無表情で見てしまうギャグアニメほど悲しいものはない「超・少年探偵団NEO」レビュー

2017年8月18日

評価☆☆☆☆☆(8点)全13話

あらすじ 怪人二十面相と明智探偵との戦いは、まだ続いていた。7代にもわたって続いていた。
引用 – Wikipedia


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無表情で見てしまうギャグアニメほど悲しいものはない

本作品は江戸川乱歩の小説「少年探偵団」を原案とするアニメオリジナル作品。
監督は大宮一仁、制作はディー・エル・イー。

見出して感じるのはビビットなカラーだろう。
明智小五郎の髪の色がピンク、小林少年は派手な緑、ヒロインは黄色と
日本のアニメというよりうはアメリカのアニメのようなカラーリングだ。
放送自体は21:55~22:00で放映された作品では有るが、
どちらかと言うと内容は子供向けだ。

2017年を舞台に少年探偵団&明智小五郎と怪人二十面相の戦いを
コメディタッチで描いており、良くも悪くもそれ以上でもそれ以下でもない。
ギャグは勢いで誤魔化している部分が大きく、
子供が見ればくだらないネタを勢いで笑うこともできると思うが、
大人が見ると淡々と見てしまう感じが強い。

キャラクターたちがリアルタッチな原作小説の挿絵のような古い絵柄になる
シーンなどもあるのだが、コレが特に面白くないのに多用される。
もちろん笑える人もいるのだろうが制作のギャグセンスがややズレており、
子供向けとして制作しているならば分からなくもないのだが、
21:55分に放映されるアニメとしてはギャグの内容が浅く、
演出もよくわからない部分が大きい。

ちょっと狙っている視聴者層がよくわからない作品だ。
内容的には子供向けなのだが放送時間的にそれは難しく、
3話では内輪ネタやメタ的ネタも多く、
スポンサーネタなど鷹の爪のDLEらしい内容では有るのだが、
子供向けとは言い難い内容だろう。

木村良平、細谷佳正、江口拓也などがメインキャラを演じていることを考えると
女性向けアニメと言えなくもないのだが、
ビビットな髪色とアメリカンな感じのキャラデザはあまり受け入れられなさそうだ。
相乗力豊かなBL好きな女子ならば問題ないかもしれないが(苦笑)

男性向けとは考えにくく、花澤香菜や上坂すみれなども出ているが、
いわゆる「萌え」要素は皆無であり、男性向けとは言い難い。
結局、どの年齢層を意識したのか、どの性別を意識して作ったのかがわからず、
視聴者層がブレてしまっており、内容の振れ幅も大きい。

全体的に見て駄作だ。
ギャグセンスが基本的にズレており、子供向けなのか大人向けかもわからない。
癖のあるキャラきたーデザインと色はあまりキャラクターに愛着がわかず、
特に面白くもないのに同じような演出をしつこく繰り返したりと芸がない。

ストーリー的には原作をモチーフにしたような内容もあり、
そういった意味では原作を読んでいれば面白く感じられるポイントも有り、
各話の内容が終盤でつながるような伏線になっているというトリックが有るのだが、
その終盤に行く前に見るのをやめてしまう人も多いだろう。

せっかくのストーリーの仕掛けが種明かしする所まで視聴者がついてこず、
制作側の自己満足で終わってしまっているうえに、
終盤のあの展開は唐突な感じが非常に強く、
1話2分を毎週見る普通の視聴スタイルの場合は面白さが伝わりきらない。
一気に1話から最終話まで見れば伝わるが、普通はしないだろう。

制作側のやりたい事描きたいことをまとめきれておらず、
毎週1話3分で全13話というストーリー構成をうまく使いこなせていない。
制作側がやりたい事に制作側の実力が伴っていないといえば
分かりやすいかもしれない。