星空へ架かる橋


星空へ架かる橋感想

評価/★☆☆☆☆(12点)


星空へ架かる橋感想

制作/動画工房
監督/三原武憲
声優/浅沼晋太郎,中村繪里子,青葉りんご,たかはし智秋ほか
全12話


あらすじ

病気がちな弟・歩の転地療養に付き合う形で山比古町に引っ越した主人公・星野一馬。
しかし、町の学園「山比古南学園」への転入初日に道に迷ってしまった一馬は
偶然同じ学園にかよう中津川初と出会い学園まで案内してもらうことに。
しかし初が進むのは道なき道。足を滑らせた一馬は誤って初を押し倒し、
あまつさえキスまでしてしまう。それを初の親友、日向伊吹に見られてしまったことにより
一馬の生活は波乱万丈のスタートを切ることになったのだった

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南国原

原作はアダルトゲームな本作品。
ただ、話題性という意味では同じ時期に放映されたアニメの中でも
あまり注目されなかった作品だ。
私もすっかり見るのを忘れてしまいそうだった。
基本的なストーリーはハーレムラブコメ。
病弱な弟のために昔来たことのある田舎の旅館で下宿することになった主人公、
旅館は行く途中、とあるトラブルから美少女を押し倒しキスをしてしまい
翌日には学校であらぬ噂が蔓延していた・・・という感じだろうか?
基本的にThe テンプレートな作品だ。
キャラクターの数もかなり多い、
ハーレムラブコメということを考ると妥当なのかもしれないが、
1クールという尺では持て余すキャラ数は描写不足にかけ、
各キャラクターに愛着や感情移入することはかなり厳しい。
ストーリー的にも序盤は話が進めば進むほど、
主人公とフラグを立てるヒロインが現れながらストーリーを展開する。
ゲームでいえば、誰かのルートに絞るわけではなく
全キャラのルートでのイベントを分散しながらストーリーを構成している。
当然ながら、そうした場合のアドベンチャーゲーム原作のアニメは深みがない。
今作はテンプレートに外れない内容なので、浅いところで
書くキャラの紹介イベントのようなものとハプニングイベントを混ぜつつ
どんどんとイベントと時間を消化していく。
また、キャラもイベントも新鮮味がない。
痩せていて天然な大食いなヒロイン、ツンデレなヒロイン、男性恐怖症なヒロイン、
破天荒で幼いヒロイン、クールで年上無いヒロインなど
テンプレートに外れないキャラ設定は安心して見れるのだが、
新鮮味や驚きはなく、そこに他のゲーム原作のアニメとの差を感じなかった。
イベントでいえば、パンチラ描写はアダルトゲーム原作としては少ない。
確かにパンチラやお風呂などあるが、少なめなので
そういった要素が嫌いだった方は割と安心して見れるのではないかと。
しかし、一人謎のキャラが居る、主人公の弟だ。
彼は大橋歩夕三演じるいわゆるショタキャラなのだが、
なぜか主人公(兄)とBLのような展開もあり、女装などもさせられている。
視聴者層から言ってそういう類が受けるともいえず、
彼の存在だけは飲み込めずにいた。
基本的に本作品は設定を忘れている。
序盤こそ、田舎の雰囲気が抜群で夏の匂いを感じさせる作画は
癒し系なアニメとして見れる範囲だった。
更には風情のある旅館の作画も悪くはなかった。
田舎の旅館の雰囲気も出ており、そういった意味では序盤はそれなり期待できた。
だが、徐々にその設定も忘れ、そもそも田舎にきた理由である弟は
元気になっていき主人公とBL。
田舎の設定はほとんど生かされず、背景のみ。
旅館の設定はほとんど序盤しか生かされていなかったように感じる
終盤のハーレムの決着も
「え・・・いつそういう感じになってたの?」
というぐらい主人公の本命ヒロイン決定が急。
主人公の気持ちの流れや心理描写が甘すぎる上、描写不足なため
恋愛の行く末が見ている側に一切理解できない状況でストーリーが終わってしまった。
終盤の振られまくるヒロインが不憫でならない・・・。
決定的に製作がこの作品を「面白くしよう」という意気込みを感じなかった。
あくまで「原作宣伝のためのアニメ」という感じしかない。
見ている側が楽しむことの出来るストーリーというよりは、
画面の中のキャラが勝手に楽しんでいて、見ている側は蚊帳の外というシーンが多かった
個人的に言えば、この作品のキャラやストーリーにアニメでは一切魅力を感じず
原作ゲームをやろうという気持ちにはならなかった。
最低限、「原作の宣伝」のためのアニメにもなっていない。
アマガミのようなオムニバス形式、ヨスガノソラのような思い切り過ぎたエロ要素、
せめて2クール。
どれかしらに当てはまらなければ似たり寄ったりの内容にになってしまうのは仕方ないが
もうこういった形式のアニメは流石に飽きた。

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