そふてにっ

評価/★★☆☆☆(27点)

そふてにっ 評価

全12話
監督/上坪亮樹
声優/伊藤かな恵,喜多村英梨,伊藤静, 明坂聡美,矢作紗友里ほか

あらすじ
白玉中学校女子ソフトテニス部の春風明日菜、沢夏琴音、秋山千歳、冬川来栖。彼女たちは新入部員のエリザベス・ウォーレンと平岸やよいを仲間に加え、今日も笑いを巻き起こしながら、青春をかけ全国大会を目指して練習を続けるのであった。

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DVDで本領発揮、しかし微妙なのは変わらず・・・w

原作は月刊コミックブレイドで連載中の漫画作品。
おそらく、アニメ業界初の「ソフトテニス部」を題材にしたアニメ

基本的なストーリーはソフトテニス部に所属している女子部員を中心に
ギャグをかなり混ぜつつ大会を目指すという感じ。
萌えアニメや青春アニメというよりは、どちらかといえばギャグアニメ的印象が強い

毎回ギャグアニメでは必ずレビューで書いているのだが、
ギャグに関しては人によって合う合わないがあるので、敢えて記述はしないが
どちらかといえばシュールなギャグとパロディギャグが多い。
それにくわえ、すぐに下ネタ的エロ要素が入っている。

このエロ要素に関しては微妙だ。
キャラデザ的に「エロ」を期待するようなデザインではなく、
パンチラ程度なら題材がソフトテニスということを考えても納得な範囲なのだが
すぐに裸や、下ネタギャグになるのは何とも言えない。

原作は4コマではないらしいのだが、4コマのようなギャグのやりっ放し感もあり、
amazonのサンプル画像で4コマで無いことを知ったときは正直驚いた、
てっきり4コマだと思って見ていたから、このギャグのやりっ放しも納得していたのだが
4コマでないのなら違和感を覚えてしまうストーリー構成だった。
ギャグによって滑りっぱなしになっているものもあり、特にパロディ系では顕著だった
決定なツッコミ役が居ないのでギャグに締りが無くなっている状態だ

ただ最近の部活アニメとして珍しくきっちりとソフトテニス部の活動もしている。
しかしながら、ソフトテニスのシーンでもギャグや下ねたを入れてきたりするので、
真剣に「部活もの&スポーツもの」として考えるのは難しい。
スポーツもきちんとやってはいるものの7割は下ネタとパロディとギャグだ。

練習はしているのだが、結果としてギャグになっている感じだ
試合シーンも作画の力がなく、テニスの王子様のようなものを期待してはいけない。
あくまでもギャグアニメの中でスポーツをやっている、という感じだろう
ただマイナーなスポーツである「ソフトテニス」は分かりやすく解説しており、
その解説の後にすぐにギャグになるため、解説シーン特有の坦々とした感じがなく、
ゆったりと笑いながらソフトテニスを覚えることが出来るのはこの作品最大の特徴かもしれない

しかしながら全体的に方向性が見えない。
部活をやる少女たちの日常ギャグをやるにしてはギャグアニメとしての勢いが足りず、
部活をやる少女たちのスポコンギャグをやるにしてはギャグに走りすぎていて、試合の作画も普通だ。
キャラの魅力はそれなりになっているのだが、キャラ萌えとしては微妙なところで、
本筋のストーリーもテンポが悪く、淡々としている感が強い

更にパロディギャグ、その中でもしつこいくらい「エヴァ」ネタをいれてきており
有名なセリフやシーンならまだしも、エヴァが好きじゃない覚えていないような微妙なシーンのパロディや
水曜どうでしょうのパロディなど「知っている人にしかわからない」パロディネタで
笑いに繋がっていないことが多い。

そもそも本作品は全体的に刺激に欠ける部分が多い。
ギャグも確かに「くすっくすっ」と出来るものはあったが、爆笑レベルではなく
キャラ萌えとしては確かにかわいいキャラもいるが新鮮味はない、
部活者としてはギャグが先行しすぎていて試合や練習も結局ギャグになっている

評価できるとすればセクシー要素かもしれない
再レビューにあたりDVDで見たが、DVDではTV版にあった規制がなくなりオープンなエロスになっている。
1話の段階から下着姿はもちろん、パンチラから裸までかなり大胆な表現だ。
そんな大胆な表現と同時に「ギャグ」も入っており、
TV版よりもシュールさが増しており「笑える」シーンが増えていたのは以外だった。

全体的に見てDVDで改めて見るとTV版では感じられなかった面白さが感じられる作品だった
セクシーシーンの規制が外れたことでシュールさのましたギャグ、
ソフトテニス部という新鮮さや、すぐにオヤジ的エロ妄想をする主人公のシーンなど
規制がない方がすっきりと楽しめる日常部活ギャグものになっていた。

ただ、規制がなくても「ストーリーの淡々」としているところや、
ツッコミ不在に因るボケが流れてしまうシーンなど欠点に感じる部分も非常に多い。
スポーツ物をやりたいのか、ギャグをやりたいのか、エロをやりたいのか。
3方向に探るように徐々にストーリーを進めていくため、方向性が定まっておらず
中盤以降でなければ、作品の楽しみ方がいまいちわかりかねるというところだろう。
1話の段階のシュールさはDVDで見ると余計にシュールすぎて逆に笑えてくるのだが・・・w

声優さんだけは無駄に豪華で、メインキャストにピン!ときたら
エロ要素もあるので、それなりに楽しめるだろう。
声優さんのファン向けとしては無難に仕上がっている
面白いわけじゃないが、駄作ではない。そんな作品だ

原作とアニメでは違う部分が多いらしく、アニメではパロディ要素やエロ要素を強めたようだ
そう言われると若干原作がどうなっているのは下逆なる点ではあるが・・・
購入して読むほど本作品に惹かれていないので難しいところだ

規制のあるセクシー要素、有名声優、スポーツものとして刺激は足りないが
シュールギャグ日常ものとしてはそこそこな内容だったが、
DVDの売上が1巻あたり600枚前後で放送当時は震災の影響で3話の津波シーン規制など
色々と不遇な作品だった。

もしかしたら最近流行りの「5分アニメ」や「15分アニメ」だったら
流れがちのシュールギャグがもっと笑えるものになっていたかもしれない。
この作品の内容で1話30分というのはちょっと厳しかった(苦笑)

放送終了後は私と同じようにこの作品を「面白くない」と思っていた方が多いと思うが、
機会があればぜひDVDでみていただきたい。
あの時は笑えなかったこの作品がDVDだとなぜか笑えてくる。
もちろん、名作でも佳作でもなく、微妙な作品ではあるのだが
私のようにこの作品に対する評価が変わるかもしれない。