よんでますよ、アザゼルさん。

評価/★★★★☆(74点)

よんでますよ、アザゼルさん。 評価

全13話
監督/水島努
声優/小野坂昌也,神谷浩史,佐藤利奈,浪川大輔,白石涼子ほか

あらすじ
芥辺探偵事務所で働く女子大生・佐隈りん子。 彼女は雇い主である芥辺に素質を見出され、助手として依頼をこなしていくうちに、「悪魔探偵」という芥辺の裏の顔を知ることになる。

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カレーを食べながらは絶対に見るな

原作は漫画な本作品。
掲載雑誌はモーニングという結構渋めな雑誌、
他に掲載されているのはミスター味っ子やもやしもんなどだが
こんな感じの作品が連載されてるのは初めて知った。
1話は15分で、同じ30分枠内で「変ゼミ」も放送されていた。

基本的なストーリーはギャグ。
探偵である主人公と事務員のヒロイン、しかし探偵は実は悪魔を召喚できる悪魔使い、
この設定だけ書くと「魔探偵ロキ」や「脳噛ネウロ」などの作品を連想しがちだが
今作品はその設定を基盤としギャグアニメとして使っているのが実に面白い。

第一話の段階から笑わせてくれる(笑)
召喚された悪魔は「アザセル」という名前なのだが、もう何とも言えないキャラデザで
召喚の生贄として用意された品物は「豚足」、しかも「アザセル」さんはミスりまくり、
浮気相手を別れさせるという依頼に対し、
「奥さんを生臭くさせる」「奥さんを爆乳化」「最終的には旦那さんED」と
ハイテンションにストーリーを展開させる(笑)

2話以降も色々な悪魔が出てくる、これがまた・・・w
強制的に生物に脱糞を促すベルゼブブ、しかも、それを食う(苦笑)
下ねたかつ、スカトロかつ、グロいギャグをどんどんとハイテンションに盛り込んでくる
ストーリーの内容は面白いのだが、人を選ぶのは間違いないw

ただ、このハイテンションさと15分という短さが非常にマッチしており、
全話にいたって一切だらけないストーリーはギャグアニメとして非常に優秀かつ見やすい
ギャグの内容は確かにグロエロは多いのだが、変ゼミのようにドン引きするレベルではなく
あくまでもギャグの領域を切り出ていないのは非常に好感が持てた

ただこれだけ下ネタやスカトロネタを扱っているのに
ギリギリ不快感を感じないところのボーダーラインを見極めているのは凄い。
特にコスプレ会場でのカレーの話など本当に・・・本当にギリギリだろう。
あと一歩踏み出せば不快感を感じてしまうところを、踏みとどまり
ボーダーラインぎりぎりのところで勝負している感じがある。

このボーダーラインは「キャラデザ」も大きく起因している。
主に出てくるアザゼルさんやベルゼブブなどの悪魔は可愛らしく描かれており、
この可愛さが下ねたやスカトロネタをギリギリのところに押さえ込んでいる。
モザイクもかなりのシーンで多様されており、
モザイクがなければ相当グロいシーンもあるが、モザイクのおかげで笑いになっている(笑)

しかしながら後半以降はストーリー的にパワー不足を感じた。
確かに面白くはあるし笑えもするのだが、強引に展開を進めていたり
キャラの個性が強すぎてストーリーの面白みが素直に感じられにくくなっていたりと
キャラの「クセ」がかなりくどくなっている。
ゆえに一話15分以上は無理だ(苦笑)
特にベルゼブブの「スカトロ」ネタは15分だからこそできるネタだろう

作画の方もレベルが高く、悪魔のキャラクターデザインは可愛らしく
ギャグシーンではきちんと迫力が出るようにしており、
15分のアニメなのに手抜きを感じさせないレベルで完成されている。

また声優陣も非常に豪華だ。
冷静に悪魔たちのボケをツッコむ浪川大輔や佐藤利奈、
スカトロネタや下ネタボケを全開でやる小野坂昌也、神谷浩史など
素晴らしい配役とキャラを全開に生かした演技は面白さに拍車をかけていた
全体的に完成度の高いギャグアニメだ。
一話を見て面白いと感じたならば最後まで一気に見れる魅力とテンポがあり、
思わず「2期を期待したい」作品に仕上がっているのは
スタッフの優秀さと原作の面白さを感じた。

個人的には後半から若干ダレを感じたが、是非原作を読んでみたい魅力があった。
売上も悪くないようですし、ぜひ2期を制作してほしい作品の1つです。
今度は30分枠でやってみるのもある意味見てみたいが、
スカトロネタを考えると15分枠が限界・・・かもしれない(笑)