おばけちゃん」

2016年6月29日

評価/★★★★☆(70点)

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これぞ国民的アニメ?愛され系お化け女子、おばけちゃん

本作品は日本アニメーター見本市という企画の中の1本
監督はコヤマシゲト、制作はスタジオカラー

見出して感じるのは「絵本」っぽさだろう
目を覚ました女の子が「おばけ」を被って挨拶をする
まるで「ひらがな」でセリフが吹き出して出てきそうなほど
どこかたどたどしく女の子が喋る。
そして、そんな絵本感覚からシュールギャグアニメへと変貌する

「よろしくお願いします、プ」などのパロディセリフから、
4コマ漫画のようななんともいえないシュールなネタを詰め込み、
コミカルかつ、なんとも「愛らしい」おばけちゃんの日常が描かれる
8分ほどの短編でありながら、きっちりと「間」を取ることで
「おばけちゃん」の可愛らしさや空気感を演出しており、
だらーっとした感覚がなんともいえない。

短い話の間の「アイキャッチ」のシュールさと可愛らしさも素晴らしく
アイキャッチが挟まれれば挟まれるほど、この作品にハマってしまう
絶妙な空気感とシュールさ、ネタの予測のつかなさが
この作品の魅力になっている

はっきりいって1話完結ではもったいなすぎる。
子供向けのアニメとして、がっつり毎日朝見たい。
「おはスタ」などの中のミニコーナーアニメでやっていそうな雰囲気を醸し出しつつ、
萌えではない可愛さと、ギャグアニメではない癒しの笑い、
この2つが絶妙に混ざり合うことで「おばけちゃん」という作品を作り上げており、
どこかシュールなネタの数々が妙にツボに入り笑えてしまう。

全体的に見てこの作品を「嫌い」という人は居ないはずだ。
恐らくどんな年代のどんな性別の、どんな国の人が見ても楽しめる
「娯楽」作品として素晴らしい出来栄えになっており、
強烈なネタやインパクトはないはずなのに、見た人の記憶に確実に残る
愛らしいキャラクターと癒されるストーリーとシュールなギャグ、
この3つの組み合わせが絶妙に絡み合うことで
「おばけちゃん」という素晴らしい作品を作り上げている。

ラストシーンでの唐突な雰囲気をぶち壊すシーンは
若干賛否両論かもしれないが、
エンディングで「実写」をつかった「おばけちゃん」の演出は
最初から最後までなんともいえない癒やしを与えてくれる作品だ。

惜しむべきは1話で終わってしまっていることだろう。
もっと、もっとこの作品が見たい
たった1話でこの作品を終わらせてしまうのはあまりにももったいない。

個人的にパロディセリフが物凄いツボだった。
林原めぐみさん&スタジオカラーという組み合わせだからこその
あのセリフはエヴァファンならば必見だろう。
いや、綾波レイファンならばぜひ見るべき作品だ(笑)
可能性はあまり高くないかもしれないが、
密かにTVシリーズを期待していますw