「宇宙戦艦ティラミス」レビュー

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コメディ
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評価 ★★★☆☆(59点) 全13話

あらすじ 舞台は、人間が生活圏を宇宙にまで拡大し相応の時が過ぎた未来世界。「宇宙歴0156年」、人類は「地球連邦」と「メトゥスの民」と呼称される勢力に二分し、双方が一進一退の宇宙大戦を繰り広げていた引用- Wikipedia

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こんなロボットアニメを君は見たことがあるか!?

原作はくらげバンチで連載中の漫画作品。
監督は博史池畠、制作はGONZO。
1話10分ほどの短編アニメ、なお2期も放送された。

SFロボットな世界観


引用元:引用元:©宮川サトシ 伊藤亰・新潮社/「宇宙戦艦ティラミス」製作委員会

見出して感じるのはスターウォーズのパロディだろう(笑)
作品の世界観の説明をスタウォーズのあらすじのシーンの
パロディにはなっているが読ませる気がまったくないほどに高速である。
文字が滑るとはまさにこの事を言うんじゃないかと思うほど、
超高速であらすじが流れていく。

簡単に説明すれば人類が宇宙へ進出したが、
二国間で宇宙戦争が繰り広げられており、主人公は
エースパイロットとして専用機「デュランダル」を使い、活躍している。
そんなよくある「ロボットアニメ」の世界観であり、
あらすじを読まなくても問題ない世界観なのがこの作品だ。

一言で言えば「ベタ」なSFロボットの世界。
そんな中、主人公はコックピットで手に持つのは串カツである。

串カツ


引用元:引用元:©宮川サトシ 伊藤亰・新潮社/「宇宙戦艦ティラミス」製作委員会

もはや見ていない人には何を言っているのか分からないだろう。
本来ロボットアニメの主人公が握るのはロボットの操縦機だが、
この作品の主人公はそんな操縦機を握る前に串カツを手にしている。
そう、この作品はギャグアメだ(笑)

だからこそ、冒頭に流れるスターウォーズ風のあらすじも
高速で流れて読めなくても全く関係ない。
細かい設定や世界観もあるようだが、そんなことは関係ない。
この作品はいわゆる「硬派なロボットアニメ」の世界観で
あえてギャグアニメとして作られている作品だ。

年上だらけの中で主人公は先輩パイロットと馴染めず、
便所飯ならず「コックピット飯」を取る。
だが、便所ならともかくコックピット内は無重力である(笑)
衣やキャベツ、ソースがコックピットに散乱し、
そんな中で彼は出撃する。

キャベツの千切りまみれになりながらも
彼はエース・パイロットしての勤めを果たす。

ありそうなSFロボットハプニング


引用元:引用元:©宮川サトシ 伊藤亰・新潮社/「宇宙戦艦ティラミス」製作委員会

戦闘中なのにTシャツの後ろ前が逆になってる事が気になってしまったり、
戦場で犬を拾ってしまったり、コックピットにエロDVD隠してたり、
新機体を与えられたけど操縦方法が複雑すぎてわからなかったり、
ハプニングや出来事が「ありそう」な感じのギリギリのラインであり、
それをうまくギャグに昇華しており、荒唐無稽な部分が少ない。

いわゆるロボットアニメあるある的な部分を
この作品らしい「アレンジ」を施し、ギャグにしている場合が多い。
コックピットで全裸になりながら敵機を
「落ちろ落ちろ落ちろ!」と連呼しながら倒しまくる主人公など
前代未聞だ。

宇宙戦艦ヤマトの艦長のような艦長に
「拾ってきたチワワを元に戻してこい!」などと命令されてしまう
ロボットアニメの主人公などおそらく今後現れないだろう(笑)

ナイーブで思春期な19歳のロボットアニメの主人公。
設定だけ言えばありがちなSFロボットアニメの主人公ではあるが、
そのありがちな設定を非常にうまくギャグに仕上げている。

ニュータイプ


引用元:引用元:©宮川サトシ 伊藤亰・新潮社/「宇宙戦艦ティラミス」製作委員会

ガンダムにおける「ニュータイプ」的な感覚に
この作品の主人公も当然のように目覚める。
目覚めた主人公が会話をするのは自らの陰毛だ。
もはや文章にしている私がバカバカしくなってくる説明ではあるが、
本当にそうだから仕方がない。

陰毛が敵を察知したシーンはこの作品の最大の笑いどころかもしれない。
陰毛と心を通じ、10年来の友のように感じる。
貴重なニュータイプ能力を彼は陰毛との会話に使う。
物語の後半になると陰毛の「妻」の陰毛も登場する。
意味不明だ(笑)

ちなみに二人、いや2本の陰毛のCVは中田譲治、能登麻美子である。
反則と言える配役がより作品の面白さを際立たせている。

ストーリー


引用元:引用元:©宮川サトシ 伊藤亰・新潮社/「宇宙戦艦ティラミス」製作委員会

この作品の「バカバカしさ」は素晴らしく
絶妙なセンスでロボットアニメの世界観で全開のギャグをやっている。
ただ、ピーキーなギャグセンスであるがゆえに当たり外れがでかい。

序盤の段階である程度、考えたネタを出し尽くした感もあり、
中盤あたりから当たり外れが顕著になってきている。
面白いのだが序盤ほどのインパクトがないネタが多く、
その分、SFロボットストーリーを挟むことでマンネリしないようにしている。

意外というべきか、SFストーリーはしっかりしている。
いわゆる「あるある」なストーリーではあるものの、
例えば死んだはずの兄が敵として主人公の前に現れたり、
「主人公のコピー体」が現れたりと、描き方によっては
シリアスな展開になりかねない要素もでてくる。

ギャグアニメなのにストーリーも気になってくる所で1期が終わる。
「大気圏突入」という見せ場ですら、この作品はきちんとギャグにしており、
地球に降り立った彼が今後どうなるのか気になるところだ。

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総評:前代未聞のロボットアニメ


引用元:引用元:©宮川サトシ 伊藤亰・新潮社/「宇宙戦艦ティラミス」製作委員会

全体的に見て、やや出落ち感のある作品ではあるものの、
SFロボットアニメの世界観の中で繰り広げられるギャグアニメは、
強烈なインパクトと独特の面白さがあり、ネタの当たり外れは大きいものの、
クスクスと笑えるギャグアニメになっており、
マンネリしないようにSFストーリーも見せてくれる作品だ。

ただギャグであるがゆえのネタの当たり外れの大きさは残念な所だ。
1話10分ではなく1話5分ならば
この当たり外れも気にならなかったかもしれない。
やや1話10分という尺を使い余してる話もあり、
もう少しテンポを上げて詰め込んでも良かったのでは?と感じる部分もある。

ネタ的にシモネタも多く、特に陰毛ネタや汚い感じのネタも多い。
そういったギャグが嫌いな方も居るだろう。
ギャグという性質上の好みの分かれる部分があるのは仕方ないところだが、
その傾向の強い作品だ。

GONZO制作というかいもあって意外と戦闘シーンも動いているのが
逆に笑いを誘われるポイントにもなっており、
硬派なはずのSFロボットアニメの裏で繰り広げられるギャグの数々を
ぜひ味わっていただきたい。

個人的な感想:反則的なCV


引用元:引用元:©宮川サトシ 伊藤亰・新潮社/「宇宙戦艦ティラミス」製作委員会

個人的には予想以上に面白かった作品だ。
ネタの当たり外れはあるものの、石川界人さんのハイテンションな演技や、
中田譲治さん&能登麻美子さん演じる「陰毛夫婦」のインパクトなど、
ツボに入る回も多かった。
2期も見る予定だが、おそらく大きく評価は変わらないだろう。

余談だが「陰毛」を演じている中田譲治さんと能登麻美子さんを見れるのは、
おそらくこの作品だけだろう(笑)
そういった意味でもぜひ、見ていただきたい作品だ。

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