ちょぼらうにょぽみ入門編、あのカオスさをもう1度。「不思議なソメラちゃん」レビュー

2016年1月27日

評価/★★★☆☆(52点)/全12話
不思議なソメラちゃん [Blu-ray]

あらすじ
野乃本ソメラは亡き父母より継承された「野乃本魔法拳」の使い手のニートの少女。今日も妹のククルや友人の天童雫らを巻き添えにし、目先の欲望を満たすためのトンデモ行動を巻き起こすのであった。

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ちょぼらうにょぽみ入門編、あのカオスさをもう1度。

本作品は「あいまいみー」の作者でもお馴染みの
ちょぼらうにょぽみの漫画作品のアニメ化。
監督はいまざきいつき、製作はセブン。
なおスタッフは「あいまいみー」と同じ。

見だして感じるのは「あ、ああ・・・」という感覚だろう(苦笑)
あいまいみーを見た方なら「ちょぼらうにょぽみ」の
思考は一体どうなってるんだと思いたくなるほどのカオスさ、
シュールさはご存知かと思うが、
この作品でも、そのシュール&カオスさは変わりがない。

むしろ、そのカオスさはパワーアップしてるんじゃないかと思うほどだ。
1話冒頭で主人公の死亡シーンで度肝を抜かれ、
毎話に流れる「絵描き歌」の意味不明さもシュールさを後押ししており、
ネタを文章で表現するのが難しいカオスさだ。

更に言えば「あいまいみー」と比べると若干作画の質が上がっており、
無駄に作画レベルの高いおでんや、逆にあえて手を抜きまくることで
面白さに変えている部分も多く、
アニメーションとしての面白さが「あいまいみー」よりも上がっている。

あいまいみーと同じスタッフが作っているからこそ
この「ちょぼらうにょぽみ」の世界観の表現を分かっており、
私個人としてはあいまいみーよりも「見やすい」作品に仕上がっている印象だ

カオスではある、シュールではある、
だが、そのネタとストーリーの意味不明さ荒唐無稽さを、
決して「勢い任せ」ではなく、あえてきちんと見せることで
よりカオス&シュールさが極まっており、面白さが極まっている。

全体的に見て「あいまいみー」が好きな方なら間違いなく楽しめる作品だ。
「ちょぼらうにょぽみ」という作者が生み出す予想外過ぎるネタの数々は
はっきり言って人を選ぶカオス&シュールなネタではあるものの、
ハマってしまうと癖になる面白さがある。

ただ、そのくせがありすぎるがゆえに「あいまいみー」は
好みが別れてしまう作品ではあるが、
「あいまいみー」に比べると、この作品はまだ抑え気味のカオスさであり、
「ちょぼらうにょぽみ」の世界観入門編としては
放送順こそ違うが、あいまいみーを見る前にこの作品を見ることをおすすめしたい。

カオスさを求めるなら「あいまいみー」にはかなわない感じはあるものの、
「あいまいみー」にはない見やすさがこの作品にはあり、
その見やすさ故に面白さが伝わりやすい。
特に中盤で現れる「百合」なキャラクターの強烈さは半端無く、
「ちょぼらうにょぽみ」の描く百合キャラを見れただけも
この作品の価値が上がるほどだ

あいまいみー1期はビール三本、
あいまいみー2期はウィスキー一気飲みしないと
爆笑しにくいネタもあったが、
不思議なソメラちゃんはグラスワインを一杯飲むと爆笑しやすい(笑)

2期があるかどうかはわからないが、
個人的にはあいまいみーよりも好きな作品だけに
2期を期待したい所だ。