超次元ゲイム ネプテューヌ

評価/★☆☆☆☆(18点)

超次元ゲイム ネプテューヌ  評価

全12話
監督/向井 雅浩 
声優/田中理恵,今井麻美,阿澄佳奈,佐藤利奈,堀江由衣ほか

あらすじ
ここは、ゲイムギョウ界。「女神」と呼ばれる存在が国を司る、現実とは異なる世界である。  四人の女神が統治する四つの国家の名は、プラネテューヌ、ラステイション、ルウィー、リーンボックス。各国の間では、女神の力の源「シェア」をめぐる争いが、長年にわたって続けられてきた。しかし、互いの国力をいたずらに削る状況を危惧した女神たちは、シェアを武力で奪うことを禁じる「友好条約」を結ぶ。

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1クールで15人+10人のメインキャラクターは多すぎる・・・

本作品はPS3で発売された「超次元ゲイムネプテューヌ」のアニメ化。
この作品の最大の特徴はゲームメーカー・ゲームハードをモデルに擬人化であるところだろう

1話から原作ゲームをやっている前提で話が進んでしまう。
簡単な世界観の説明で「長い間エネルギー問題で争っていたが、和平を結んだ世界」
というのは分かるのだが、その後にキャラクターが無造作に出てくる。
キャラクターの名前を覚える前に場面が切り替わることも多く、
そのキャラの悩みやキャラ設定の解説が無いため、
キャラ同士の会話を見せられても感情移入していないためストーリーを楽しめない
あくまで序盤の段階では「原作ゲームでお馴染みのキャラ」の日常ストーリーでしか無い

もう少し序盤の登場キャラを減らせばだいぶ印象は違っただろう。
この世界には4カ国あり、そこにメインとなる女神がそれぞれ居てその部下や妹などが2~3人居る。
結果として序盤の段階から10人以上のキャラが入り乱れ、
「和平協定」を結んだそれぞれの国を描くため、ストーリーがあっちこっち飛び回る。
更に女神は変身してまるで別キャラのようになるため余計に混乱するうえ、
話が進めば進むほどキャラも増えていくためキャラを覚えるのが難しい

ついでにいえば中途半端はセクシー描写が微妙だ。
変身後の女神は割とセクシーな衣装になるのだが、キャラクターデザインと作画の質のせいで
あまりセクシーさは感じない。
スライムに絡みつかれるなどのお約束的なシーンも有るのだが、普通だ。
あくまでこういったファンタジーアニメの中での普通のセクシー描写で特筆する点はない。

更にくどい演出が多い。
同じようなセリフを連呼したり、しつこくエコーかけたりと
笑わせるための「くどさ」なのは分かるのだが、しつこい。
そのしつこさは同時にストーリーの冗長さを産んでしまっている。

ヒロインたちがピンチな状況で拘束された状態で力を奪われ、
死んでしまうかもしれないという緊迫した状況にもかかわらず、
3話終盤から5話終盤まで拘束されっぱなしで悠長だったりと
同じような状況をずーっと見せられる、その中で他のキャラも動いていたりするのだが
そもそもメインのキャラがようやくキャラ描写が深まってきたところで
それ以外のキャラが活躍しても、話としての盛り上がりについていけない。

根本的にキャラクターの見せ方が甘い。
序盤から大量にキャラを出したことで、大量のキャラを動かしつつストーリーを描写するため
キャラクターの魅力が分散しまくる上に話が進めば進むほどキャラクターも出て更に分散、
女神が変身することでほぼ別キャラになることで更に分散、
今まで変身していなかった妹たちも変身して更に分散と
話が進めば進むほど新しいキャラクターの容姿を覚えなければならず、
それが1話限りのキャラならまだいいが、出したら出したで出しっぱなしにしてしまうため
それぞれのキャラのセリフの量が減り、同時にキャラの魅力も失われていく。
多すぎるキャラクターを明らかに捌ききれていない。

ストーリーの内容に対してあまりにも多くのキャラが出てしまっている。
多くのキャラが出ることで画面が忙しくなっており、
ファン向けのアニメと言うことを考えれば、それぞれのキャラのファンのために
平等にキャラクターを出したいのは分かるが、同時に平等に出しているためキャラの魅力も
ストーリーの面白さも分散してしまっている。

全体的に見て1クールではなく5クールだったら違ったかもしれない。
それこそ子ども向けの朝アニメでがっつりと50話ほどの尺があれば
多すぎるキャラクターの魅力も出て、1話完結のストーリーも楽しめたかもしれない。

しかし、1クールでは収まりきれていないキャラクター数や2~3話のシリアスストーリーなど
1クールという尺には見合わないキャラ数とストーリーになってしまっていた。
せめて2クールあればもっと面白くなったかもしれない
キャラの魅力を感じる部分も多く、声優さんもベテラン揃いだけに
1クールという尺に無理矢理押し込めてしまったのは非常に残念だ

根本のストーリーや1話完結のストーリーも内容的には面白かったと思う部分はある。
1クール全体でストーリーもきちんとまとめていた感じはあるのだが、
そのまとまっている内容を多すぎるキャラクターで分割してしまったことで
面白さが素直に見ている側に伝わりきらなかった印象だ。

原作ゲームはもう少し「ゲームネタ」も多めなようなので
アニメでもその辺をもう少し盛り込んでも良かったのではと感じる
確かにゲームネタもあることはあるのだが若干分かりにくいネタが多く
思い出したかのようにゲームネタを入れてくるため、
それが笑いのためのネタなのかゲーム業界の擬人化という設定だから仕方なく入れているのか
判断しかねるネタが多かった

原作ファンならばもう少し楽しめるようなので原作ゲームをやる機会があれば
もう1度見たいと思います。

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