コメディ

「おとなの防具屋さん」レビュー

3.0
コメディ
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評価 ★★★☆☆(49点) 全12話

あらすじ 出稼ぎのために故郷から町に来た求職中の青年・カウツが、店員募集の張り紙が張られた防具屋をのぞき込むと、そこには何やら怪しげな行いをしている男女2人・ナーデンとリリエッタがいた引用- Wikipedia

目指すはポプテピピック?

原作はGANMAで連載中の漫画作品。
監督は山元隼一、制作はIMAGICA Lab..
1話5分ほどの短編アニメだ。

このOPは反則


引用元:©斐宮ふみ/COMICSMART INC.

通常、オープニング曲というのは曲だ。
しかし、この作品の場合はレトロなRPG風のBGMが流れる中で、
東山奈央さんの声でテロップが出るたびに

「原作!」「タイトルどーん!」「シリーズ構成!」

と叫ぶだけだ(笑)
東山奈央さんの可愛らしい声を活かしまくったOPであり、
東山奈央さんの声だからこそ許されるOPだ。
ちなみに毎回、OPを読み上げる声優さんは違い、
東山奈央、石井マーク、 櫻井孝宏etc…と
メインキャラの声優が毎回担当している。

冒頭から「ドット絵」で話の導入が描かれる。
モンスターに襲われてるところを女の子に救われ落とし物を届けると
そこは「おとなの防具屋」さんだったというところから物語が始まる。

おとなの装備


引用元:©斐宮ふみ/COMICSMART INC.

この作品はタイトルから想像できる通りの内容だ。
ビキニアーマーや、バニー、RPGやファンタジーの世界で明らかに
「防御力よりもセクシーさ」を取った防具が存在する。
この作品の舞台でもある「おとなの防具屋さん」は
そんなセクシーな装備限定のお店だ(笑)

エロ装備に情熱を燃やす店主、おっとりとしたヒロイン店員、
財政危機に陥っている店を心配して手伝う主人公。
そんな少ないキャラクターでボケとツッコミの役割を与え、
「おとなの防具」をテーマにファンタジー世界の防具屋での日常を
描いている作品だ。

この世界における大人の装備は「何らかの強い魔力」を秘めており、
その防具の特殊効果で1話1話の話を作り上げている。
素早さが上がる装備だったり、魅了効果のある装備だったり、
1話1話起承転結のすっきりとしたギャグを繰り広げている。

ネタ的に出落ち感のある話になってもおかしくないのだが、
色々なエロ装備や1話5分だからこそのストーリー構成だからこそ、
出落ち感を感じさせず飽きさせない。

演出による遊び


引用元:©斐宮ふみ/COMICSMART INC.

この作品は演出で遊んでいる。
OPが歌じゃないというう部分もそうだが、
文字演出や「部分的な実写化」演出などかなり大胆な演出をしている。
RPG的な演出も多く、それが制作側の自己満足で
終わらずにきちんと話の中の面白さにつながっている。

特に6話などただ主人公が女性キャラの胸を見て鼻血を出して気を失うという
ありきたりかつベタなシーンだ。
しかし、この作品はそんなベタなシーンを何度もしつこく繰り返すことで、
ギャグにしている。

1クール1話5分のアニメなのに後半になると「お約束」まできちんと出来ており、
演出とストーリー構成が非常にうまい作品だ。
おそらく予算の少なさをごまかすための実写演出もあると思うものんお、
誤魔化している感じよりも演出の面白さのほうが際立っており、
動きの少ない作品だからこそ演出で遊ぶことで飽きさせない。

魔王


引用元:©斐宮ふみ/COMICSMART INC.

終盤になるとファンタジーの世界ではありがちな魔王が出てくる。
店主の過去と彼が大人の防具屋さんを開いたきっかけを描きつつ、
終盤には魔王を絡めることで1クールで話をきちんとまとめている。

基本はギャグであり、遊びまくった演出が多いのだが、
1クールの中できちんと「ストーリー」があり、
見終わった後に1つの作品を見終わったという満足感がある。

2期があれば見たいと感じさせる余韻もあり、
1クールの中できちんとまとめ上げた作品だった。

総評:短編アニメの面白さ


引用元:©斐宮ふみ/COMICSMART INC.

全体的に見てかなり完成度の高い作品だ。
「おとなの防具屋さん」という下手したら出落ちに近いネタを、
きちんと1話1話しっかりと作り上げ、その中で演出で遊びまくることで、
絵的に飽きさせず、1話1話がしっかりと面白いものを作り上げている。

そんなお遊びに近い演出の数々かレア終盤では
きちんとストーリーもまとめており、素直に面白かったと言える作品だ。

ただ、欠点を言うならややしつこい演出だろう(笑)
実写やドット絵、同じシーンを繰り返すなど
終盤になるとややパターン化してしまうい部分も多く、
止め絵をうまく演出でごまかしてはいるものの、
ヤハリ全体的な低予算感は否めない。

またタイトルから想像できる通りの内容なのだがセクシー要素は控えめだ。
露出の多い格好やおっぱいなどは出てくるが、そこ止まりであり、
あくまでも基本的にはギャグアニメと思ってみるべきだろう。
セクシー要素を期待してはいけない。

そういった欠点はあるものの、その欠点をうまくいかし、
1話5分の中での起承転結、遊んだ演出、
きちんとまとめるストーリー構成、ギャグ自体の好みは
あるかもしれないが、短編アニメと思って見ていない人に
はぜひ1話だけでも見てほしい作品だ。

個人的な感想:ダークホース


引用元:©斐宮ふみ/COMICSMART INC.

事前情報やwikipediaもまともに見ない状態で見始めたのだが、
驚くほどに面白かった。

監督をされていた山元隼一さんはあまり知らなかったのだが
ポプテピピック内の「星色ガールドロップ 予告コーナー」の監督だったようだ(笑)
それを知ってしまうと妙に納得できる部分もあり、
あの予告コーナーを楽しんだ人にはおすすめの作品かもしれない。

2018年秋アニメは話題作が多いため、
この作品がやや埋もれてしまったのが残念でならない。
2期がもしあるならば期待したい作品だ。

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