまし、物語の根幹である不条理が際立った
また最終話でも主人公にはその正体が明確にわかっていない状態で終わってしまってるのも
消化不良になっている原因だろう
全体的にインパクトはいいのだが、深みがない作品だ。
必要かどうかを感じてしまう不自然なグロ要素や、迫力不足にかける戦闘シーン
決定的なのはストーリーで重要なシーンでも
「画面が暗い」
というところだ、よくエロいシーンで暗くするパターンは昨今のアニメでもあるが
こういうグロいシーンは想像で補えないため暗くされると、そこに何があるのかがわからず
暗いシーンでキャラが喋っても、どんな状況でキャラがしゃべっているのかわからず
せっかくアニメ化したのに表現できないのは残念だ
放送が規制のゆるいATーXやOVAなら、もっとこのグロ要素を生かし
「血の表現」をアニメならではのおぞましさと視聴者を惹きつける絵にできたかもしれない
更に決定的なのは原作未完かつ、1クールという尺のせいで
中途半端なストーリーで終わってしまったことだろう。
売上を考えると2期の可能性も低く、デッドマン・ワンダーランドというアニメ作品が
何とも消化不良に終わってしまったことが残念だ。
原作の宣伝のためのアニメだったのかもしれないが、
1クールという尺が決まってる以上、ある程度のストーリーのモヤモヤ感を
発散し一期を見終わったというような感覚がなければ正直評価は下げざる負えない。

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