戦勇。

評価/★★★☆☆(58点)

戦勇。 評価

全26話
監督/山本寛
声優/下野紘,中村悠一,茅野愛衣,鈴村健一,加藤英美里ほか

あらすじ
平和だった世界に突如魔物が現れ、国王はその討伐に1000年前に魔王ルキメデスを封印した勇者クレアシオンの子孫と思われる者を呼び寄せる。しかし誰が子孫かわからないため多数の者を集め、勇者の称号を与えて旅立たせた。

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勇者はツッコミを覚えた

本作品はニコニコ静画内のニコニコ漫画で連載中の漫画作品
なお監督は色々と話題の「山本寛」監督

基本的なストーリーはファンタジーコメディ。
魔王が復活した世界で1000年前に魔王を封印した勇者の子孫が魔王を倒す旅にに出た
しかし1000年も立っているせいで誰が本物の勇者の子孫かはわからない
そんな中で勇者「アルバ」は王宮戦士ロスと旅に出る
というところからストーリーが始まる

序盤は「定番RPG」ネタを活かしたコメディだ
ベタベタな魔王を倒す勇者の物語なのに勇者がイッパイ居たり、
主人公の仲間である「ロス」は主人公を攻撃してレベルアップしたりと
「定番RPG」ネタをギャグに仕上げており、その中で更に細かいネタを入れまくっている。
画面の下にRPGのようにメッセージが出るところも笑いのポイントだ

更に1話5分という短編アニメというのもよく活かしている。
テンポよくギャグとネタを繰り広げ、少しずつ本筋のストーリーを進めていく。
この内容で30分アニメになっていたらさすがに飽きただろうが、
5分という尺だからこそ面白さが圧縮しており、テンポよくストーリーが進む。

そしてキャラクター。
勇者は完璧にツッコミ役で、戦士はボケまくりだ、そしてヒロインである「魔王」は幼女と
立ち位置がしっかりしたキャラクターが5分という短い尺の中でちょこちょこと暴れまわるさまは
キャラクターデザインも手伝って可愛らしく面白い。
そんな可愛らしいキャラクターがボケまくりつつ、勇者がハイテンションに突っ込むため
激しい漫才のように毎話毎話描写している

ネタによってはくだらないものもあるのだが、5分だからこそくだらないネタも笑える(笑)
その要因は「声優」による演技力も大きく働いている。
特に主人公を演じている「下野紘」のハイテンションなつっこみは
この作品において重要な笑いを大きくしている。

更に以外にも本筋のファンタジーストーリーがしっかりしている。
平和な世界に魔物があふれた理由や、黒幕、魔族の思惑など
ファンタジーストーリーとして以外もしっかりとした内容になっており
後半になるとギャグをやらずにストーリーをきちんと進めるためのシリアスも描写し、
5分という短さ故にぶつ切り感覚でストーリーが進んでしまうものの
シリアスなストーリーが以外にも面白い。

これが30分なら伸ばしまくりの展開だったり、
気になるようなストーリーにはならなかったかもしれないが
5分という尺だからこそベタなファンタジー世界での話がテンポよく進み面白いと感じる
シリアスの中でも思い出したかのように唐突にボケるため、
前半はネタが豊富でちょこちょこ笑える感じ、後半からはネタが少ないが爆笑してしまう。

全体的に見て2クールできっちりと面白い短編アニメに仕上がっていた
5分という短い尺の中でRPGネタと小ネタを入れまくりながらストーリーを展開し、
徐々にキャラクターの魅力と本筋のストーリーを魅せていく。
そして話が進めば進むほどきっちりとファンタジーストーリーを楽しむことがでる

しかしながら残念なことに物凄い中途半端なところでストーリーが終わってしまう。
まさに俺たちの戦いはこれからだ状態で終わってしまっており、
続きが気になるところなのだが、残念なことに本作品は売れてない

せっかく面白かったのに最終話をあれだけ未完にされてしまうのは残念だ
やりようによってはもう少しすっきりとした最終話にもできたはずなのだが・・・
(ロスと魔王の空間内の描写はせずに勇者の決意だけ描写)

短編アニメ、及び未完ということであまり高い評価は出来ないが
2時間で見終われる面白い作品なので気軽に見れる作品をお探しの方にはおすすめの作品だ
これで続編が出ればもう少し高い評価も出来るのだが・・・

ただこの手の短編アニメは原作の売上が伸びれば続編の可能性も出てくるので
続編に期待したい所だ。

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