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NARUTO -ナルト- SD ロック・リーの青春フルパワー忍伝

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評価/★★★★☆(61点)

ナルトSD ロック・リーの青春フルパワー忍伝 15 [DVD]

制作/studioぴえろ
監督/むらた雅彦
声優/増川洋一,遠近孝一,田村ゆかりほか

あらすじ
イカス熱血のガイ先生のもと、同じ班のテンテンやネジを振りまわしながら、 碧い野獣ロック・リーが修行に任務に大活躍!?

コロコロコミック版ナルト、ここに参上(笑)

本作品はNARUTOのスピンオフ漫画が原作。
ナルトが主人公ではなくリーが主人公であり、ギャグアニメとなっている

基本的なストーリーはギャグ。
おなじみのナルトのキャラクターたちがSD化された世界で
ロック・リーを主人公としコミカルな毎日を描く

序盤から酷い(苦笑)
頻繁に差し込まれるウンコネタやパンツずり下げ、
今時のギャグ漫画ではやらないような大げさなリアクションや下品なネタの数々、
10年くらいまえのコロコロコミックで連載されていたギャグ漫画のような
ネタをナルトのキャラクターたちがやっている(笑)

ただ、あまりにもネタが古過ぎる。
コマネチのパロディや、志村けんネタ、のりゆきから槇原を連想させるなど
このギャグが分かるのは20代後半・・・いや、へたしたら30代であり、
メインの視聴者層である子供が理解できるギャグとはいえないものが多く、
基本的に本作品のギャグのネタ元は古い。

カラスが「アホー」と無くシーンなど久しぶりすぎて逆に新しく感じる部分もあるが、
学級王ヤマザキやでんぢゃらすじーさんもびっくりな子ども向けギャグの数々は
古いと感じてしまう所も多いのだが、反面、こういったコテコテなギャグだからこそ
何も考えずに楽しめる内容になっている。
本編の「NARUTO」とは大違いの、ある意味で完成度の高いギャグアニメだ。

だが、あまりにもキャラ崩壊している部分もあり、
ロック・リーがビキニになったり、ネジが毎話のように女装したり、
大蛇丸がアロハシャツを着て英語を喋ったり(笑)
熱心なファンの方は、こんなのこのキャラじゃない!と感じる部分もあるかもしれないが
それを許容出来れば「NARUTO」を見たことがなくとも
楽しめる内容になっているのは好感が持てる。
キャラクターの初登場時には簡単な説明も入る。

しかし、話によって当たり外れが大きい。
思わず笑ってしまう話も多いのだが、何話かに1話、物凄いつまらない話もあったり
ギャグに関しても古いネタばかりの時もあれば下品なネタばかりの時もあったりと
5クールという長尺の都合上、当たり外れがあるのは仕方がないが
面白さに波があった。

全体的に見て昔なつかしのギャグアニメが復活した!という印象だ。
おはスタで5分枠のアニメをやっていた頃のように
子ども向けのギャグアニメとして完成度の高いアニメだ。

しかしながら、その反面、話によって面白さに波がある点や
キャラ崩壊の酷さがファンにとってどの程度受けいられるか、
またギャグが古過ぎてわからない時も会ったりと、
狙った視聴者層は恐らく子供なのだが、子ども向けの割りにはネタ元が古い(苦笑)
古いネタはもう少し減らして欲しかったと感じる所だ

ただ、声優さんは本編と同じで非常に豪華で
「田村ゆかり」さん演じるテンテンが突っ込みまくっているので、
王国民は閲覧必須かもしれない(笑)

諸事情で小山力也さんだけが一切喋らず(ギャラ及びスケジュールの問題?)、
その点においては残念なはずなのだが、それすらもネタにしているw
ようやく最終話で喋った時は思わず笑ってしまった。

ギャグの古さやキャラ崩壊などの問題はあるもののスピンオフのギャグアニメとしては
高い完成度を誇っているアニメだ。
ナルトを好きな方も、ナルトを知らない人も楽しめる。子供も大人も笑って見れる。
2期があれば楽しみにしたい作品の1つだ。

「」は面白い?つまらない?

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