アニメコラム

【SSSランク】あまりにも酷すぎた「なろう」アニメ特集【全属性魔法】

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どうもみなさん、今回は「なろうアニメ」に的を絞ったアニメコラムとなります。

なにをもって「なろう系」とするか、その定義はやや曖昧になってきてますが、
当サイトとしては一応、小説家になろう、もしくはカクヨムで
連載していた原作のアニメ化作品をなろう系というくくりにいれています。

嫌われがちななろう系

なろう系というジャンル自体を嫌って人も数多く居ます。
その多くの原因は「テンプレ感」と「主人公」にあるように思えます。

多くのなろう系作品は異世界転生、異世界転移して
チートな能力で無双し、奴隷の女の子をかくまって
なりあがっていく。

そんなイメージが強くあるのではないでしょうか?
どの作品も似たような町並みで似たようなストーリー展開を繰り返し、
主人公がそんな中でイキり散らかす。

このテンプレ感と主人公のイキり具合に不快感を持ってる人は
多いんだと私も感じています。
私自身も、さすがになろう系を見すぎているせいも合ってか、
何かしらの特色がない限りは、このテンプレ感に
飽き飽きしてる部分もあります。

今回はそんななろう系の中でも特に私がひどいと
感じた作品をご紹介していきます。

ポーション頼みで生き延びます!

唾棄すべき主人公「ポーション頼みで生き延びます!」レビュー
評価 ☆☆☆☆☆(5点) 全12話 あらすじ OLの長瀬香は帰宅途中で、神のような存在である地球の管理者の調整失敗により死亡した。管理者は、地球によく似ているが文明が中世ヨーロッパ程度と現代に比べて遅れている世界「ヴェルニー」への転生を勧め

この作品に対する不快感は凄まじいものがありました。
主人公は転生し、神様からポーションとその容器を作る能力をもらいます。
そんな中で主人公はとにかく金に汚い。

自分能力に目をつけた貴族の調度品を平気で盗み、
コンサルの真似事やポーション容器を販売したり、
水虫の薬をうりながらお金を稼ぎつつ、貧しい子供を救ったりもします。

これだけなら、まだ不快感が出るほどではないのですが、
途中で戦争が始まり、そんな戦争に子供を巻き込みます。
子どもたちにとっては主人公は自分たちを救ってくれた救世主です。
故に彼女に心酔していて、自爆テロまがいなことまでしでかします。

さすがにこの描写に関しては不快感も凄まじく、
作画のクォリティも低い上に、ストーリーが特に面白いわけでもなく、
後半からはポーションの容器作成能力で剣を生み出したりと
もはやなんでもありで呆れてしまう作品でした。

とあるおっさんのVRMMO活動記

虚無を超えた無「とあるおっさんのVRMMO活動記」レビュー
評価 ☆☆☆☆☆(0点) 全12話 あらすじ 一般ユーザー向けのバーチャルリアリティゲームが発表され、第1弾といえる新型VRMMO「ワンモア・フリーライフ・オンライン」通称「ワンモア」。その世界で、「アース」という名の青年として自由気ままに

この作品、一言で言えば虚無でした。
タイトル通り、この作品はただただVRMMOをプレイしている
主人公を見ているだけです。
ゲームの中に閉じ込められるわけでも、まるでゲームのような
世界に異世界転生や異世界転移したわけではありません。

え?じゃあどんな内容なの?と思う方も居るでしょう。
簡単に言えば弱小ニコ生主のゲーム実況です。虚無です。

主人公はただのおっさんで仕事もあるため、
ゲームにあまり時間が取れない。
だからこそゲーム内であまり目立たないように、
あえて「不遇職」と「不遇スキル」を手にしてゲームを始めます。

しかし、なぜかゲームバランスがおかしく、
急にNPCがポーションを売らなくなって、
不遇職であるはずの主人公の作るポーションの希少価値が上がったり、
アイテム製作でお金を稼ぎと順風満帆なMMOが描かれます。

何が面白いんでしょうか、私には一切わかりません。
作画のクォリティも異様に低く、戦闘シーンは多いのに
アニメーションとして死んでいるため見れるレベルではありません。

この手のなろう作品にありがちなのですが、
制作側が原作を面白いものと思っていない、
最初から面白いものを作ろう!という気概を感じられず、
このアニメを作るうえでの予算もかなり少ないことを感じられる、
そんな作品が多い印象です。

もしかしたら原作は面白いのかもしれない。
しかし、そんな面白さをアニメという媒体で表現しようとしていないのが
作品から如実に伝わります。

夢見る男子は現実主義者

原作破壊「夢見る男子は現実主義者」レビュー
評価 ☆☆☆☆☆(7点) 全12話 あらすじ 佐城渉は同じクラスの美少女・夏川愛華にアプローチしては断られる、というやりとりを続けていたが、ある日突然、渉は自分が愛華に分不相応ではと気づいて熱が冷めてしまい、愛華と距離を置き始める。引用-

今回紹介する作品の中ではやや異色です。
原作自体は小説家になろうで連載している作品なのですが、
異世界転生要素やファンタジー要素はなく、
あくまでも恋愛ラブコメな作品です。

しかし、この作品は本当に意味がわかりませんでした。
主人公はとある女の子のことがすきで、しつこくつきまとっています。
そんなある日、彼にサッカーボールがあたりそうになります。

すると彼はまるでサッカーボールに人格を奪われたように
唐突に現実主義に目覚めて好きだった女の子のことを
つけまわすことをやめてしまいます。
本当に意味がわからない展開についていけません。

人格の入れ替わりなどが起こったわけではなく、
サッカーボールに当たりそうになったことで、唐突に冷めてしまっただけです。
これならまだサッカーボール自体が当たってくれたほうが
まだ理解できなくはないのですが、当たりかけただけで
現実主義に目覚める謎の展開に頭の中は?マークでいっぱいです。

自分がつきまとってたせいで彼女には友達がおらず、
そんな彼女に友だちを作るためにも、彼女の布教活動を始めたりしながら
メインヒロイン以外の色々なヒロインのトラブルを解決していくという
回り道なストーリー展開を見せられます。

終盤の展開自体はそこまで悪くはないのですが、
作画の悪さもとんでもなく、主人公が髪を染めたシーンでは
髪を染めた変化が作画では現れないという
やる気の無さも見て受け取れました。

物語の導入のわけの分からなさを含めて
悪い意味で印象に残ってしまうなろう作品でした。

レベル1だけどユニークスキルで最強です

殴れよ!!!「レベル1だけどユニークスキルで最強です」レビュー
評価 ☆☆☆☆☆(5点) 全12話 あらすじ ブラック企業に勤めるサラリーマン・佐藤亮太は、ある日ふと気がつくと、見知らぬダンジョンの中にいた……!引用- Wikipedia

なろう系作品といえばご都合主義が目立つ作品が多いですが、
この作品はまさにそんなご都合主義の塊でした。
主人公は社畜で倒れてしまって入院していたはずなのに
気づくと異世界でモンスターから「ドロップ」してしまう
というところから物語が始まります。

この世界では空気ですらモンスターのドロップ品であるという
世界観自体は面白いのですが、
そんな世界で主人公はドロップ運だけが最強で
後は平均以下というステータスを最初はもっています。

しかし、そんなドロップ運により「ステータスアップアイテム」を
ドロップするモンスターと戦いまくることで
無限にステータスが上がっていきます。

この時点でハイハイという感じなのですが、
力のステータスがかなり高いはずなのに、主人公は殴らず、
なぜか銃を使います(苦笑)

HPもSランクにまであがり、力もSランクまであがりと、
主人公にとって都合の良い展開が次々と巻き起るのは
まさに「なろう」という感じでした。

制作がMAHOFILMということもあり、作画も最悪でした。
こういったご都合主義が目立つ作品でも、
描き方1つで面白く出来る部分はあるのですが、
制作側もはなからそれを諦めていることを感じる作品でした。

農民関連のスキルばっか上げてたら何故か強くなった。

「農民関連のスキルばっか上げてたら何故か強くなった。」レビュー
評価 ☆☆☆☆☆(6点) 全12話 あらすじ 超一流の農民を目指し、農民関連のスキルのレベル上げに奔走する主人公のアル・ウェインは、ある時遂に全ての農民スキルのレベルを10にすることに成功する。引用- Wikipedia

この作品、なろう系ではあるものの「異世界転生」でもなければ
「異世界転移」でもありません。
ただ、その要素がないだけでやってることはいつもと同じでした。

この作品の最大の欠点は数値の無意味さです。
ドラゴンボールから「強さの数値化」という要素を描く作品が増え、
RPG的概念を導入しているなろう系にはあたりまえのように
「ステータス」というものを表示できる作品も多いのが
なろう系の特徴でもあります。

そんなステータスの表示が本作品の世界でも出来るのですが、
主人公は農民スキルを上げまくった結果、
普通なら攻撃力が500や1000で強い世界なのに
「7万」を超えるほど意味不明な数値になっています。

もうばかみたいな数字です。
主人公が7万というチート級の攻撃力を持っているのに、
2話では「攻撃力23万」の邪竜が出てくるインフレ具合も凄まじく、
数値を出してるのに、数値の意味がなくなっています。

これは他のなろう系も同じで、主人公の強さを表すのに
「ステータス」の数値というものはわかりやすくはあるのですが、
そこに甘えてしまっていて、数値以外で主人公の強さの表現が甘く、
適当に考えたような数字だけが並んでいます。

この作品も序盤以降はそんな数値の概念がなくなり、
作画も悪く、行き当たりばったりなストーリーを
ひたすら展開しているだけの作品でした。

転生賢者の異世界ライフ 〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜

「転生賢者の異世界ライフ 〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜」レビュ-
評価 ★☆☆☆☆(13点) 全12話 あらすじ 異世界へと召喚された元ブラック企業の会社員佐野ユージは、冒険者には不向きな『魔物使い(テイマー)』であったが、魔物使いとしては規格外の才能を秘めていた引用- Wikipedia

ステータス表現の酷さという意味ではこの作品も
悪い意味で印象に残っている作品です。

異世界へと召喚された主人公なのですが、
主人公は序盤でありとあらゆる魔法を自動的に覚えています。
そんな魔法を無自覚に使いチートの限りを尽くすものの、
この作品には「MP」という概念がきちんとあります。

彼が覚えた魔法はとんでもなく強力な代わりに
大量のMPを消費するのですが、
主人公が強力な魔法を使うと自身が持ってるMP以上のMPを消費し、
「マイナス」表示になります。

この時点でだいぶ意味が分からないのですが、
MPがなくなってもHPを消費することで魔法を使うことが出来るようで、
そのシステム自体は理解できるものの、
MPがたとえマイナス20万くらいになっても、
HPは1000しか減っていません。

やたらめったら数値を増やすのはいいものの、
数値だけが増えて、それが設定的にツッコミどころをうんでいて、
メチャクチャな作品でした。

勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う

「勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う」レビュー
評価 ☆☆☆☆☆(8点) 全13話 あらすじ 動物の力を使役するビーストテイマーのレインは、サポート役として勇者パーティーに所属していたが、ある時役立たず呼ばわりされて解雇される。引用- Wikipedia

なろう系では「追放系」というジャンルが一大勢力として存在します。
この作品はそんな追放系の1つなのですが、
気持ち悪いほどの「主人公上げ」な作品でした。

主人公は「動物」を使役できるビーストテイマーという職業なのですが、
この職業は戦闘に役に立つものではなく、
そのせいで勇者パーティーから罵詈雑言をうけ、彼は追放されてしまいます。

主人公が使えないというよりは、この世界で「ビーストテイマー」という
職業自体があまり重要視されていないものです。
ならなぜ、勇者パーティーはわざわざ使えないビーストテイマーを
雇ったのか謎でしかありません。

そんな彼が出会うのが「最強種」という種族達。
この最強種という表現も引っかかる部分で、
彼が最初に出会う「猫霊族」の少女は他の最強種に比べると
身体能力が「1,2位」を争うレベルらしいのですが、
もはや最強とはなんなんだろうと考えてしまいます。

「最強種」を使役することで、そんな最強種の力の一部が
主人公にも与えられて、どんどん主人公は強くなっていきます。
ご都合主義全開で主人公バンザイ!するための内容は
本当に気色悪さすら感じました。

特にビーストテイマーという職業自体がわけわかりません。
主人公以外のビーストテイマーも出てくるのですが、
普通のビーストテイマーは1匹しか使役できないのに、
主人公はなぜか数十匹同時に使役できてしまいます。

主人公はともかく、この世界のビーストテイマーは
なぜ動物一匹としか契約できない職業を選んだのか。
本当に謎でしかありません。

主人公の強さや人格や正しさを引き立てるために、
勇者や他の敵キャラをゲスくして、ビーストテイマーという
職業自体を下げることでしか、主人公を上げることができない。
何とも気持ち悪い作品でした。

俺だけ入れる隠しダンジョン

「俺だけ入れる隠しダンジョン」レビュー
評価 ★☆☆☆☆(14点) 全12話 あらすじ 貧乏貴族スタルジア準男爵家の三男、ノル・スタルジアは就職が決まっていた司書の座を初出勤の日に別の子爵家のコネで奪われ、途方に暮れていた。引用- Wikipedia

この作品も主人公への優遇、忖度がひどい作品でした。
この世界の誰もがスキルを所持していて、
主人公は大賢者というスキルをもっているものの、
使用するととんでもない頭痛に襲われるため使用することができませんでした。

しかし、そんな頭痛がキスで和らぐことが唐突に明らかになります(笑)
この設定のお陰でヒロインはバファリン扱いです。
そんな大賢者により明らかになった隠しダンジョンに、
主人公は強くなるために入ることになります。

ちなみに、大賢者のスキルはこのあと無用の長物になります。
隠しダンジョンに封印されていた美女に主人公は
3つのスキルをもらいます。

頭に思い描いたスキルを「創作」するスキル、
スキルを誰かや物に「付与」するスキル、
自分や他人のスキルを「編集」し書き換えるスキル。

大賢者の時点でだいぶチートなのに更にチートな3つのスキルを
手に入れることで主人公への忖度が完了します(苦笑)
一応リスクとして「生命力」が必要なのですが、欲望を満たせば生命力は増える。

大賢者を使うためにキスをしながら頭痛を抑え、
他の3つのスキルを使うためにヒロインとセクシーなことをする。
性欲・食欲・物欲を満たせばスキルで何でもできる。
もはや男の欲望の権化のようなスキルです。

チートなスキルを手に入れた結果、
レベル99で即死級のスキルをもつモンスターが出てきても
スキルを編集したイシツブテでやっつける主人公、
どんどんハーレム要因が増えて…と
主人公への優遇と忖度にイラっとする作品でした。

賢者の弟子を名乗る賢者

「賢者の弟子を名乗る賢者」レビュー
評価 ☆☆☆☆☆(6点) 全12話 あらすじ ある日、気まぐれから使用アバターをリメイクして遊んでいた鑑は、己の性癖全開の女性アバターを作成した後に徹夜疲れからキャンセルせず寝落ちしてしまうが、目を覚ますとそこは今までのゲーム世界とは異なる

なろう系作品は一部の作品を除いて作画が悪いのも特徴的です。
明らかにアニメ化の企画段階から、他のTVアニメに比べて
予算を減らされていて、そのせいで制作側も作画のクォリティを落とし、
1枚絵の戦闘シーンばかりを繰り返す作品も珍しくありません。

そんな中で「賢者の弟子を名乗る賢者」は本当にひどい作品でした。
原作は10年以上連載しており、コミカライズも人気の作品で
多くの原作ファンがアニメ化を期待している作品でした。
しかし、そんな期待をバキバキに折られてしまうほど
作画が酷すぎた。

モンスターや魔物はCGで描かれていることが多いのですが、
そのCG自体も海外の有料アセットか何かを使ってるのか?と思うほど
クォリティが低く、主人公がモンスターを切ると
まるでブロック肉のごとくきれいに切り分けられたりと
見ていられないレベルの戦闘シーンを繰り広げています。

戦闘シーンだけでなく、ただただ「歩いて」会話をしているシーンですら
止め絵なのは驚愕でした。
「歩く」作画を描く予算もスケジュールもやる気もなかった、
それほど予算もスケジュールもかつかつな作品でした。

本来は主人公であるミラの可愛さを味わえるのも
本作品の魅力なのですが、こんなクォリティでは
可愛さなんて味わえるわけもなく、ひたすら作画の悪さが
目立ちまくっていた作品でした。

異世界はスマートフォンとともに。

「異世界はスマートフォンとともに。」レビュー
評価 ☆☆☆☆☆(4点) 全12話 あらすじ 神様の不注意によって死んでしまった望月冬夜は神様によって異世界で蘇らせてもらうことになる引用- Wikipedia

異世界はスマートフォンとともに。は、悪い意味での
なろう系の代名詞となる作品です。
神様のミスで死んでしまった主人公は異世界に転移し、
そこでチートの限りを尽くします。

主人公は神様に「異世界でもスマホを使えるようにしてくれ」と
頼んで、異世界でもスマホを使えるようにしてもらっているのですが、
スマートフォンを使っているのは序盤くらいで、
身体能力強化、魔法能力強化、どんな武器でも作れる能力も
得ているせいでスマートフォンが無用の長物です。

出会ったヒロインを助け、困っているヒロインを助け、
貴族とのコネをえて、大金をゲットして、
どんどんと成り上がっていくさまは、怪しげな雑誌の裏の広告のような
成り上がり成功譚を見せつけられているような作品です。

周りのヒロインたちはひたすらに主人公を褒め、心酔し、
彼にホの字で、顔を赤らめる様は独特の嫌悪感を生む原因にもなっています。

ちなみに一夫多妻が認められている世界であり、
相手が12歳だろうが関係なく「結婚」できる世界です(苦笑)
神から力を与えられ、美少女を囲い、絶対に誰にも負けず、
大金を持ち、権力を持ち、豪邸に住む。

特になんのトラブルも挫折もなく描かれるサクセスストーリーは
まさになろうという作品でした。

失格紋の最強賢者

「失格紋の最強賢者」レビュー
評価 ☆☆☆☆☆(8点) 全12話 あらすじ とある世界に魔法戦闘を極め、賢者とまで呼ばれた者がいた。賢者ことガイアスは最強の戦術を求め、世界に存在するあらゆる魔法や戦術を研究し尽くしたが、まだ倒せない強い敵はいると感じ、最終的に導き出され

ここまで紹介してきた、なろう系作品にある要素は
他のなろう作品でも使われていてテンプレと化しています。
トラックに轢かれて異世界に転生して神様に力をもらって
町で傍観に襲われてるヒロインを助けてギルドに登録して、
学園に通って、試験でイキって、Sランクになって、奴隷ヒロインを助けて…

そんなテンプレがなろう系作品ではできていて、
あとはそれを組み合わせて変化して、その作品の独自の要素を
隠し味代わりにれることでできているような感覚の作品が多いのが
なろう系作品の特徴です。

初めて見る作品なのに前にも見たことあるような気がする。
そんな既視感にすら襲われます。
この作品はそんな「なろうテンプレ」をRTAで一気に見せたのが
特徴的な作品でした(苦笑)

1話の段階でコミカライズ3巻分も進めるという
驚愕のスピード感で描かれており、
他のなろう作品でも見たことのあるような序盤の展開を、
RTAのごとくサクサクと描いていました。

1話の段階で成長限界を感じた賢者が転生し、12歳まで成長しし、
王都に上京する道中で襲ってきた魔物を倒したかと思えば、
たまたま入った武器屋で困っていた女の子のためにものすごい魔剣を作る。
ここまでの流れをわずか8分たらずでやってのけています。

もうわざわざ丁寧に描かなくてもお分かりいただけますよね?と
いわんばかりのRTA展開には思わず笑ってしまいましたが、
異様なまでにモノローグが多さも気になる作品でした。

そのモノローグどおりにならないのも意味不明です。
例えば主人公が魔族に出会うのですが、彼は心のなかで
「魔族の弱点は首!」といいます。
おそらく生物で首が弱点ではない生物はいないだろうという
ツッコミはさておいて、彼は首を攻撃しません(苦笑)

1話のなろうRTA、安易なハーレム、どこかで見たことのある展開、
ツッコミどころまみれな展開の数々は
THEなろうイズムに溢れていて、そんなツッコミどころを
突っ込んで楽しむ見方もできる作品でした。

酷さを突っ込め

今回紹介するなろう系作品は個人的にはあまり楽しめない作品でした。
作画の悪さ、ストーリー構成の悪さ、キャラ描写の気持ち悪さ、
ツッコミどころの多さなど真面目に見ると嫌悪感を感じるような
作品も多く、人におすすめできるものではありません。

しかし、それも見方を変えると楽しめます。
今回紹介した作品はツッコミどころにあふれています、
作品をみながら思わず「ちょっとまてぃ!」とツッコミながら見ることで、
作品自体の出来栄えは悪くとも、楽しむことができます。

アニメは娯楽です、結局は楽しんだもの勝ちです。
真面目に見るのではなく、角度を変えて酷さを突っ込むことで
その作品を楽しく見れる、それがこの手のなろう系作品の
楽しみ方なのかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

「なろうアニメ,ひどい」は面白い?つまらない?

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