魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A’s

評価/★★★★☆(79点)


魔法少女リリカルなのはThe MOVIE 2nd A's(超特装版) [Blu-ray]

制作/セブン・アークス
監督/草川啓造
声優/田村ゆかり,水樹奈々,植田佳奈ほか


あらすじ
ある夜、八神はやてはトラックとの事故に遭ってしまうが、「闇の書」が起動することによって助かる。そして「守護騎士(ヴォルケンリッター)」と出会い、闇の書の主となる。
ロストロギア「ジュエルシード」が発端となったプレシア・テスタロッサ事件から半年後、裁判が終わったフェイトとなのはの再会が果たされた。しかしその夜、ヴォルケンリッターの襲撃にあい敗北し、なのは達はリンカーコアを闇の書に蒐集されてしまう。




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魔法少女とは拳で語り合うものである。


本作品は魔法少女リリカルなのはA’sの劇場版
魔法少女リリカルの2期にあたる作品を劇場版用に再構成した作品だ
ストーリーの流れとしてはTV版とほぼ同じだが細かい点がかなり変わっており、
劇場版にあわせてカットされた部分もある

基本的なストーリーは前作の続きから。
前作の事件から半年の時間が経過し、フェイトとなのはは再会した
平和な日々が続くかと思われたが、突然なのはが襲撃にあい
それを助けに行ったフェイトもやられ二人は魔力を奪われてしまう・・・
彼女たちの目的は?という所からストーリーは始まる

序盤からテンポが良い。
2期のもう一人の主人公とも言える「はやて」の過去から描写され、
そこから、なのはとフェイトの再開、再会の戦闘シーンと流れるように物語が進み、
TVアニメ版以上に激しくなった戦闘シーンが描写される。

この戦闘シーンに関してはTVアニメ版でも激しかったが、
劇場版ということで激しさのレベルがかなり上がっており、
アクションシーンのレベルは「魔法少女もの」というよりも
ドラゴンボールばりのアクションと作画の質で構成されており
劇場という大きなスクリーンで見れば迫力満点だっただろう。

アクションシーンに関しては作画の質の高さや派手な演出でごまかさず、
きっちりと「魅せる」戦闘シーンになっている。
しっかりと考えられた魔法の打ち合い、
特に段数制限のある「カートリッジ」を利用した今回からの戦闘は
瞬間的な力の増加の表現や戦闘シーンの面白みに拍車をかけており、
魅力のある戦闘シーンになっている。

更にストーリーもTVアニメ版から細かい点を削ったおかげで話が見やすくなっており
その分キャラクターへの感情移入を高めやすくなっている。
特に闇の書や闇の書の騎士たちへの感情移入のさせ方は素晴らしく、
TVアニメのように1話1話の区切りがないだけに見せ方1つで
全く感情移入できなくなる可能性もあったが、
本作品はTVアニメ版以上に「キャラクター」と「ストーリー」を
味わうことのできる内容になっている
特に終盤のリインフォースとはやてのシーンは涙腺を刺激された方も多いだろう。

ただ、本来の主人公である「なのは」の描写が若干不足している。
前作はフェイト、今作ははやてに視点が置かれており物語として見やすくなっているが
反面、なのはやユーノ、なのはの家族の描写を削ったことで
本来の主人公である「なのは」の描写が若干不足してしまっていた。
コレに関してはストーリーをまとめる以上仕方なかったとも言える。

全体的に見て素晴らしいリメイクだったといえる。
熱心なファンのかただと削られた部分の話が気になる方もいるかもしれないが、
きちんと150分にまとめられたテンポの良いストーリー、迫力ある戦闘シーン、
話の盛り上がりにふさわしい声優さん達の素晴らしい演技と
リリカルなのはという作品が好きならばきっちりと楽しめる内容だ。

ただ気になったのは変身シーンだ。
変身シーンは確かに「リリカルなのは」の魅力の1つだが、
あまりにも長く凝り過ぎた変身シーンは思わず笑ってしまうほどだ(笑)
それ以外に気になるところはメインのキャラ以外の描写不足くらいだが
150分の映画と言うことを考えるときちんとまとまった内容だった

そして劇場アニメ3作品目の制作も決まっている。
次回作は3期の劇場アニメ化ではなく2期と3期の間の新作ストーリーらしい。
個人的には3期が色色と問題のあった作品だけにリメイクを期待したかったが・・・
しかしながら次回作、これまでの評価以上に素晴らしい作品になることを期待しています。