「名探偵コナン 犯人の犯沢さん」レビュー

3.0
コメディ
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評価 ★★★☆☆(58点) 全12話

あらすじ 東京都米花市米花区米花町の米花駅にある黒い人が現れた。引用- Wikipedia

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犯罪都市米花町

原作は名探偵コナンのスピンオフマンガ作品。
監督は大地丙太郎、制作はTMS/第1スタジオ

歌謡曲

1話冒頭、OPから笑わせてくれる。
コナンのOPといえば色々と話題に上がることが多いが、
この作品のOPはある種の「パロディ」だ。

犯人の犯沢さんはコナンではおなじみの正体不明の
「犯人」のような真っ黒なシルエットな見た目をしている。
そんな彼が「踊る」、しかもパラパラだ(笑)
歌謡曲のような曲に合わせて無表情で踊る姿はなんともシュールであり、
そこに「毛利蘭」と「灰原哀」が混ざることでなおシュールさが増す。

OPからこれほど期待感を上げてくれる作品はなかなかお目にかかれない。

ギャグ

この作品はギャグとして作られている。
犯人の犯沢さんが電車から降りようとすると乗客が彼に注意する

「ここは米花町だぞ!?死にたいのか!?まともな人間はこの街には近づかんぞ!?」

当然である、なにせ米花町は1年間の間に
とんでもない数のありとあらゆる犯罪が起き、
死亡者数だけでもとんでもない数だ。
毎日毎日何かしらの犯罪が起きる、日によっては1日に2件や3件も起こる街、
それが米花町だ。

米花町への切符は「惨劇への片道切符」と言われるほど、
この世界における米花町はやばい場所だ。
ちなみに米花町の物件は安い、広い部屋の高層階のマンションで
駅から徒歩3分なのに家賃が3.2万円だ。
ちなみに当たり前のように事故物件であるというか事故物件しかほぼない(笑)

「米花町」という街をメタ的にいじるだけで
ギャグに鳴ると誰が想像しただろうか。
「死神」としてコナンのシルエットを映し、メタ的に
コナンの世界観をいじることでこの作品はギャグとして仕上げている。

転入はしやすいが転出はほぼ不可能、
春になればなぜか「爆発」がおこり、爆発が春の季語になる。
それが米花町である。
ちなみにエンディングは倉木麻衣さんが歌っている。
もういじりまくりだ(笑)

死神

犯人の犯沢さんには誰かしら殺したい人物がいるようなのだが、
それは明らかには成らない。
米花町に引っ越して何かを企んでいる、しかし、
この街には彼がいる、そう「死神」こと江戸川コナンだ。

彼は犯罪が起こる場所に現れ、キック力増強シューズと
腕時計型麻酔銃で犯人を狩りまくる。
彼がいるからこそ米花町の平和が保たれているのか、
彼がいるからこそ米花町が犯罪都市になっているのか。
鶏がさきか卵がさきかな感じではあるものの、本編の主人公も当たり前のように出てくる。

ただ、この作品ではそこもいじりまくっており、
彼が犯人に向かって蹴り放つのは「サッカーボール」ではなく、
今は使われなくなった「弁当型携帯FAX 」だったりする(笑)
コナンの世界では1年も時間が流れていないが、技術だけは進歩し、
FAXが不要になったからこそ、このアイテムも不要になったのだろう(笑)

キャラクター

毛利蘭の戦闘能力も本作においてはとんでもないことになっており、
当たり前のように縦断を掴み、ナイフをぐにゃぐにゃにへし曲げてしまう。
阿笠博士は阿笠博士で本編においても色々と怪しいのに、
本作では怪しさどころかマッドサイエンティストになっている(笑)

多種多彩な本編のキャラクターが多く出てくる上に、
本編のキャラは本編のキャラでも「白馬探」や
あのキャラなど、名探偵コナンファンにとっては
たまらないキャラも出ているのは素晴らしいファンサービスだ。

名探偵コナンという作品をやや誇張し、弄り倒すだけで、
ここまでギャグになるのかと感服してしまうくらいだ。
最終的に色々と遠回りした結果、犯沢さんにとって殺したい人物がみつかる。
そう「あいつ」だ(笑)

なぜ犯沢さんがあいつを殺したいのか、その理由は明かされないものの、
1クールで彼の目的とターゲットが明らかになっており、
区切りが良いとは言い切れない部分はあるものの、
1クールすっきりと楽しめる作品だった。

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総評:日本一住みたくない街、米花町

全体的にみて「名探偵コナン」の世界観をメタ的にいじることで
ギャグアニメとして高度なものにしている作品だ(笑)
長期連載ゆえにツッコミどころが生まれてしまっている原作や、
キャラクターの設定や世界観をメタ的に突っ込むことで、
ギャグにしており、それが1話10分の中でテンポよく描かれている。

本編のキャラクターも数多く登場しているものの、
それぞれのキャラの性格や設定をやや誇張しており、
その当たりが気になる人もいるかもしれないが、
あくまで「ギャグ」として作品全体がよくまとまっている。
微妙にキャラデザの違う本編キャラがほどよい味わいを出しており、
スピンオフかつギャグだからこぞ自由にやりまくっている感じだ。

惜しむべきは主人公である犯沢さんが
なぜ「彼」を殺したいほどに組んでいるのかというのがわからず、
この出落ちに近い内容を長期にやられても
流石に秋が来そうな部分があるため、1クールで
完結してほしかったなという気持ちは生まれてしまった。

しかしながら、1クール1話10分だからこそ手軽に見れる作品だった。

個人的な感想:ゼロの日常

ゼロの日常もそうだったが、コナンのスピンオフ作品は
この作品を含めて面白い作品が多いものの、
意外と名探偵コナンのスピンオフと呼べる作品は
この2作品と、あとは警察学校編の1つくらいしかない。

もう少し色々なキャラクターによるスピンオフを
みてみたいと感じるのは「名探偵コナン」という
作品が下地にあるからこそだろうなと
ひしひしと感じてしまう作品だった。

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