「勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う」レビュー

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ファンタジー
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評価 ☆☆☆☆☆(8点) 全13話

あらすじ 動物の力を使役するビーストテイマーのレインは、サポート役として勇者パーティーに所属していたが、ある時役立たず呼ばわりされて解雇される。引用- Wikipedia

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ご都合主義200%

原作は小説家になろうで連載しているライトノベル作品。
監督は濁川敦、制作はEMTスクエアード

追放

タイトルからも分かる通り、この作品はいわゆる追放系だ。
勇者パーティーもしくはSランクなどの強いパーティーから
追放された主人公だが、実はものすごく強くて…みたいな
なろう系にありがちな設定であり、
この作品の1話の冒頭もそんなありがちなものを見せられる。

EMSスクエアードという制作会社をご存じの方も多いと思うが、
この制作会社の制作するアニメは基本的に低予算かつ、作画が悪い。

1話という視聴者が最も集まるシーンにも関わらず、作画のレベルは低い。
1話冒頭、追放される前の勇者パーティーでの主人公やパーティーの活躍を
描いているのだが「止め絵」を動いているふうに見せる演出での
戦闘シーンに何の面白みもなく、恐ろしくレベルの低いアニメーションに見る気が失せてしまう。

「アップ」か「遠いアングル」かカメラが非常に多く、
作画をごまかすことだしか考えていないカメラワークの数々は
もういいかげんにしろと思うほどのレベルの低さだ。

ビーストテイマー

主人公は「動物」を使役できるビーストテイマーという職業だ。
そんなビーストテイマーではあるものの、
特に戦闘に役に立たないせいで罵詈雑言をぶつけられ追放されてしまう。

そもそも追放される前から「使えない」だの「子供」だの「弱い」だの
罵詈雑言をぶつけられているのに、肝心の主人公は
「俺への当たりが強かったのは俺への期待があるからだと思っていた」
と言い放つ。意味不明である(苦笑)
どんだけ前向きな思考なのかと主人公に対して気持ち悪さすら感じる。

追放された主人公が何をするかと思えば冒険者になる。
勇者パーティーと冒険者の違いがいまいちわからないものの、
「ビーストテイマー」という職業自体はこの世界ではあまり重要視されていない。
ならなぜ勇者パーティーがビーストテイマーを雇ったのか、
もうこの辺から意味不明である。

そんな中で彼は最強種「猫霊族」の少女と出会うというところから話が始まる。
最強種といっても竜族や精霊族など他にもおり、
「最強」という言葉の意味を辞書で一度調べてみてほしい。

「猫霊族」は魔法は使えはしないが、身体能力はすごい。
これで他の最強種の中でも身体能力が軍を抜いてすごいなら
まだわかるが、「1,2位」を争うレベルらしく、
もはや最強種とはなんなのかとなってしまう。

出会い

お腹が空いて力が出なくなった「猫霊族」の少女を助け、なつかれる。
お腹がすいているとは言え最強種なのにDランクの魔物に苦戦し、
しかも、残った力を出せばあっさりとやっつけられる。
「主人公」の助けが必要だったのかすら謎だ。

そんなきっかけで怒涛の勢いで仲良くなり、
主人公はビーストテイマーとしての能力が凄まじいらしく、
「猫霊族」を使役できるらしく、「わたしを使役してみる?」と誘ってくる。
とんでもないご都合主義だ。

主人公は主人公で「最強種を使役できたらあんな思いしなくても..」と
思いつつ、最強種じゃなくて猫霊族である「カナデ」と
もっと仲良くなりたいんだと思う。
しかし、その直後に彼女を使役する。
思ってることとやってることがかけ離れすぎて突っ込みどころしか無い。

「使役」や「契約」という行為がどの程度の重みをもつものなのかもわからないが、
少なくともその辺を飛んでる鳥の意思とは無関係に
無理やり一時的に使役し、自分のさせたいことをさせられるほどの
「強制力」のある契約という行為を仲良くなりたという理由でする
主人公は意味不明の極みだ。

使役という時点で主従関係と上下関係ができて
対等な立場ではなくなるはずなのだが、この世界ではそうではないらしい。

ご都合主義….

たまたまであった最強種を使役する展開の
ご都合主義感も凄まじいが、使役したら使役したで
さらなるご都合主義が待ち受けている。
なんと最強種と契約すると主人の力もそれ相応に強化され、
猫霊族なみの身体能力を得ることができる。

ゴブリンもやっと倒せるほどの身体能力しかなかった主人公が、
たまたまであった最強種の少女と契約したら、
最強種レベルの力を手に入れてしまう。
もう見るのをやめようかと思うほどのご都合主義だ。
みていてちょっと恥ずかしくなる。

しかも、主人公はビーストテイマーでありながら
同時に「インセクトテーマー」でもあり昆虫も使役できる。
もうやめてくれと思うほど「主人公万歳!主人公すごい!」な
ご都合主義全開の展開を見せられまくる。

しかし、更に「主人公上げ」な展開が続く。
追放した勇者パーティーは「ビーストテイマー」を勘違いしており、
普通のビーストテイマーは1匹しか使役できないのに、
主人公は2匹どころか何十匹も同時に使役できてしまう。
それどころか主人公は最強種と契約するまでも前線で守備くらいはできていた。

普通のビーストテイマーがあまりにも雑魚すぎて意味不明な設定だが、
主人公の強さを上げるために他のビーストテイマーを下げているだけだ。
他のビーストテイマーはなぜビーストテイマーなど選ぶのだろうか…

ビーストテイマーに対する認識のズレが勇者パーティーにあるのはわかるが、
なぜかまた他のビーストテイマーを雇っている。
ビーストテイマーが使えないと主人公を首にしたはずなのに、
なぜまたビーストテイマーを雇うのだろうか。
バカなのかもしれない。

「猫霊族」の少女も少女で、使役されたあとに
自分と同じような力を使う主人公にときめく。意味不明だ。
何の魅力もない主人公と何の魅力もないヒロインが
イキリまくる姿に気恥ずかしささえ感じてしまう。

何もできなくなった主人公がカナデというう少女と
出会ったことで何かができるようになる。
この展開をやりたいのはわかるが、台詞が本当に意味不明だ

「最強種とか使い魔とかそんなことは関係ない、
 カナデと一緒なら俺は何でもできるようなきがするんだ」

こいつもバカである。
彼女が「最強種」というとんでもない身体能力の持ち主で、
そんな彼女を使い魔にしたからこそ、主人公は
Cランクの魔物と戦えるようになっている。

彼女は最強種でも使いまでもなければ、主人公は以前と同じままだ。
認識不足も甚だしいレベルだ。

二匹目

3話になると最強種がまた現れる。
主人公の近辺にやたら最強種あらわれるご都合主義もそうだが、
「猫霊属」は最強種のなかでも身体能力が1位、2位を争うレベルのはずが、
竜種とほぼ互角の身体能力だ。
そんな竜種との戦闘に勝ち、彼女も使役する。

今後もこうやってどんどんと使役してハーレム要因を
増やしていくんだろうなというガッカリ感も同時に生まれるうえに、
主人公はビーストテイマーでありながら草食系であり、
ハーレム要因が増えても手を出さず、恋愛要素も進まず、
ただただ手を出さないヒロインが増え続けるのみだ。

ヒロインが増えたところで何処かでみたようなキャラでしかなく、
特に個性も魅力もない。
ヒロインが増えれば増えるほど、使役すればするほど主人公の力は増していく。

ただ彼女たちも「最強種」と呼ばれるほど強いはずなのだが、
いまいちその最強っぷりが見えてこない。
竜族の少女は油断してあっさりオークにやられそうになったりと、
この世界における「最強種」とは一体なんなのだろうかと、
最強という言葉の定義含めて理解できない部分が多すぎる。

勇者パーティー

彼らも彼らでお馬鹿である。
主人公を追放したが良いが、魔王を討伐するための装備がある
「迷いの森」を主人公不在では攻略できないことがわかり、
あれだけ主人公を罵倒しておきながら何の恥も外聞もなく、
主人公をまたパーティーに誘おうとする。

主人公も主人公で世界のために彼らに協力しようとするが、
主人公のペット、もとい仲間はそんな態度が許せずに
彼らに「土下座しろ」と言い放つ。
どこのヤンキーだろうと思うほどの会話と勇者たちの態度に
見ている側の頭も悪くなりそうだ。

追放した勇者パーティーと主人公パーティーの戦いが始まるものの、
これまた紙芝居といっていいほどのやる気のない
戦闘シーンで何の面白みもない。アップでごまかし、演出でごまかす。
なるべく作画枚数を増やさないように心がける戦闘シーンは
爽快感なんてものはない。

ストーリーも薄く、主人公はクエストやお使いをこなしながら、
話が進めば進むほど最強種があらわれ、仲間になり、
主人公が強くなりを繰り返していく。それ以上でもそれ以下でもない。
似たようなストーリーをひたすら繰り返していく。

ビーストテイマー

中盤になると主人公の敵として「ビーストテイマー」がでてくる。
序盤に出てきた別のビーストテイマーはリス一匹しかテイムしていなかったは、
中盤の敵は「ベヒーモス」というBランクの魔物をテイムしている。

しかし、そんなものが今更出てきたところで敵ではないことは周知の事実だ。
最強種をテイムしている主人公とBランクの魔物をテイムしている敵、
勝負しなくともどっちが勝つのかを想像できる展開を見せられても、
盛り上がるわけがない。

戦闘シーンも相変わらずの低クォリティであり、
集中線などのエフェクトを足し、アップを多用し、
動いているふうに見せかけている。

腐敗

終盤は腐敗した街の貴族や権力者の問題が描かれる。
主人公に対して色々な感情が渦巻いている勇者もどんどんとクズになっていく。
そんな中で「神族」まで出てくる。
ビーストテイマーのビーストの定義がますますわからない。

終盤になると主人公の宿敵ともいうべき「魔族」が出てくる。
ようやく歯ごたえのある敵が出てきたという感じではあるものの、
「コピペ」したようなCGの配下を召喚しまくるだけで、
敵の強さがイマイチわかりにくい。

最終話は最終話でまた「新キャラ」が増え主人公と契約して終わる。
1クール、ひたすら主人公のハーレム要因が
増えるのを見せ続けられる作品だった。

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総評:主人公すごい!主人公万歳!

全体的にみて色々ときつい作品だ。
キャラクターの作画のクォリティはそれなりではあるものの、
戦闘シーンのアニメーションは止め絵とアップを演出で
ごまかすようなものが多く、何の盛り上がりも生まれていない。

ストーリー的にも序盤は主人公も、追放した勇者パーティーも
バカっぽい発言が多く、特に面白みも盛り上がりもない中で、
淡々と主人公のハーレム要因が増え続けるだけの展開だ。
ご都合主義な展開が非常に多く、主人公万歳!主人公強い!な
展開がひたすらに続いてしまう。

ヒロインたちも「最強種」という存在なのはわかるが、
「最強」という本来は最も強い種族のみ与えられそうな言葉が
複数の種族についており、最強種のバーゲンセールなヒロインたちは
どこかでみたことのあるようなキャラクターが多く、
増えれば増えるほど既存のヒロインたちの存在感が薄まる。

そもそもこの世界におけるビーストテイマーの存在がいまいちわからず、
そんな中で主人公が「なぜ」特別なのかという
根本の理由も濁されているため、彼の強さや才能にイマイチ納得できず、
仲間にすればするほど強くなっていく主人公を
無表情で見続けてしまう作品だった。

個人的な感想:最強とは…?

1話からツッコミどころが多く、
主人公の強さや人格や正しさを引き立てるために、
勇者や他の敵キャラをゲスくしているようなお膳立てな
キャラクター設定やご都合主義全開のストーリー展開が
常に鼻につく作品だった。

「EMTスクエアード」制作という時点で期待度0だったが、
ある意味で期待を裏切らない作品だったと言えるかもしれない….

「勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う」は面白い?つまらない?

この作品をどう思いましたか?あなたのご感想をお聞かせください

  1. 名無しだよ! より:

    キャラデザを小説挿絵でなく
    コミカライズ寄りの萌え系にしてて、
    とても可愛くて俺好みだったので星4つ!!
    ストーリー?世界観?んなもん
    脳死で見てたから分かんねw

    4.0 rating