勢い任せにやればいいってもんじゃない「磯部磯兵衛物語」レビュー

2016年8月10日

評価★☆☆☆☆(14点)全10話
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あらすじ 江戸時代の江戸に住む青年・磯部磯兵衛は立派な武士になるべく修業中。
しかし自堕落な性格が災いして立派な武士への道のりは遠く、今日もグダグダ江戸ライフを満喫するのであった。引用 – Wikipedia


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勢い任せにやればいいってもんじゃない

原作はジャンプで連載中の漫画作品。
監督は作田ハズム、制作はリアルコーヒーエンタテインメント。
放送はCM枠で映画での幕間上映なども行われており、
1話30秒ほどでの作品だ。

見だして感じるのは独特な作画だろう(笑)
原作もそうだが「浮世絵」テイストな作画は漫画で見た以上に
「動き」のインパクトがある分、強烈だ。
カラフルな浮世絵風作画アニメという日本ならではの作品になっている。

しかし、その反面であまりにもテンポが早過ぎる。
CM枠で1話30秒だから仕方ない部分はあるものの、
かなりの早口でセリフを言うため、正直聞き取ってセリフを理解するまえに
次のセリフが言い放たれている感じが強く、
笑う前に次のシーンに場面が変わってしまう。

確かにあまり尺があってものグダグダになってしまう内容だろう。
だが、1話30秒はやはり厳しく、
せめて5分あれば笑いに繋がるかもしれないが、
30秒だと笑う前に話が終わってしまう。

原作もそうだが出落ち感じが強い作品だ。
だからこそきっちりとした尺でのアニメ化ではなく、
30秒で勢い任せのアニメ化にしたのかもしれないが、
せっかくの原作の面白さが削られすぎてしまっていた。

全体的に見て色々と残念だ。
浮世絵風作画での江戸時代ギャグという内容自体は新鮮で面白いのだが、
その面白さが1話30秒という尺では100%発揮しきれておらず、
ギャグアニメには確かに勢いは必要だが、
ちょっと勢いが強すぎた作品だ。

身もふたもない話だが、これならば原作を読んだほうが面白い。
原作の「間」やテンポなどがアニメの場合、
1話30秒でとにかく勢い任せにやってしまうため
面白さが削られてしまっているのは残念だ。

作画のクォリティが高かったのは評価できるが、
もう少しきちんとした尺でアニメ化して欲しかったところだ。

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