高宮なすのです!〜てーきゅうスピンオフ〜」

2016年6月29日

評価/★★☆☆☆(38点)

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かしましさが足りないっ!

本作品はてーきゅうのスピンオフ作品、
高宮なすのを主人公に据え、本編と同じく1話3分ほどの作品だ
監督はてーきゅうアニメと同じ板垣伸、制作はミルパンセ

見出して感じるのは作画レベルの高さだろう。
3分尺のミニ枠だとどうしても「作画」が荒い作品が多いが、
本作品はそんなミニ枠の中でもしっかりとした作画のレベルを保っており
「超高速」で展開するストーリーをしっかりと描写している

だが・・・ついていけない(苦笑)
てーきゅう本編も早口でキャラクターたちが喋るのが特徴だが、
この作品は更に倍、てーきゅう本編が1,5倍ならこの作品は3倍速で
ストーリーが展開していく。
あまりにもキャラクターが早口でしゃべる上にめまぐるしく展開が変わり、
怒涛のストーリー展開であっというまに1話が終わる。

もはや面白い、面白くないの次元ではなく
「早さ」に慣れるまで内容が頭に入ってこない
ただ、早さに慣れてくると「てーきゅう」本編と同じくぶっ飛んだボケと
切れのあるツッコミで漫才的な小気味いいギャグが
ズカズカと見ている側の頭の中に叩きこまれていく。

しかしながら、てーきゅう本編に比べれば「カオス」さやシュールさが足りず
勢い任せに荒唐無稽な展開で強引に笑わせようとしている感じが強く、
スピンオフだけのキャラクターだけの話よりも、
てーきゅう本編のキャラが出た話のほうが面白い。
やはり「てーきゅう」のあの面白さはあの4人がそろって初めてにじみ出るもので、
「高宮なすの」とツッコミ役の「押本陽太」だけでは物足りなさを感じてしまった

全体的に見て「かしましさ」が足りない作品だ
スピンオフだけの「執事」と「お嬢様」という状況設定を活かしきれておらず、
平然とてーきゅう本編の3人も出てくる回もあるため
本編を見ているような感覚になってしまい「スピンオフ」にする必要性が微妙だ

逆に「高宮なすの」以外の3人が出ていない回のギャグの切れ味は微妙で
結局あの「4人」揃って初めて「てーきゅう」という作品は
ギャグアニメとしての形になっており、
4人が揃っていないと「かしましさ」が足りず、面白さももう一歩足りない。

ただ、これはあくまでこの作品を「1つの作品」として評価した場合の評価で
てーきゅうを楽しんでいる方ならばこの作品も間違いなく楽しめるだろう
そういった意味では本編のスピンオフというより「おまけ」と考えれば、
気軽に楽しめる作品といえるだろう。

個人的には1話の段階では微妙だったが、終盤は意外と笑える話が多かったため
この作品も「てーきゅう」本編と同じようにシリーズ化して
どんどんと話数を重ねていけば本編以上の作品になるかもしれない。
そういった意味で「2期」があるならば期待したいところだ